テレワーク導入はいいけれど「何から始めたらいい？」働き方改革の一環として、また新型コロナウイルスへの対策として、急遽テレワーク導入を検討する企業が増えている。「自宅でメールや必要なファイルを参照できるようにしたい」「打ち合わせをオンラインミーディングで行いたい」「できれば社内システムにも外からアクセスしたい」─そんなさまざまな要望が浮かんでいるが、そのためには一にも二にも、安定し、かつ安全に接続できるネットワークインフラが必要だ。
リコージャパンの伊藤実氏（ICT事業本部 ICT企画センター ITサービス企画室 ITサービスグループ マネージャー）は、「メールやデータを参照できるアプリケーション面での対応も必要だが、まずはベースのインフラを整え、会社に接続する環境を整えなければならない」と指摘する。
リコージャパン ICT事業本部 ICT企画センター ITサービス企画室 ITサービスグループ マネージャー 伊藤実氏（右）、同グループ 増田達彦氏
だが、予算や人材を確保できる大手企業ならばともかく、他の業務と並行してネットワーク運用にあたっている中小企業の「一人情シス」にとっては難易度の高い課題だ。そもそも「在宅勤務、何から始めたらいいの？」という声も少なくない。