BGB
読みは「ビージービー」。製作者はオランダのBas Steendijk氏です。エミュレーション精度もさることながら、何といっても動作の軽さはWindows版GBエミュレータの中でもトップレベル級と言えるでしょう。DirextXは不要で、要求されるCPUスペックは133Mhzあたりです。メニューは英語で表記されています。
・ ファイル構成
- bgb.exe .. エミュレータ本体
- bgb.cfg ... 設定ファイル(起動後出力)
- bgb.txt ... Readmeファイル(英語)
- bgb-esp.txt ... Readmeファイル(スペイン語)
- bgb-ita.txt ... Readmeファイル(イタリア語)
GBのエミュレート
ウィンドウの上部分にメニューは付いておらず、右クリックでメニューダイアログが開きます。そこの[Load
rom..]でゲームファイルを選択することができます。ファイル形式は<*.gb>、<*.gbc>と圧縮ファイルの<*.zip>です。ちなみに、ウィンドウをダブルクリックすることで、ウィンドウ枠がなくすことができます。
セーブ機能
ゲームのセーブデータは読み込んだゲームファイルと同じフォルダに出力されます。これは[Options]の[Misc]タグ部分で出力場所を変更できます。
ノーマルセーブ
実機では実際にカートリッジ内部に書き込まれれるセーブデータです。ファイル形式は<*.sav>です。エミュレータを終了した時などに自動的に出力されます。
リアルタイムセーブ
エミュレータ独自のセーブデータで、エミュレータ上で動作している状態そのものを保存します。[State]→[Select]で最大10個分のスロットから選択し、[Quick
Save]でセーブ、[Quick Load]でロードです。ショートカットキーとして、それぞれF2キーとF4キーが割り当てられています。ファイル形式は<(ファイル名).sn(スロット番号)>です。
設定
[Options]ダイアログ部分の設定項目を簡単に説明しておきます。
・ サウンド
[Sound]タブはサウンド関係の設定です。[soundcard](サウンド出力の有無)、[8
bit ~](互換用の8ビットサウンド)、WAV file writer(サウンド録音するWAVEファイル名)、[poor
~](実機の貧弱なサウンドを再現)、[Anti ~](チャンネル1/2にアンチエイリアスをかけて滑らかに)、Samplerate(サンプルレート)、[Volume](音量)、[Latency](遅延)です。
・ 配色
[GB Colors]タブはモノクロGB用のカラーパレットを調節できます。[Scheme]項目ではいくつかのパレットセットが用意されています。
・ キー
[Joypad]タブはキーボードやジョイパッドのキー配置を変更できます。キーボードの場合は入力ボックスで任意のキーを押し、ジョイパッドの場合はボタンや軸を選択します。[Jyostick
ID]はポート番号です。
・ 雑多
[Misc]タブはエミュレータの設定です。[Directries]はROMファイルやセーブファイルの出力先、Show
framerate](タイトルバーにスピード表示)、[Load rom ~](エミュレータ起動直後にROM選択ダイアログを表示)、[reduce
CPU ~]、[Window stay ~](ウィンドウを最前面に表示)、[Speed](エミュレーションスピード)、[Max
frameskip]()です。