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NEC
Windows 10で大きく変わったWindows Update
ひとり情シス担当を悩ますPC運用負荷の増大!
解決には「Express5800 WSUS 導入セット」の提案を
Windows 10のWindows Updateは、従来と異なり、年2回の機能更新プログラム(FU)と、毎月の品質更新プログラム(QU)配信で構成されます。こうしたWindows Update環境の変化によって、情報システム担当者に大きな運用負荷がかかるケースが発生しているようです。そこでNECは、Windows Updateの運用負荷を軽減する「Express5800 WSUS 導入セット」の提供を開始しました。ひとり情シスやゼロ情シスの企業でも導入しやすいソリューションの提案で、Windows 10導入後のPC運用を支援するのが狙いです。販売パートナーにとっては、Windows 10提案後の大きなビジネスチャンスになりそうです。
Window Updateをコントロールする重要性
来年1月のWindows 7 EOSを間近に控え、Windows 10への移行を済ませているエンドユーザーは多いでしょう。しかし、定期的な機能更新によるサービス化(WaaS:Windows as a Service)をうたったWindows 10への移行で、運用負荷が増大するケースが少なくないようです。
従来までのWindowsは、数年ごとに新しいバージョンがリリースされていました。しかし、こうしたスケジュールでは一度に大幅な機能変更が伴うため、ユーザーのトレーニングなどで負荷がかかるだけでなく、迅速な新機能の追加といった側面でも課題があるとマイクロソフトは考えました。そこでWindows 10からは、Windows Updateによる年2回の機能更新プログラム(FU)と、毎月の品質更新プログラム(QU)の配信によって、常に最新の機能を利用できるようにしたのです。
Windowsの進化による恩恵は大きいのですが、一方でこうした新たな環境下におけるWindows Updateが情シス担当者の運用負荷の増大につながっているようです。そもそも、従来のWindowsでもセキュリティ更新などのためにWindows Updateは実施されていました。しかし、それほど大量のデータを利用するわけではなく重い作業にならないために、エンドユーザー任せで実施している企業は少なくありませんでした。
これに対して、Windows 10で実施されるWindows Updateには、数GBにもなる機能更新プログラム(FU)が含まれます。この更新が社内のPCに自動的に配信・適用されるとどうなるか。実際に生じているのが、社内ネットワークのトラフィック増や、更新中のPCの利用不可、更新後のPCの不具合などです。これらが発生した場合、ユーザーの業務が止まるだけでなく、情シス担当者にはユーザーからの問い合わせ対応や対処などさまざまな負荷がかかります。ひとり情シスやゼロ情シスのような環境では普段から業務負担が重くなっていますが、Windows Updateのユーザ対応等で、そうした業務環境がさらに深刻化する可能性があるのです。
こういった状況の中、Windows Updateをコントロールするツールとして一般的に利用されているWSUSサーバを簡単に導入できるように製品化した商品が「Express5800 WSUS導入セット」です。
WSUS設定済みサーバと導入手順書がセット
Express5800 WSUS 導入セットは、マイクロソフトが提供するWSUS(Windows Server Update Services)と呼ばれるWindows Updateの管理用アプリケーションの初期設定が実施されたタワーサーバと、導入手順書がセットになったソリューションです。
従来からWindows Updateの管理用アプリとしてWSUSは提供されていました。WSUSをセットアップしたWSUSサーバの導入によって、社内PCへのWindows Updateの適用を任意のタイミングで実施できるようになり、情シス部門で動作検証した後に適用することができます。Windows Updateがコントロールできる事によって、前述したWindows 10のWindows Updateによる運用負荷の増大を回避できるのです。
しかし、ひとり情シスやゼロ情シスのような環境の企業では、WSUSを導入する際の最適なハードウェアの要件や具体的な導入手順、設定内容などを調べる余裕がないケースも少なくありません。そのため、WSUSサーバの導入には高いハードルが存在しているとも言えるのです。
そこでNECは、管理するPCが500台までのユーザーを想定した最適な構成(マイクロソフトのWSUS推奨ハードウェア仕様に基づく)のサーバハードウェアに、NECが定義した運用ポリシーと適用ルールに基づいたWSUSの初期設定を施したExpress5800 WSUS 導入セットを用意したのです。
もちろん製品がエンドユーザーのもとに届いたあとにも、初期パスワードの変更やネットワーク接続、Windows Updateとの同期といった簡単な設定作業は必要になります。そうした作業については、誰もが見て分かるように工夫された手順書が添付されます。手順書には、設定画面とともに指示が記載されており、サーバとクライアントPCの設定は手順書に従うだけで簡単に行えるのです。
SE省力化で提案、手離れがいい
Express5800 WSUS 導入セットの利用によるコスト面と運用面のメリットが最も高くなりそうなのは、管理するPCが50台から200台程度のユーザーになりそうです。Express5800 WSUS 導入セット自体が、ユーザーへのヒアリングから生まれたソリューションだけに、潜在需要はかなり見込まれます。
販売パートナーにとっても、提案メリットが高いのが特長です。従来WSUSサーバを提案するには、ユーザーから要件を聞いて仕様を検討するなどSEの力が必要でした。しかし、SEのリソース不足で困っている販売パートナーは少なくないでしょう。Express5800 WSUS 導入セットならば、そうしたSEの力を必要とする部分は初期設定が施されているため、SEリソースの省力化につながります。販売パートナーにとっては手離れの良い商材となるのです。
Windows 10への移行によって生じるWindows Updateへの適切な対処の課題は、Windows 10を利用する全ての企業に共通します。その中で、従来までWindows Updateのコントロールが実現できておらず、WSUSサーバの導入を検討されているユーザーに対しては、Express5800 WSUS 導入セットの提案チャンスが大きく開かれます。すでにWindows 10への移行を済ませたエンドユーザーに対してはもちろん、これから駆け込みでWindows 10への移行を実施するユーザーに対しても、Express5800 WSUS 導入セットの提案は、絶大な訴求力を持つでしょう。