RG-XXX ティアマット
(64コメント)タグ一覧
>最終更新日時:
【キャラ一覧(無印 / AIR / STAR / AMAZON / CRYSTAL)】【スキル一覧】【マップ一覧】
※AMAZONから、スキルのGRADE UPによる数値の変化量が途中で変わるケースが出ています。
通常 | ツァイトエンデ |
---|
名前 | RG-XXX ティアマット |
---|---|
年齢 | 製造年不明 |
職業 | メタヴァースを破壊するために人類から送り込まれた使者 |
- 2017年7月20日追加
- AIR ep.VIIマップ3完走で入手。<終了済>
- 入手方法:2019/1/10~2/6開催の「「合格祈願! ファーストドリーム!」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2019/5/9~6/5開催の「「わんぱくアニマルVSトリマー娘」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2019/10/24~12/8*1開催の「「絶景露天で熱い手のひら返し」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2020/6/18~7/15開催の「「タカサキ春のパン祭り」ガチャ」<終了済>
- 入手方法:2020/11/12~12/9開催の「「露天湯めぐり生放送」ガチャ」
- 専用スキル「アルテマヴォルテックス」を装備することで「ティアマット/ツァイトエンデ」へと名前とグラフィックが変化する。
- 「竜王」絡みなのか(STORY参照)、りゅうおうのおしごと!マップ8のマップボーナス(+1)に名指しで指定されている。ただし、同時期のカードメイカーから入手できないので注意。
- STAR ep.Iマップ8マップボーナス(+2)に名指しで指定されていた。
人類によって生み出された、メタヴァースに混沌と破壊をもたらす最終兵器。
スキル
RANK | スキル |
---|---|
1 | オーバージャッジ |
5 | |
10 | |
15 | アルテマヴォルテックス |
25 | 限界突破の証 |
50 | 真・限界突破の証 |
- オーバージャッジ [ABSOLUTE]
- 「ジャッジメント」を更にハイリスクハイリターンにしたもの。
ゲージ7本を狙う際に使われる。ただしうっかりミスでも強制終了しかねないので選曲は慎重に。 - AMAZON PLUS時点において、筐体内に所有キャラはいない。
- AIRバージョンで仕様変更はされていない。所有者は増えた。かつてはゲージ6本を狙うスキルとしてよく使われていた。
- 「ジャッジメント」を更にハイリスクハイリターンにしたもの。
プレイ環境 | 最大 | |
---|---|---|
開始時期 | ガチャ | |
CRYSTAL | 無し | × |
あり | +6 | |
AMAZON | 無し | × |
あり | +6 | |
STAR+以前 |
GRADE | 効果 |
---|---|
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 | |
共通 | MISS判定10回で強制終了 |
初期値 | ゲージ上昇UP (215%) |
+1 | 〃 (220%) |
+2 | 〃 (225%) |
+3 | 〃 (230%) |
+4 | 〃 (235%) |
+5 | 〃 (240%) |
+6 | 〃 (245%) |
理論値:147000(7本+21000/26k)[+6] |
- アルテマヴォルテックス [CATASTROPHY] ※専用スキル
- ハイリスクハイリターンの極地の一つ。理論上は譜面を選ばずゲージ9~10本が可能なスキルではあるが、リスクも相応に厳しい。
- STAR ep.Iマップ8マップボーナス(+1、キャラと合計して+3)に名指しで指定されていた。
GRADE | 効果 |
---|---|
初期値 | ゲージ上昇UP (350%) JUSTICE以下10回で強制終了 |
理論値:210000(10本+0/30k) |
ランクテーブル
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
スキル | Ep.1 | Ep.2 | Ep.3 | スキル |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
Ep.4 | Ep.5 | Ep.6 | Ep.7 | スキル |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
Ep.8 | Ep.9 | Ep.10 | Ep.11 | スキル |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
- | - | - | - | - |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
- | - | - | - | スキル |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 | 32 | 33 | 34 | 35 |
36 | 37 | 38 | 39 | 40 |
41 | 42 | 43 | 44 | 45 |
46 | 47 | 48 | 49 | 50 |
スキル |
STORY
EPISODE1 SPEC:ティアマット「復讐と憎悪の焔によって創りだした真なる神殺し。それが『RG-XXX ティアマット』」
『断絶の破壊神』と呼ばれた恐るべき空中要塞により、人類は種として逃れられぬ滅びの運命を加速させていた。
だがその運命に抗う勢力は、多くの仲間たちの屍の山を踏みしめ、血の河を越えて、ついにその存在を生み出した……。
『ティアマット』――それは地下へと追放された現行人類が生み出した最後の遺産。
己を滅びに追いやる機械たちに報いるための復讐の刃。
人工の神によって創り出された楽園、メタヴァースを混沌と破壊の渦へと巻きこむ最終兵器である。
EPISODE2 楽園に忍び寄る異変「人類が多様化した楽園メタヴァース。そこでは開発プログラムが突如消滅する怪現象が起こっていた」だがその運命に抗う勢力は、多くの仲間たちの屍の山を踏みしめ、血の河を越えて、ついにその存在を生み出した……。
『ティアマット』――それは地下へと追放された現行人類が生み出した最後の遺産。
己を滅びに追いやる機械たちに報いるための復讐の刃。
人工の神によって創り出された楽園、メタヴァースを混沌と破壊の渦へと巻きこむ最終兵器である。
人工の神によって創造された楽園メタヴァース。
一見、誰しもが望む理想郷のように見えたメタヴァースであったが、現在、日々を安穏と暮らす人々のあずかり知らぬレベルでは、深刻な問題が発生していた。
メタヴァースでは進化し、増え続ける人間のために、常に新たな領域の拡張が求められている。
そのため、辺境のデータの海には開発を担うプログラムたちがいつも忙しく働いていた。
そんな開発プログラムたちが、突如崩壊するという怪現象が多発していたのだ。
正体不明の現象に対処するため、メインフレームは調査団を派遣する。
そこで彼らが発見したのは、なんと水飴のように溶かされ、破壊されたメタヴァース防衛プログラムたちの残骸だった。
「これは……超高温のレーザー攻撃を受けたような傷口だが……一体、何と交戦したというのだ?」
「馬鹿な!? この防衛プログラムたちの装甲は最高レベルの強度を誇っているんだぞ?」
思いもよらぬ展開に狼狽える調査団。
すると突如、地を揺るがすような轟音が鳴り響き、調査団は咄嗟に臨戦態勢をとった。
データの海には一瞬、巨大なシルエットが浮かぶ。だがそれ以上は何も起こらず、辺りは静寂に包まれた。
それでも調査団は恐怖で震え続けた。
何故なら彼らのセンサーを持ってしても、そのシルエットが何なのか観測することができなかったからだ。
EPISODE3 姿を現した脅威「調査団の前に姿を現したのは、正体不明の殺戮兵器だった。圧倒的な異形の悪魔に人々は恐れ慄く」一見、誰しもが望む理想郷のように見えたメタヴァースであったが、現在、日々を安穏と暮らす人々のあずかり知らぬレベルでは、深刻な問題が発生していた。
メタヴァースでは進化し、増え続ける人間のために、常に新たな領域の拡張が求められている。
そのため、辺境のデータの海には開発を担うプログラムたちがいつも忙しく働いていた。
そんな開発プログラムたちが、突如崩壊するという怪現象が多発していたのだ。
正体不明の現象に対処するため、メインフレームは調査団を派遣する。
そこで彼らが発見したのは、なんと水飴のように溶かされ、破壊されたメタヴァース防衛プログラムたちの残骸だった。
「これは……超高温のレーザー攻撃を受けたような傷口だが……一体、何と交戦したというのだ?」
「馬鹿な!? この防衛プログラムたちの装甲は最高レベルの強度を誇っているんだぞ?」
思いもよらぬ展開に狼狽える調査団。
すると突如、地を揺るがすような轟音が鳴り響き、調査団は咄嗟に臨戦態勢をとった。
データの海には一瞬、巨大なシルエットが浮かぶ。だがそれ以上は何も起こらず、辺りは静寂に包まれた。
それでも調査団は恐怖で震え続けた。
何故なら彼らのセンサーを持ってしても、そのシルエットが何なのか観測することができなかったからだ。
それからプログラムが謎の崩壊を遂げるという怪現象はピタリと止んだ。よって事件は終息を迎えたと判断され警戒レベルも下げられるようになった。
メタヴァース内は、まだまだ開発を進めていかねばならない状態で、余計な事象にリソースを割いている場合ではないからだ。
それから何事もなく数周期が過ぎたある時、突如けたたましいアラートがメインフレーム内に響き渡る。
「メタヴァースの基幹プログラムの一部に大規模な損害が発生したようです!」
報告によると、つい最近開発した都市が、一瞬にして蒸発してしまったという。
あまりの現象に『これはただのエラーではないか?』という疑いが持たれ、とりあえず非戦闘プログラムである調査団が派遣されることになった。
報告にあった都市に駆けつけた調査団は、そこで確かに丸ごと一つの都市が消失している事実を確認する。
「……まるで水飴のようにドロドロだ。これは……数周期前と同じ現象?」
当時の恐怖を思い出した調査団。何もかもが数周期前の異常と同じだった。
そしてデータの海から、ゆっくりと姿を現す巨大な異形の姿を見た彼らは、今回の事件が前回のものよりも遥かに恐ろしいものだと確信することになる。
「なんだあれは……漆黒の……翼? まさか、あの姿! ド、ドラゴンだとでもいうのか…!?」
EPISODE4 蹂躙されるメタヴァース「漆黒のドラゴンは咆哮だけで調査団を吹き飛ばす。その荘厳な姿は見るものを捉えて放さなかった……」メタヴァース内は、まだまだ開発を進めていかねばならない状態で、余計な事象にリソースを割いている場合ではないからだ。
それから何事もなく数周期が過ぎたある時、突如けたたましいアラートがメインフレーム内に響き渡る。
「メタヴァースの基幹プログラムの一部に大規模な損害が発生したようです!」
報告によると、つい最近開発した都市が、一瞬にして蒸発してしまったという。
あまりの現象に『これはただのエラーではないか?』という疑いが持たれ、とりあえず非戦闘プログラムである調査団が派遣されることになった。
報告にあった都市に駆けつけた調査団は、そこで確かに丸ごと一つの都市が消失している事実を確認する。
「……まるで水飴のようにドロドロだ。これは……数周期前と同じ現象?」
当時の恐怖を思い出した調査団。何もかもが数周期前の異常と同じだった。
そしてデータの海から、ゆっくりと姿を現す巨大な異形の姿を見た彼らは、今回の事件が前回のものよりも遥かに恐ろしいものだと確信することになる。
「なんだあれは……漆黒の……翼? まさか、あの姿! ド、ドラゴンだとでもいうのか…!?」
突如現れた漆黒のドラゴンは、調査団を見つけるとすぐさま攻撃を仕掛けてきた。
非戦闘プログラムである調査団は、ドラゴンの翼が羽ばたいた風圧だけで、機能停止に追い込まれる。
またドラゴンの咆哮は衝撃波となり、調査団の護衛に来ていた下級防衛プログラムたちを、まるで紙を吹き飛ばすかのように簡単に薙ぎ払ってしまった。
「ダメだ……こんなヤツに適うワケがない!」
圧倒的な存在の前に、プログラムたちは慄く。
だが、ドラゴンは決して悍ましいものではない。
漆黒のドラゴンの背中からは10枚の翼が拡がっていて、それぞれが紅蓮の炎を纏い、メタヴァースの空を赤々と染め上げている。
その姿は光輪を背負った原初の神のようであり、プログラムたちは己がいかに卑小な存在かを思い知らされ、漆黒のドラゴンの圧倒的な存在感と、その荘厳な美しさに魂を凍り付かせ、ひれ伏さずにはいられないのだった。
辛うじて動くことが可能だったプログラムたちは、メインフレームへ撤退すると、すぐさま神格エクレールの後を継いだ、次世代の統治者であり、現段階でメタヴァースの神として君臨する『ティフォン』にこの危機を知らせたのだった。
EPISODE5 次世代の統治者「メタヴァース次世代の統治者『ティフォン』は、自身の与り知らぬ侵略者に激怒した」非戦闘プログラムである調査団は、ドラゴンの翼が羽ばたいた風圧だけで、機能停止に追い込まれる。
またドラゴンの咆哮は衝撃波となり、調査団の護衛に来ていた下級防衛プログラムたちを、まるで紙を吹き飛ばすかのように簡単に薙ぎ払ってしまった。
「ダメだ……こんなヤツに適うワケがない!」
圧倒的な存在の前に、プログラムたちは慄く。
だが、ドラゴンは決して悍ましいものではない。
漆黒のドラゴンの背中からは10枚の翼が拡がっていて、それぞれが紅蓮の炎を纏い、メタヴァースの空を赤々と染め上げている。
その姿は光輪を背負った原初の神のようであり、プログラムたちは己がいかに卑小な存在かを思い知らされ、漆黒のドラゴンの圧倒的な存在感と、その荘厳な美しさに魂を凍り付かせ、ひれ伏さずにはいられないのだった。
辛うじて動くことが可能だったプログラムたちは、メインフレームへ撤退すると、すぐさま神格エクレールの後を継いだ、次世代の統治者であり、現段階でメタヴァースの神として君臨する『ティフォン』にこの危機を知らせたのだった。
ティフォンはエクレールが消失した後、メタヴァースを制御するために選ばれた、次世代の統治者である。
エクレールと同等の権限、そして力を持つティフォンは、自分の手足と呼べるプログラムたちの報告を聞いて、目を細めた。
「……このメタヴァースに私のあずかり知らぬプログラムが存在するだと? あまつさえ、その正体不明のプログラムが一つの都市を瞬時に葬る力を有しているというのか?……貴様、世迷言を並べるのもいい加減にせよ」
不機嫌を隠そうともしない神に、下級プログラムは怯えるが、それでも報告を続ける。
下級プログラムから共有された映像を見て、ティフォンは事態の深刻さに気付くと同時に、自分以外のものがメタヴァースを蹂躙しているという事実に激怒した。
その時、なんと漆黒のドラゴンが、メタヴァース内のプログラムたちを次々に葬り、ティフォンのいるメインフレームの中枢へと向かっているとの報告が入った。
「早く観測せよッ!」
ティフォンの命令により漆黒のドラゴンの様子が映し出される。
ドラゴンは非戦闘員、戦闘員に関係なく、全てのプログラムを破壊していった。
そして、ドラゴンの身体が純白の光に包まれたかと思うと、次の瞬間世界が爆発した。
ドラゴンが吐き出した光は都市の全てを飲み込み、それ以降、モニターは砂嵐へと変わってしまったのだ。
EPISODE6 その名はティアマット「漆黒のドラゴンは語る『我が名はティアマット。報復の劫火宿し、偽りの神に滅びをもたらすもの』」エクレールと同等の権限、そして力を持つティフォンは、自分の手足と呼べるプログラムたちの報告を聞いて、目を細めた。
「……このメタヴァースに私のあずかり知らぬプログラムが存在するだと? あまつさえ、その正体不明のプログラムが一つの都市を瞬時に葬る力を有しているというのか?……貴様、世迷言を並べるのもいい加減にせよ」
不機嫌を隠そうともしない神に、下級プログラムは怯えるが、それでも報告を続ける。
下級プログラムから共有された映像を見て、ティフォンは事態の深刻さに気付くと同時に、自分以外のものがメタヴァースを蹂躙しているという事実に激怒した。
その時、なんと漆黒のドラゴンが、メタヴァース内のプログラムたちを次々に葬り、ティフォンのいるメインフレームの中枢へと向かっているとの報告が入った。
「早く観測せよッ!」
ティフォンの命令により漆黒のドラゴンの様子が映し出される。
ドラゴンは非戦闘員、戦闘員に関係なく、全てのプログラムを破壊していった。
そして、ドラゴンの身体が純白の光に包まれたかと思うと、次の瞬間世界が爆発した。
ドラゴンが吐き出した光は都市の全てを飲み込み、それ以降、モニターは砂嵐へと変わってしまったのだ。
ティフォンはドラゴンによって焼き払われた都市に急速転移した。
するとティフォンの姿を認めたドラゴンが、咢を歪め雷鳴のような嗤い声をあげる。
「……汝が、この世界の王か?」
「……貴様、何者だ?」
漆黒のドラゴンは翼を拡げ、咆哮する。
「……我が名は『ティアマット』! 我は破滅の使者にして絶望の剣閃! 報復の劫火を宿し、偽りの王に滅びをもたらす者なりッ!」
ティアマットと名乗る漆黒のドラゴンは、さらに続けた。
「我を生み出したタラッサ博士から、其方らに通告だ。
『偽りの王よ。我が憎悪の炎によって焼かれよ。かつて我が同胞たちを虫けらのように殺していった時と同じく、其方らも須らく無様に屍をさらすがいい』」
かつてその命を踏みにじられた者達の怨恨の呪詛を告げた直後、ティアマットの全身は眩い白光に包まれる。
「くっ……! いかん!総員! メインフレームへと避難せよ!」
ティアマットの身体から、膨大なエネルギー波が放たれる。全てを焼き尽くす憎悪と浄化の炎、対メタヴァース蹂躙破壊機構『アルテマヴォルテックス』。
その威力は凄まじくティフォンの力を以ってしても、凌ぎ切れるものではなかった。
(……羽虫のような現行人類が、このような存在を生み出す力を残していたとは!)
ティフォンは屈辱にその身を焦がしながらも、一時メインフレームへと撤退を余儀なくされたのだった。
EPISODE7 虚偽のマルドゥクプラン「メインフレーム中枢ではティアマット討伐のため、ティフォンが『マルドゥクプラン』を発動する」するとティフォンの姿を認めたドラゴンが、咢を歪め雷鳴のような嗤い声をあげる。
「……汝が、この世界の王か?」
「……貴様、何者だ?」
漆黒のドラゴンは翼を拡げ、咆哮する。
「……我が名は『ティアマット』! 我は破滅の使者にして絶望の剣閃! 報復の劫火を宿し、偽りの王に滅びをもたらす者なりッ!」
ティアマットと名乗る漆黒のドラゴンは、さらに続けた。
「我を生み出したタラッサ博士から、其方らに通告だ。
『偽りの王よ。我が憎悪の炎によって焼かれよ。かつて我が同胞たちを虫けらのように殺していった時と同じく、其方らも須らく無様に屍をさらすがいい』」
かつてその命を踏みにじられた者達の怨恨の呪詛を告げた直後、ティアマットの全身は眩い白光に包まれる。
「くっ……! いかん!総員! メインフレームへと避難せよ!」
ティアマットの身体から、膨大なエネルギー波が放たれる。全てを焼き尽くす憎悪と浄化の炎、対メタヴァース蹂躙破壊機構『アルテマヴォルテックス』。
その威力は凄まじくティフォンの力を以ってしても、凌ぎ切れるものではなかった。
(……羽虫のような現行人類が、このような存在を生み出す力を残していたとは!)
ティフォンは屈辱にその身を焦がしながらも、一時メインフレームへと撤退を余儀なくされたのだった。
メインフレームに撤退した上位プログラムたちは、すぐさまティアマットを撃退するかを検討するため、作戦会議を開いた。
だが、先ほどティアマットが放ったアルテマヴォルテックスの威力は絶大で、現存するメタヴァース内のプログラムでは彼の存在には到底敵わないというシミュレーション結果が出る。
悩むプログラムたちの前に、ティアマット観測部隊から悲痛な叫び声が入る。
「ティ、ティアマットが移動開始!真っ直ぐメインフレームに向かってきます!」
多くのプログラムたちが思わず呻き声を漏らしたが、中央の座についたティフォンだけは、喉を鳴らして笑った。
「ククク……ヤツがこちらに向かってくるというのであれば、それは好都合だ……私に良い考えがある」
ティフォンは向かってくるティアマットを不可視のディフェンシブネットで捕らえ、身動きが取れなくなったところを一斉射撃して葬るというプランを提示した。
「……名付けて『マルドゥクプラン』。如何にヤツが頑強であっても、所詮は死にかけの現行人類が生み出した搾りカスよ。我らの一斉攻撃に適うわけがない」
「なるほど……では早速部隊を編成いたしましょう」
「ああ……良きに計らえ」
ティフォンは、プラグラムたちを叱咤激励すると、その身を翻し、いずこかへと向かった。
「ティフォン様……一体どちらへ?」
「……私にはこの場でなすべきことがある……行け!あの不敬な輩を討ち取ってくるのだ!」
EPISODE8 怒れる竜神王「一斉攻撃を受けたティアマットは、強烈な光と熱を発し、新たな形状へ進化(オーバークロック)する」だが、先ほどティアマットが放ったアルテマヴォルテックスの威力は絶大で、現存するメタヴァース内のプログラムでは彼の存在には到底敵わないというシミュレーション結果が出る。
悩むプログラムたちの前に、ティアマット観測部隊から悲痛な叫び声が入る。
「ティ、ティアマットが移動開始!真っ直ぐメインフレームに向かってきます!」
多くのプログラムたちが思わず呻き声を漏らしたが、中央の座についたティフォンだけは、喉を鳴らして笑った。
「ククク……ヤツがこちらに向かってくるというのであれば、それは好都合だ……私に良い考えがある」
ティフォンは向かってくるティアマットを不可視のディフェンシブネットで捕らえ、身動きが取れなくなったところを一斉射撃して葬るというプランを提示した。
「……名付けて『マルドゥクプラン』。如何にヤツが頑強であっても、所詮は死にかけの現行人類が生み出した搾りカスよ。我らの一斉攻撃に適うわけがない」
「なるほど……では早速部隊を編成いたしましょう」
「ああ……良きに計らえ」
ティフォンは、プラグラムたちを叱咤激励すると、その身を翻し、いずこかへと向かった。
「ティフォン様……一体どちらへ?」
「……私にはこの場でなすべきことがある……行け!あの不敬な輩を討ち取ってくるのだ!」
ティフォンの立案した『マルドゥクプラン』は即座に開始された。下級プログラムであれば、触れただけで蒸発するディフェンシブネット、そして一撃で空間を削り取る量子兵器のアサルトキャノン……これらの総攻撃を受けても、彼のドラゴンを完全に封殺することはできない。
「第3次防衛ライン突破されました!」
「クッ……! 怯むな!」
十重二十重に巡らされたネットによる防衛ライン、繰り返される一斉射撃……防衛ラインが突破されるごとに、プログラムたちは潰され、雪のように電子の粒子となって散っていく……それでも彼らは怯まなかった。そして……ついに。
「……ティアマット! 沈黙しました!」
機能を停止してその場に佇むティアマットを見たプログラムたちは、辛苦した末の勝利に勝鬨を上げる。
しかし竜王の怒りは、まだ終わってはいなかった。
「……なんだ? 高熱源反応ッ!?まさか、再起動するというのかッ!?」
再起動したティアマットは、その高熱により表面装甲が剥離、形状を変えてゆく……白銀の鎧を纏った竜王は、再びプログラムたちを
蹂躙し始めた。
ティアマットOC(オーバークロック)……プログラムたちは更なる進化を遂げた恐怖の前に、戦う意志さえ蒸発してしまった。
「ティ、ティフォン様! もう我らではどうすることもできませんッ! お助けくださいッ!」
その身を砕かれ、哀れな断末魔の悲鳴が灼熱の劫火に焼かれた戦場に響き渡る。
それでも彼らの神、ティフォンは姿を現さなかった。
EPISODE9 アルテマヴォルテックス「終焉の炎は全てを焼き尽くし破壊する。そして、この絶対なる破壊者の前に暴風を纏った支配者が現れた」「第3次防衛ライン突破されました!」
「クッ……! 怯むな!」
十重二十重に巡らされたネットによる防衛ライン、繰り返される一斉射撃……防衛ラインが突破されるごとに、プログラムたちは潰され、雪のように電子の粒子となって散っていく……それでも彼らは怯まなかった。そして……ついに。
「……ティアマット! 沈黙しました!」
機能を停止してその場に佇むティアマットを見たプログラムたちは、辛苦した末の勝利に勝鬨を上げる。
しかし竜王の怒りは、まだ終わってはいなかった。
「……なんだ? 高熱源反応ッ!?まさか、再起動するというのかッ!?」
再起動したティアマットは、その高熱により表面装甲が剥離、形状を変えてゆく……白銀の鎧を纏った竜王は、再びプログラムたちを
蹂躙し始めた。
ティアマットOC(オーバークロック)……プログラムたちは更なる進化を遂げた恐怖の前に、戦う意志さえ蒸発してしまった。
「ティ、ティフォン様! もう我らではどうすることもできませんッ! お助けくださいッ!」
その身を砕かれ、哀れな断末魔の悲鳴が灼熱の劫火に焼かれた戦場に響き渡る。
それでも彼らの神、ティフォンは姿を現さなかった。
オーバークロックしたティアマットを止める者はもはやどこにも存在しなかった。
勇敢な使命に燃えたプログラムたちは、それでも彼の竜王に挑んでいったが、哀れなことにその攻撃は、ティアマットに届く前にその身を覆う熱によって蒸発していく。彼らはティアマットの装甲に触れることすらできなかった。
「ティフォン様! どうかお助けをッ!」
「どうかお姿を現し、この怪物を葬ってくださいッ!」
プログラムたちは、彼らの神に対して嘆きの言葉を発しながら電子の海に散っていく……。
そんな悲痛な声はティアマットにとっては心地よい小鳥の囀りと同じだ。
ティアマットの進撃は止まらない。すべてを踏みにじり、滅ぼしていくその姿は、かつての地上を知るものがいれば『断絶の破壊神』と呼ばれた現行人類に虐殺の限りを尽くした巨大空中要塞と同じだと語るかもしれない。
今ここに復讐の輪廻は繰り返されていた。
やがて……ティアマットはメインフレームの中枢まで進撃した。そしてメタヴァースへの鎮魂歌になるだろう咆哮を上げると、神々に終焉をもたらすアルテマヴォルテックスを最大出力で放とうとする。
その瞬間……暴風を纏った神がティアマットの前に立ちはだかった。
EPISODE10 聖戦、再び……「より高次の存在へ至ったティフォンとティアマットの力は拮抗していたが、やがて闘いは終局を迎える」勇敢な使命に燃えたプログラムたちは、それでも彼の竜王に挑んでいったが、哀れなことにその攻撃は、ティアマットに届く前にその身を覆う熱によって蒸発していく。彼らはティアマットの装甲に触れることすらできなかった。
「ティフォン様! どうかお助けをッ!」
「どうかお姿を現し、この怪物を葬ってくださいッ!」
プログラムたちは、彼らの神に対して嘆きの言葉を発しながら電子の海に散っていく……。
そんな悲痛な声はティアマットにとっては心地よい小鳥の囀りと同じだ。
ティアマットの進撃は止まらない。すべてを踏みにじり、滅ぼしていくその姿は、かつての地上を知るものがいれば『断絶の破壊神』と呼ばれた現行人類に虐殺の限りを尽くした巨大空中要塞と同じだと語るかもしれない。
今ここに復讐の輪廻は繰り返されていた。
やがて……ティアマットはメインフレームの中枢まで進撃した。そしてメタヴァースへの鎮魂歌になるだろう咆哮を上げると、神々に終焉をもたらすアルテマヴォルテックスを最大出力で放とうとする。
その瞬間……暴風を纏った神がティアマットの前に立ちはだかった。
以前より進化を遂げたティフォンの姿を見て、瞬時にティアマットは悟る。
「ほう……他のプログラムをその身に取り入れて、進化をしたというわけか」
「然り。屑同然の力といえど、数が揃えばそれなりの力となる……破損したプログラムたちを吸収し、私をさらに高次の存在へと進化させる。これが真の『マルドゥクプラン』だ!……ククク。散っていた輩も私の糧となることができたのだ。光栄だと喜んでいることだろう」
「身勝手だな。だがそれこそが我が滅ぼす神に相応しき傲慢さよ」
「……我が終焉の劫火に焼かれよッ!」
ティアマットの胸が輝き、全てを焼き尽くすアルテマヴォルテックスが放たれる。
「人類の残り香よッ! 私の邪魔をするなッ!」
ティフォンを覆う暴風もまた、膨大な光を放ち、荒れ狂う光線の束を造り出す。コズミックノヴァと呼ばれるその機能は、神格のみに許された絶対破壊の力だ。
2つの力は拮抗していたが、勝ったのはティフォンだった。ティアマットは電磁の嵐に巻き込まれ、超新星爆発のような巨大な光を放ち、粉々に砕け散った。
ティフォンは息を荒げ膝をついた。彼の身体は各部のデータが欠損したような様相となり、機能は30%以下に低下していた。
(現行人類はすでに絶滅寸前のはずだ……滅びを前にして彼の種族を突き動かすこの執念はなんだ?なぜ人類は種の限界を何度も超えることができるのだ?)
メタヴァースの絶対的な管理者であるティフォンはこの事件をキッカケにさらに人類への関心を強めることとなるのだった。
EPISODE11 混沌を生み出す母「爆発四散した竜神王の残骸は楽園の深淵に沈んだ。その欠片たちは新たなる混沌の苗床となるのだった」「ほう……他のプログラムをその身に取り入れて、進化をしたというわけか」
「然り。屑同然の力といえど、数が揃えばそれなりの力となる……破損したプログラムたちを吸収し、私をさらに高次の存在へと進化させる。これが真の『マルドゥクプラン』だ!……ククク。散っていた輩も私の糧となることができたのだ。光栄だと喜んでいることだろう」
「身勝手だな。だがそれこそが我が滅ぼす神に相応しき傲慢さよ」
「……我が終焉の劫火に焼かれよッ!」
ティアマットの胸が輝き、全てを焼き尽くすアルテマヴォルテックスが放たれる。
「人類の残り香よッ! 私の邪魔をするなッ!」
ティフォンを覆う暴風もまた、膨大な光を放ち、荒れ狂う光線の束を造り出す。コズミックノヴァと呼ばれるその機能は、神格のみに許された絶対破壊の力だ。
2つの力は拮抗していたが、勝ったのはティフォンだった。ティアマットは電磁の嵐に巻き込まれ、超新星爆発のような巨大な光を放ち、粉々に砕け散った。
ティフォンは息を荒げ膝をついた。彼の身体は各部のデータが欠損したような様相となり、機能は30%以下に低下していた。
(現行人類はすでに絶滅寸前のはずだ……滅びを前にして彼の種族を突き動かすこの執念はなんだ?なぜ人類は種の限界を何度も超えることができるのだ?)
メタヴァースの絶対的な管理者であるティフォンはこの事件をキッカケにさらに人類への関心を強めることとなるのだった。
暴虐な風の王と化したティフォンのコズミックノヴァは圧倒的な破壊力を持って、現行人類の最強にして最後の復讐の刃であるティアマットの身体を爆発四散させた。
しかし……ティアマットの残骸は全て失われたわけではなかった。
ゆっくりとメタヴァースの最奥に深く、深く沈んでいくティアマットの欠片たち。
目を凝らしてみると、その欠片たちからは、黒い泡のようなデータが次々と発生しているのが分かる。
黒い泡は1つ1つがティアマットに内在する憎悪の炎のような闇の煌めきをしていた。
データの楽園であるメタヴァースに残された、メタヴァース外のデータ。
メタヴァースという世界を構築する海に放り出された、世界を憎悪し破壊するデータ。
すでにティアマットに意識はない。
だが、その身体は世界に対しての矛盾を纏い、メタヴァースを変質させる新たな混沌を生み出していたのだ。
そして、ティアマットの身体はやがて、誰にも手の届かない……神の光すら届かない深海へと沈んでいった。
神への憤りと、愚かなる人々を罰するもの……ネメシスと呼ばれる闇を生み出すために。
しかし……ティアマットの残骸は全て失われたわけではなかった。
ゆっくりとメタヴァースの最奥に深く、深く沈んでいくティアマットの欠片たち。
目を凝らしてみると、その欠片たちからは、黒い泡のようなデータが次々と発生しているのが分かる。
黒い泡は1つ1つがティアマットに内在する憎悪の炎のような闇の煌めきをしていた。
データの楽園であるメタヴァースに残された、メタヴァース外のデータ。
メタヴァースという世界を構築する海に放り出された、世界を憎悪し破壊するデータ。
すでにティアマットに意識はない。
だが、その身体は世界に対しての矛盾を纏い、メタヴァースを変質させる新たな混沌を生み出していたのだ。
そして、ティアマットの身体はやがて、誰にも手の届かない……神の光すら届かない深海へと沈んでいった。
神への憤りと、愚かなる人々を罰するもの……ネメシスと呼ばれる闇を生み出すために。
チュウニズム大戦
レーベル | 難易度 | スコア | |
---|---|---|---|
スキル名/効果/備考 | |||
■メタヴ | MASTER | 0 / 490 / 980 | |
テクニカルブースト(MASチェイン) | |||
自分と次のプレイヤーは、出すカードがMASで COMBOした時、CHAINとなる。 |
■ 楽曲 | |
┗ 全曲一覧(1 / 2) / 追加順 / Lv順 | |
┗ WORLD’S END | |
■ キャラクター | |
┗ 無印 / AIR / STAR / AMAZON / CRYSTAL | |
┗ マップボーナス・限界突破 | |
■ スキル | |
┗ スキル一覧 / 期間限定スキル | |
┗ スキル評価 / 期間限定スキル | |
■ 称号・マップ | |
┗ 称号 / ネームプレート | |
┗ マップ一覧 |
コメント(64)
Twitter
-
ママ...
このコメントに返信0返信 -
このドラゴンは女の子だった...?このコメントに返信0返信
-
ママーーーッ!!!このコメントに返信0返信
-
ティアマットの影響力が強すぎる。
器がティアマットを再生するストーリー作って欲しい。
曲のように「Once again I return.」する展開が楽しみ。このコメントに返信17返信 -
ティフォンの悪逆を止めるため(?)に頑張ったのになんだかんだで残骸が世界を滅ぼす側に回っちゃったの悲しいなぁ返信数 (1)9返信
-
母性を感じるこのコメントに返信0返信
-
絵の後ろのあれ
DDRのデモの時に出てくるあれっぽい感
わかってほしいこのコメントに返信0返信 -
ついに公式にママ呼ばわりされたティアマトさんこのコメントに返信23返信
-
いつの日かオールドブルーがこの破片を回収してさらに進化してティフォンぶちのめすストーリーを下さい。返信数 (1)3返信
-
か わ い い返信数 (2)109返信