じっちゃま@hirosetakaoあの、公募増資のイロハについて知らない人が多いので説明しますね。引用ツイートじっちゃま@hirosetakao · 5月19日これはとても良い売出です。慌てないで。 #Peing #質問箱 https://peing.net/ja/qs/859233196午前8:25 · 2020年5月19日·Twitter Web App59 件のリツイート9 件の引用ツイート439 件のいいね
じっちゃま@hirosetakao·5月19日返信先: @hirosetakaoさん先ず投資銀行が公募増資を引き受ける場合、つねに2種類の「お客様」のことを心配しなければいけません。①発行体、②投資家。1573
じっちゃま@hirosetakao·5月19日いま発行体は「なるべく高い値段で株を売りたい」と願います。一方投資家は「なるべく安い値段で株を買いたい」と願います。 つまり双方の利害は真っ向から対立しているということ。1468
じっちゃま@hirosetakao·5月19日ところが……そういう「双方を立てる」のではなく、片方、つまり発行体の側だけにおもねる売り出し方というのがあります。それが「At the market offering」です。 「At the market offering」はチンケな発行体がクソな証券会社を起用して行うダメな手法です。111109
じっちゃま@hirosetakao·5月19日「At the market offering」では、まず株価を発行体が有利な値段で売り出せる水準まで煽ります。そして高値で何も知らない投資家が先を争うように買い注文入れて来たのに対し売りをぶつけるような売り方です。特徴としては①そのときの値段(at the market)で売るので、売り値は高いほうがいい1971
じっちゃま@hirosetakao·5月19日②いつまでに売る?という期限を切らない…つまり三々五々売り物が出てくる、③誰に買ってもらう?ということを決めず、バイヤーが現れたら、それに対して売り浴びせする、です。1445
じっちゃま@hirosetakao·5月19日つまり「At the market offering」は売り手、すなわち発行体の利害を最大化する手法に他ならないということです。それはとりもなおさず、買い手の立場は全く顧みられていないということを意味します。 「At the market offering」がクソな理由は、そのため。1987
じっちゃま@hirosetakao·5月19日これと対照的にfully underwritten dealでは①ちゃんと値決め価格が決められます、②値決めされれば、あとからどんどん新株の売りが出ることはありません。③ちゃんと長期保有してくれる投資家を選んで株を渡します(=ブックビルディング)1667
じっちゃま@hirosetakao·5月19日対照的に「At the market offering」は零細証券が情弱個人投資家を食い物にし、泡沫な発行体のために荒稼ぎする「ウルフ・オブ・ウォールストリート」的なディールです。9128