【参院選候補・安冨歩氏の見解】LGBT・性同一性障害について、差別とは何かについて
山本太郎率いる「れいわ新選組」から参院選候補として出馬した、東大教授であり「女性装」で知られる安冨歩氏(56)馬を連れての街頭演説やLGBT(性的少数者)への独自の見解がSNSを通じて賛否両論を巻き起こしています。
安冨歩氏の演説を文字起こししました。
https://twitter.com/hyoupaku0909/status/1148937881710280704
こちらに挙げられている動画の、40:15頃から
相方:LGBTの事に関して、ここの所、昨日今日あたりツイッターですごい叩かれてたけど…あれ何の話してたのですか?
安冨氏:意味分かんないですよね。あのぅ、私以前からずっとそうですけど「性同一性障害なんてない」と主張してます。なぜかっていうと、その「LGBTもない」と言ってます。何でないと言ってるかっていうと、そういうことを口実に差別する人がいるだけなんです。うん。
相方:差別したい気持ちが先にあって…理由を見つけて…
安冨氏:口実が…「お前男のくせに男好きなのは変態だー」とか、「男のくせに女の恰好するヤツは変態だ」とか言って差別したい…ねっ・・・差別はしたいですよ誰でもいいから。たまたま・・・
相方:・・・しても大丈夫そうな?
安冨氏:ホモとか、女装癖とか…そういう口実で差別したい奴がいるだけであって、私がトランスジェンダーだから差別されるんじゃないってこと。っていうのが私の考えです。それは、初めてスカートはいて電車に乗った時に、物凄い白い眼を向けられて凄いショック受けたのですけど…白いんです。目って白いんです(笑)
相方:「何こいつー」みたいな…
安冨氏:何か目が止まってて…見られてる私を人間でないものを見ているように見てるんです。でもそれ以上に見ているヤツが人間じゃなくなります。「異様な生き物」に変わります。それを見て・・・凄い驚いてショックを受けて・・・日本社会ってこんな恐ろしい国、前から知ってたけど・・・不気味な暴力…白い眼を受けて・・・これが暴力ってヤツなんだ・・・
相方:そういう目を平気で向けられるってこと自体が…
安冨氏:そうそう。その時にすべての人がやるんじゃなくて、何割かの人は喜んだりする。「イエイ!」「いいね!」みたいな…大抵の人は、まあどうでもいいや、あるいは知らん顔、ちょっとビックリしたとか・・・何にも反応ない人が大半です。特に東京は何にも反応ない人が多いから、どこまでが本当に何にもないのか分からないですけど・・・
相方:東京の場合、本当に人を見てないような感じがある気がします。
安冨氏:今見ても素通りだもん(笑)東京の人はねー(笑)何も見ませんでしたみたいな、、、怖いよ(笑)何にも見てないしねぇ。めっちゃ怖いですけどー(笑)大阪の場合は露骨に白い眼を向ける人と、露骨に喜んじゃう人と、どっちでもない人がいて・・・少数派なんですよ、白い目向ける人は。だから白い眼を向ける人が原因。「私が原因で何か発生してる」んだったら全員やるじゃん。人によって違うんです。喜んじゃう人もいる。
相方:・・・ってことは、目を向ける方の問題であって・・・
安冨氏:そうそうそう。だから白い眼を向けるヤツは白い眼を向けたいから向けてるに過ぎない。「お前が変態だ」って結論に到達したので、それから私は白い眼を恐れなくなった。ついでに言うと、最初は、私も身体改変、ホルモン打ったり手術した方がスッキリするかなぁと大分考えました。大分考えたんだけど・・・その問題に…白い眼の問題に気づいた時に「あっ原因は私ではなくて、こいつらが変態なんだ」と分かったので、「お前ら手術しろ!」「ロボットにしてやるぞコラーッ!」みたいに思うようになったので、何で私が手術しないといけないんだよっバカッ!
相方:もう完全に女性にしか見えないっていう風にすれば、それがなくなるかっていうと、そういう話じゃないってことですね?
安冨氏:そういう白い眼を向けるヤツの頭に注射打ったり、脳みそくりぬいたりしてやればいいのであって、何で私が注射打ったり手術しなきゃいけないんだ!おかしいだろうって(笑)思ったので…あの、おかしいですよねぇ…
相方:でもあれですね、あらゆる差別はつまりそういうことですよね。
安冨氏:そういうことですよ
相方:そうすると、まあLGBT以外にも色んな障害があったりとか、色んな理由で結構往々にして、「私がこんなばっかりに」っていうやつ…だから「私差別されないように頑張らなきゃ」ってなりがちじゃないですか。
安冨氏:その時にどうするかっていうと、彼らの口実に応じて自分たちをカテゴライズするんですよ。
相方:ああはい。当事者が…
安冨氏:ゲイとかレズとかビアンとかトランスジェンダーとか、性同一性障害とかいって・・・口実に応じて自分たちをカテゴライズしちゃってる。「性的少数者」っていうまずカテゴリー。誰が性的少数者ですか?白い眼を向けられる人。「性的原因で白い眼を向けられる人」が性的少数者です…と定義すると…
相方:・・・自分がそう定義しちゃう訳ですよね。
安冨氏:そうです。それで、男のくせに男が好きなヤツとか、女のくせに女が…とカテゴライズ・・・どんどん細かくなる訳です。
相方:大分色々ありますよね。
安冨氏:それであの…それでつまり何が起きるかっていうと、暴力。自分たちを差別する人たちと、口実に応じて自分たちをカテゴライズしてしまうと、暴力を、外的暴力を内在化しちゃうと私は考えているのです。つまり、暴力性を自分の中に招き入れてしまうんです。で、何が起きるかっていうと、その、例えば…だから私に対して向けられてる「お前なんかただの女装だ」ってことを、性同一性障害の人が言う訳です。差別する訳です、無茶苦茶。
相方:LGBTの当事者の人から結構叩かれてますよね?
安冨氏:そうそうそう。彼らは自分たちが差別される口実に応じて自分たちをアイデンティファイしているので、その作動によって彼らの暴力性を自分たちの中に引きこんでしまっている、と私は思っているのです。
相方:うーん、恐ろしいなぁ。
安冨氏:だから私に対して物凄く差別的言動をするんです。
相方:あー、差別する側に回ってしまうみたいなことになるんですか。
安冨氏:そうです。非常に小さいサークルの中で差別をやり始めるのです。それでその、例えばトランスみたいな業界でいうと、一番偉いのは完全に移行しちゃう人。
相方:ああ、そんな序列があるんですか。
安冨氏:あるの。手術しようと思って頑張ってる人がその次で、ホルモン打ってる人、私みたいなノンホル・ノンオペのヤツとか単なる女装癖とか・・・士農工商みたいな感じ。だから私に上から目線で攻撃してくる。それで、「お前なんかトランスじゃねえ、ただの女装だ」って言って、さらにランクを下に下げようとするんです…「お前なんて農民じゃない、非人だー」って言って攻撃してくる。
相方:それ考えると差別って本当恐ろしいですね。伝染っていうか・・・そうなっちゃうよね。連鎖する訳ですよね。
安冨氏:それでその、私に対して噛みついてくる人たち・・・本当にもうバンバン自殺するんですよ。性同一性障害ってガチで苦しんでる人たち・・・自分の体が、耐えられなくって本当に死にそうで・・・ホルモン打ってもらって一日も早く手術して欲しいけどなかなかお金が貯まらなくて・・・みたいなことになってる訳です。それは、内在的にそうなっていると一般に考えられているし、いわゆる専門医っていうのは手術したいからね・・・当人たちもそう言ってるし、現に物凄い切羽詰まった・・・実際、滅茶苦茶自殺するんですよ、性的少数者の人たちって。内在的苦悩によって自殺するって思われてるけど、私違うと思って・・・外在的暴力を、カテゴリーを設けることによって内在化してしまっている。その暴力性によって、自分が苦しくて死んじゃってるんじゃないかって考えてます。証拠はどこにもないですけどね・・・でも私自身、唯一私の証拠、私自身の中にあった自分自身に対する嫌悪衝動みたいなものが、外部の視線の内在化だって気づいたので消えたんで・・・それはそうじゃないかって風に考えてます。で、現にどうしても体作り変えたい人、いいのよ勝手にやれば・・・整形手術と一緒ですから。二重まぶたにするのもチンチン切るのも一緒だ。とやかくいうことではない。勝手にしたらいいじゃん、何で精神科とかそういうやつがOK出したりする? 「お前何の権利があるのよ」って思う訳です。だから私は身体改変なんて自由にやればいいと思うし、でもその時よく考えてやんなよって。よく考えようね。相談に乗る人が必要です。だけどじゃあ、あなたは性同一性障害だから切っていいです、と判定する医者がいるんです。
相方:何か、判定の何かがあるんでしょうけどね(笑)
安冨氏:どこにあるのキミ、ないから(笑)相談に乗る人は要るけど、そんなの、単に普通の手術です。やりたきゃやればいいし、やりたくなきゃやらなければいい。でもね、やりたい理由が、例えば・・・「女性だと全ての人に思われたい」・・・理由は「白い眼を少しでも向けられたら凹むからだ」って可能性があるじゃないですか。だからまず白い眼を、そういう人に向けるってことが起きないように、まず一回したい訳です。その状態でどの位の人が性同一性障害だと自分自身を認識し、そして身体改変を望むかって考えると、私は物凄く減るんじゃないかと思ってます。私自身がそうだったから。最初は身体改変したかった。大きな理由は女子トイレに大手を振って入りたい、女子風呂に入りたい…だって男風呂入るのやでしょ。男子トイレ入れないから…って理由なんですけど。でもね法律上、戸籍の性別が違ったら入れない訳です。だからそうすると、それをするために今の日本の法律では性器の形状を何とか何とかに…異なる性別のそれに類似させること、っていう変態的規定があるので…
相方:そこまでやればOKが出るっていう…
安冨氏:生殖能力を失うことっていう…未成年の子供がいないことっていう条件があります。それから性器の形状が異なる性の性器に似ていることという変態的条件があります。コレ…とんでもない条件を満たせば変えられるんです。ふざけんなお前!って(笑)知らねえよ、みたいな…どうしてそんな変態的法律作れんのって思うけど…とんでもない暴力ですよ。
相方:オッサンが作ったっぽいなぁ
安冨氏:理由はだから、異なる性の性器付けてお風呂に入って混乱するという…「入んないから」みたいな…「しないから、そんなこと」…お前らにとやかく心配されなくていいよ(笑)…ということなんです。で、今日議論してたんだけど、その条件を守りたい訳です…一刻も早く手術して欲しい人。どうしてかっていうと保険適用して欲しいんです。お金がないから。保険適用してもらうためには、病気だって認めて欲しい。そうしないと女性になれないから…発狂して死ぬっていう…病気だって認定してもらって、保険適用やって欲しい訳ですよ。それで私みたいに「自由にやりゃいいじゃん、そんな別に手術しなくても性別改変したらいいじゃん」って言ったりすると、気が狂いそうになって噛みついてくるんです。
相方:・・・そういうことに頑張ってる最中だったりすると・・・
安冨氏:切羽詰まって、手術か自殺かみたいな・・・専門医の医師たちが唯一神父様みたいに見えてるんですね。そういう話です。今やってるのは・・・
相方:それで…何を突っ込まれてる?
安冨氏:私はだからまず、自殺衝動を抱えて苦しんでる人たちを助けないといけない。彼らは手術してくれれば助かると思ってるけど、そういう問題じゃないんじゃないかって。
相方:LGBTに限らずそれが認識出来れば、かなり・・・
安冨氏:学歴差別も一緒です。
相方:学歴もコンプレックス持ってる人多いですからねえ。
安冨氏:多いですよ。だから学歴でね、東大とか入らなかったからバカだとか思い込まされてる…違うから。関係ないから。背の順で比べるのと一緒だからね。「身長低いから私バカなんです」…頭おかしいだろっていう位の話ですよ。偏差値なんて…だけど多くの人は学歴コンプレックスを抱え込んで、東大に入れれば私はそれから救われると思っている。一生懸命勉強して…この塾の先生は…家庭教師の先生は…私を救って下さるんです…みたいになってて。金取られてるだけやから、みたいな…(笑)基本同じかなと思ってるんです。差別があるから巨額のお金が動くんです。性同一性障害を巡って動いてるお金ってほんの僅かです。当然専門医の人たちも金儲けのためって、とんでもないこと言わないでくれ…その通りと思いますよ。だけどお金は貰ってるんです。それは別に実費でやってあげてる訳じゃなくて、自分の生活費入ってて…その自分の生活費ってお医者さんに相応しい生活費。それ金のためって言いませんか?みたいな…って話ですから、それに比べれば、学歴差別で動いてるお金の大きさって、そりゃあもう凄いですよ。
相方:色んなコンプレックス産業ってありますよね。
安冨氏:ありとあらゆるものがそうです。化粧品もそうだし、エステもそうだし…女性は狙われやすいですよ。だから訳の分かんない資◯堂の変な顔のお姉ちゃんのポスターが貼ってあって、「お前こんなんじゃないから美人じゃない」みたいな…いやいやいや、こいつキモいだろ、みたいな…
相方:峰不二子みたいな…
安冨氏:そうなるように一生懸命やって、益々不細工になって。「あーもっといいの買わなきゃ」って言ってどんどん金つぎ込む・吸い込むシステムになってますからね。
相方:ファッション系モデルの人って、「こんな人はおらん」みたいな人いますよね。
安冨氏:いやいやいや、何やコレ、みたいなー。人間の美しさっていうのは、その人自身が美しいからね。だから私、猫とか犬とか、みんなかわいいですよ。なんで人間だけ不細工なの?中国の(…聞き取れず…)高原っていう所にね、前のパートナー◯◯さんに連れていかれて一緒に行ってみたら、とにかく子どもたちが全員かわいいんです。まるで猫や犬のようにかわいいんです。
相方:日本の子どもは「ちびまるこちゃん」のキャラみたいにちょっとかわいいとは言えないやつが混じってますね(笑)
安冨氏:ひきょうものー、みたいな(笑)
相方:確かに東南アジアとか行くとああいう子はいないですね(笑)・・・目が綺麗でね。
安冨氏:…いないいない(笑)・・・めっちゃかわいいんだって思って…すごいビックリして・・・で、北京行ったらもうキモいんですよ。声が違う。すごい作り物のテレビの声出すんですよ。
相方:子供を守って・・・子どもをもっと猫や犬のようにねぇ…玉のようにかわいい感じにね・・・・それは大人も幸せになりますね。
安冨氏:…大人もかわいい。それぞれみんな変なやつなんだけど、それぞれにどうしようもないんだけど、かわいい。こういう人がおじいちゃん、おばあちゃんになると、本当にかわいいおじいちゃんおばあちゃんになるんです。そうしたら、「クソじじいクソばばあ死ね」みたいな気持ちにならない訳ですよ。
相方:あれ、ちょっと待って…それは「クソじじい」「クソばばあ」とか言う人の問題なんじゃないですか?(笑)
安冨氏:いや、でもそれが原因であると思う。違うもんやっぱり・・・実際に酷いことしてくるから、クソじじい、クソばばあ・・・臭いし、みたいな・・・(笑)
相方:それほとんど差別、みたいな(笑)
安冨氏:だから…あのねぇ(ヤスオカムラ?)で講演した時に、長野…11月位。おじいちゃん、おばあちゃんが200人くらい聴きに来てくれて・・・暖房が入ってる部屋で2時間も3時間もしゃべって・・・終わってから、「何か臭くなかったよね」って話をして・・・
相方:あーはい。
安冨氏:加齢臭を感じなかったね。
相方:あーそれくらい田舎で農作業してると大丈夫とか?
安冨氏:そうなんだよね。
相方:じゃあ、かわいい方?どっちかというと?
安冨氏:めっちゃ変なんですよ、みんな。だけどねぇ、加齢臭しなかった。そうしたら、その編集者の人が来て、「私経団連の会議に行ったんです」って言って・・・10階のエレベーター上がって、エレベーター開いた瞬間「あ、くさー」みたいな・・・(笑)「加齢臭がして、大変でしたー」とか言ってて・・・(笑)
相方:何か、ストレスから作るんですかね?
安冨氏:何かあるんでしょうね。独特なストレス臭みたいな・・・
相方:それが出ないような生活を今からしたいな。
安冨氏:そうそう、それはホント大問題ですよ。だから老後にいい目にあうためには、いい感じで年を取らないといけないですね。
相方:そうですね、かわいがられなきゃいけない・・・
安冨氏:欺瞞のストレスをギューギューとやってると、体から嫌ぁな臭いがしてくる。もちろんそれだけが原因じゃないですよ。病気したりとかでも、色んな臭いがしてくるけれども・・・でも経団連の人、バリバリ元気やからね。ゴルフしまくったりしてる訳だし、毎晩飲み会とかさ・・・めっちゃ元気な人たちですよ、それは・・・
相方:でも、何か変なエンジンで動いてそうだからね。それはそれでキモいですね。
安冨氏:トラックエンジンとか、排気ガスみたいなもんだからね。・・・そういうことに及んでくるんじゃないかと思う訳です。結構だから何ていうか・・・何の話してたんだっけ?最初は・・・
相方:…LGBTの話。差別の話からですね。
安冨氏:差別・・・差別がある所で力が生まれるんです。権力。権力に飲み込まれて、プラス、搾取する側に回っても、される側に回っても、ヤバくなるんですよ。
相方:悪い意味で変なテンションを作っちゃう訳ですよね。それでエネルギーを生むわけですね。
安冨氏:そうそう。だから差別を大きくすればするほどエネルギーが大きくなる訳ですよ。だから差別を生み出す方に人類って行きたがってる訳で・・・エネルギーは下げなきゃいけない。まっすぐにしてみんなが何となく、「それぞれにおかしなやつ」として…「それぞれに困ったやつ」として…「それぞれ生きている」という状態にエネルギーの低い方に行かないといけない。
相方:落語に出てくる人って、みんなちょっと大丈夫かなっていう・・・
安冨氏:そうそう。ああいう感じ、ああいう感じ(笑)・・・なんやーいうて、えらいこっちゃーみたいな・・・そういう感じ(笑)・・・に、なってればいい訳ですよ。差別っていうものを発生すると、コミュニケーションを(…聞き取れず…)それを何とかしたい。一回でもそうなった人間は治らない、簡単には。だから「子供を守ろう」ってことなんです。
相方:なるほど、変な大人になってからじゃ遅い!
安冨氏:…遅いから。治らないから。大変。
相方:子ども、結構すぐ大きくなりますからね。
安冨氏:そう。10年待ったら充分ですね。今すぐ取り組めば、10年後か位にはすぐ成果は出てきます。やっぱりでも学歴差別ですよ。根源は。子どもたちに埋め込まれる最強の差別は。そっから色んな差別が波及していく・・・生産されていくんです。で、どうしようもない、誰も差別出来なくなったら、外国人差別みたいなねぇ、・・・そういうことになるんで・・・・・・。(おわり)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下は私(ブログ管理人)の個人的感想です。
まず第一に矛盾…性的少数者が差別されるのは、「白い眼を向けてくる方に原因がある」と断定していますが、「クソじじいクソばばあ死ね」と酷い暴言を吐かれるのは、クソじじいクソばばあ自身に問題があると主張しています。おじいちゃんおばあちゃんになったら、加齢臭がしないように・かわいがられなくちゃいけない…本当にそうでしょうか。
クソじじい、クソばばあのどこがいけないのか、私には分かりません。頑固じじい、頑固ばばあもまた、一つの尊重されるべき個性ではないですか?
性同一性障害への無理解も酷いです。
性同一性障害とは、まず身体に強烈な違和感が生じ、身体の性と自分の認識している性を同じものにしなければ生きてはいけないという疾患です。他人の目が白くなくなっても、社会から偏見が消えても、自分自身の中にある違和感は解消されません。したがって、外部のみに要因があると考えるのは、国会議員を志す方としては思慮を欠いているのではないかと思います。
そして、女性専用スペースの安全に関する問題
>最初は身体改変したかった。大きな理由は女子トイレに大手を振って入りたい、女子風呂に入りたい…だって男風呂入るのやでしょ。男子トイレ入れないから
>「入んないから」みたいな…「しないから、そんなこと」…お前らにとやかく心配されなくていいよ
本音としては、女子トイレに入りたい…しかし安冨氏の語る所の「変態的規定」によって、生殖腺を欠くなどの条件をみたさなければ戸籍改変は出来ません。法律を規定した人たちの心配など要らぬお世話であり、「入らない」ということですが、もし特例法がなくなり海外のように自認だけで、手術なしで性別改変出来るようになったらどうするのでしょうか? トランスジェンダーという言葉は安冨氏を見ても分かるように、性同一性障害から異性装まで幅広い概念です。
女装した男性によるトイレ・女湯への侵入事件は何件も起きています。今後「疑うことは差別である」となると、今度は女性の安全が脅かされます。
カテゴライズをなくせば差別は消えるのか?
ツイッターで相互フォロワーさんがズバリ指摘してくれていますが、
>誤解や差別が無くなった結果、カテゴライズが消滅、無意味化するのが理想であって、カテゴライズだけ消しても解決しないということですね
>非正規雇用という言葉を無くす、と同じ発想ですね
まさにこの通りであって、カテゴライズだけを消しても意味はありません。
安冨氏が当選したら、当然立法府の一員になる訳です。「性同一性障害特例法」が成立した背景、性同一性障害当事者・関係者が今まで積み上げて来た実績を無に帰すような発言は、国民の代表を目指す方として相応しいでしょうか? 当事者の救済を第一に考え、不利益を被らないように配慮して欲しいものです。