人工知能(AI)を使う「ディープフェイク」の手法でアダルトビデオ(AV)の出演者の顔を芸能人とすり替えた動画のURLをウェブ上に掲載し、芸能人の名誉を傷つけたとして、警視庁と千葉県警はサイトを管理する男3人を名誉毀損(きそん)容疑で逮捕し、19日発表した。3人が管理した計3サイトでは、延べ215人分のこうした動画が視聴できるようになっていたという。
ディープフェイクをめぐっては、両警察が9月、作製者の男2人を同容疑などで逮捕した。両警察は動画を公開するサイトがあったために不特定多数の人が視聴したと判断した。捜査幹部は「作ることも拡散することも許されない。摘発を続けて被害を防ぎたい」としている。
逮捕されたのは会社員二又正行(46)=東京都港区白金6丁目=、会社員山口岳(33)=東京都世田谷区砧1丁目=、ホテル従業員の窪謙太朗(23)=横浜市港北区鳥山町=の3容疑者。二又容疑者は「芸能人ではないとの記載があるので名誉は毀損していません」と否認し、ほかの2人は認めているという。
警視庁保安課によると、3人は昨年12月~今年9月の間、それぞれが管理するAVのまとめサイトに女性芸能人が性交しているように改変された動画を視聴できるURLを掲載。不特定多数の人が閲覧できる状態にして名誉を毀損した疑いがある。氏名がわかるようなタイトルなどを記載していた。二又容疑者はサイトで広告収入を50万円以上、窪容疑者は100万円以上得ていたという。
「違法に作製された動画について、SNS上ではあたかも本物であるような書き込みやタレント本人への攻撃、誹謗中傷等が散見されます。SNSが便利で人生を豊かにするツールであって欲しいと願います」
警視庁がディープフェイクの作…
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