人の性格は画一的でなく複雑、そのことを理解するための一助となる説明です。
自分の性格、人の性格が、どういうものであるか?が気になる方や、自分の性格を変えたい!と思ってる方向けの投稿です。
人の性格のイメージ
・暗闇に浮いた金平糖をイメージしてください。
・金平糖に光を当てます。
・光と金平糖を挟んだちょうど裏側に、大きな白い紙を設置します。
・紙は金平糖から少しだけ距離を離します。
・大きな紙の真ん中に、金平糖の小さい影がくっきりと浮かび上がります。
人の性格のイメージ②
・紙の位置はそのままで、光を、金平糖に近づけたり、逆に離したりします。
・紙に映る金平糖の影が、大きくなったり、小さくなったりします。
・光の角度を変えたり、回したりすると、影の形や大きさも変化します。
人の性格のイメージ③
・光の位置はそのままで、今度は紙を金平糖に近づけたり、逆に離したりします。
・紙はまっすぐ平らなこともありますし、シワが寄ってくしゃくしゃなときもあります。
・光だけでなく、紙の位置や状態によっても、影の形は大きく異なります。
上記たとえ話の説明
・金平糖はあなたの性格の本質です。
・光は「外的要因」です。(人の態度、仕事の状況、預金残高、時代、など)
・紙は「内的要因(あなたの現況)」です。(メンタルの状態、ラク、しんどい、疲れてる、気持ちいい、やる気がある/ない、など)
・金平糖の形を直接見ることは、本人にもできません。
あなたの性格とは
⇒金平糖であるあなたの本質に、外的要因の光を当てて、内的要因(あなたのメンタル)の紙に映って見えている「今見えている影の形」が、現時点で観察あるいは予想される「あなたの性格」です。
このように、あなたが自分自身の性格を今の状況で判断することもありますし、他人があなたのことを今のあなたの状況で判断する場合もあり、あなたが他人のことを今のその人の状況で判断する場合もあります。
ただし、人の性格の本質は、今の状況で見えているものだけでそのすべてを語れるものではありません。
あなたの金平糖が実際にどんな形をしているかは、あなた自身を含め、誰にもわからないのです。
人の性格の、状況による変化
人は、相対する人によって、その性格が変化します。
家族に接するときの性格と、職場での性格は大きく異なるものです(役割性格)
人は、相対する状況によって、その性格が変化します。
得意なことをしているときの性格と、不得意なことをしているときの性格は大きく異なります(車に乗ると人が変わる、など)
人は、自らの内面的状況によって、その性格が変化します。
メンタルが強く保ってているときと、取り乱しているとき、反応として現れる性格は大きく異なります。
結論
・いま現時点で見えているその人の反応(紙に映る影の形)だけで、その人の性格の本質すべて(金平糖の形)を推察することは困難を極めます。
・人の性格を判断するときは、単一でなく複数の状況での確認が必要です。
・もし自分の性格を変えたいと思うのであれば、それは金平糖そのものの形を変化させることです。自分の性格について、光の当て方と紙の位置や状態の多数の組み合わせで、金平糖の形を観察することを勧めます。
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以上です。
なにが言いたいかというと、血液型や星座、生年月日や名前だけで人の性格がわかると思ったら大間違いだということです。あれは話を聞いて「わかる~!!超当たってる~!!」と盛り上がるにとどめておきましょう。という提案でした。