ネットワーク機器 取扱いメーカー

ネットワーク機器と言うと大変範囲が広く、一部のご案内になります。弊社のお客様は、中小企業が大変多く、「情報システム室」のような部署もなく、総務の中にご担当者がいるという形(「ひとり情シス」「兼任情シス」)、あるいは社長様が自らシステム管理をされている、そんな企業様が多いのです。そのようなお客様のシステムに適した規模の機器を中心にご紹介します。
まず、ネットワーク機器の選定や運用で、これだけは何となく覚えておいて欲しいこと(弊社営業に向けても)を書きます。もちろん、詳しい方も沢山いらっしゃるので、そのような方には「釈迦に説法」になりますが、ご容赦ください。

階 層 機能など 対応する機器
第7層
レイヤー7
アプリケーション層 アプリケーション通信。
アプリケーションとコンピュータネットワークの中継をする。
ゲートウェイ
(ファイアウォール
ロードバランサ―)
第6層
レイヤー6
プレゼンテーション層 データ形式の整合(データフォーマットの交換)。
文字、画像、音楽等のデータを補正し、正しく表現する。
第5層
レイヤー5
セッション層 コネクションの確立や切断タイミングの管理。トランスポート層以下の管理(通信の行き違いをを防止)をする。
第4層
レイヤー4
トランスポート層 ノード(装置のこと)間のデータ転送の信頼性管理。送信先に正しく確実に届ける役割をする。
第3層
レイヤー3
ネットワーク層 データ転送を行う機器間のアドレス(宛先)の管理と経路の選択。IPアドレスで宛先を判断し、最適な経路(ルート)を選択する。 ルーター
L3スイッチ
第2層
レイヤー2
データリンク層 接続された機器間のフレームとデジタルデータの変換。MACアドレスで宛先を判断する。 ブリッジ
L2スイッチ
第1層
レイヤー1
物理層 デジタルデータと電気信号の変換する。物理的な接続方法の規定。 リピータ
リピータハブ

※OSI参照モデル

リピーターハブは、この頃はほとんど見かけなくなりました。ダムハブとかバカハブとか呼ばれていたもので、単純にLANケーブル上を流れる電気信号を中継するネットワーク機器です。今はスイッチングハブ(LANスイッチ)に世代交代しました。ハブと言えば一般的に「スイッチングハブ」を指します。L2スイッチですね。価格もたいへんお安くなって千円位のものまであるようですが、「たかがハブされどハブ」です。ハブが壊れれば、手元にデータは届きません。ぜひ次の点を考慮してください。

  • 金属の筐体を選ぶ(放熱効果やプラスチックゴミを減らす観点からも)
  • ループ検知機能の付いているものを選ぶ(機能も確認する)
  • VLAN、QOSなど管理機能の必要性を考えて選ぶ
  • 電源供給の必要性がある場合は、PoEハブ(規格に注意)を選ぶ(無線AP、ネットワークカメラ、IP電話など)

 

ヤマハ

安心して勧められる国産メーカーです。ルーター、無線LANアクセスポイントは特にお勧めです。

マニュアルや事例の多さから安心のメーカーです。今の機種は、ネットワークからブラウザでGUIにより設定可能ですが、細かい設定を可能にするCUIでの設定も可能です。最新の機種では、旧来のシリアルポートに加え、USBmini型のシリアル接続が可能です。 PCへの接続に際し、別途USBシリアル変換ケーブルを準備する必要がないのもうれしいです。個人的な好みもございますので一概には言えませんが、分かりやすく、翻訳されたマニュアルではない、日本人が書いたマニュアルの感じがします。弊社がお客様への御提案するルーターは、まず「ヤマハ、アライドテレシス、マイクロリサーチ」の中から選択します。それは「こけないルーター」だからです。デザインや設定画面も統一性があり、ひとり情シスの方などにはお勧めです。
詳しくは、こちら(ヤマハ株式会社 ネットワーク製品)

 

アライドテレシス

こちらも安心して勧められる国産メーカーです。コアスイッチからエッジスイッチ、ルーター、無線LAN・・・ネットワーク機器の豊富さには驚きます。また、サポートの良さでも定評のあるメーカーです。

名前から海外メーカーと思われることが多いが、歴とした国産メーカーです。コアスイッチ、エッジスイッチ、L3スイッチ、ルーター、無線LANアクセスポイント、メディアコンバーターなど何でも揃います。産業用スイッチも各種あり、工場や劣悪環境にも耐える構成ができます。ネットワークで何か困ったら、アライドテレシスの製品を探すのが良いでしょう。事例もネット上に豊富にあります。
詳しくは、こちら(アライドテレシス株式会社)

 

マイクロリサーチ

ブロードバンドルーター、無線LANモバイルルーター、アナログモデム製造販売する会社です。Super OPT100Eは速い、落ちないルーターで名を爆ぜました。ちょっと変わったルーターなどもあります。

もちろん一般的な有線LANルーターとして、販売設置させていただきましたが、インターネット・マンションなどに設置した数がとても多いです。このような需要には、安定性とVLAN設定の容易さからアライドテレシスかマイクロリサーチを設置しました。ひと工夫された製品が多いので、ぜひ一見してほしいものです。。一般的にレイヤー3のVPNではなく、レイヤー2VPN装置などもございます。
詳しくは、こちら(マイクロリサーチ株式会社)

 

Cisco

言わずと知れたシスコシステムズ合同会社です。

シスコシステムズは2015年9月、日本専用ネットワーク製品ブランド「Cisco Start」の提供を開始しました。これは従業員数100名以下の中小企業のための製品シリーズだそうで、これなら弊社でも中小企業に販売できます。弊社は、「Cisco Start」ブランドのみの販売です。
詳しくは、こちら(シスコシステムズ合同会社)

 

その他、PCメーカーの機器も取り扱いしております。