破産「かぶちゃん農園食堂」経営 飯田の施設が来月再出発
「マンジェ天龍峡」として再出発する施設(奥)で、開店準備を進める日野さん=1日、飯田市川路
干し柿など加工食品のオーナー制度で多額の資金を集め破産した「ケフィア事業振興会」の関連会社「かぶちゃん農園食堂」(昨年11月破産)が飯田市川路で経営していたレストランを、市内の飲食店経営会社が買い取ったことが1日、分かった。ケフィア破産後、「かぶちゃん農園」(同10月破産)など関連会社が集中していた川路地区で施設の売買が判明したのは初めて。飲食や土産物を提供する店舗として4月に再出発する予定だ。
買い取ったのは、同市のJR飯田駅前で「蔵(くら)の御平餅(ごへいもち)」を2月まで経営していた合同会社「StoreHouse」。用地は地元の「かわじ土地管理組合」が管理しており、1日付で土地貸借の契約を結んだ。
同社によると、約460平方メートルの店内に五平餅などを提供するフードコートを設置予定。飲食店チェーンの王滝(松本市)が展開するセルフ式そば店「小木曽製粉所」のフランチャイズ運営を計画し、備え付けのグリルによるバーベキューの提供や土産物の販売もする。
店舗名は「マンジェ天龍峡」。店長に就くStoreHouseの日野美紀さん(47)は「飯田のまちを盛り上げたい一心で飯田駅前の店を営業してきた。場所を移しても気持ちは変わらない」と話す。かぶちゃん関連会社の元従業員を含め、地元での雇用を進めたいという。
施設はかつて「かぶちゃんカフェテリア」の店名で、ビュッフェ形式の食事を提供していた。飯田市の名勝・天竜峡に近く集客力の高かった店で、昨年秋の閉店以降、一帯の活気低下が懸念されていた。かわじ土地管理組合の今村正大組合長(68)は「地域をよく知った人が出店してくれるのはありがたく、歓迎したい」と話した。
かぶちゃん関連会社の施設は、破産管財人が管理しており、5月の第1回債権者集会に向けて売却を進めている。飯田下伊那地域では2月、下伊那郡下條村の「かぶちゃん遊牧館」を飯田市内の牧場が買い取っている(3月2日の記事でした)
カテゴリ:不動産・投資運用
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