アメリカのトランプ大統領は５日、南部ジョージア州で、大統領選挙後、初めて集会を開き「選挙で不正が行われた」と改めて強調しました。

　「民主党は大統領選挙で不正を行ったが、我々はまだ勝利できる」（アメリカ トランプ大統領）

　来年１月に行われる連邦上院の決選投票で共和党の候補を応援するためジョージア州で集会を開いたトランプ大統領は、大統領選挙の結果について「誰もが間違っていると分かっている。我々は決して負けていない」と強調。その上で、選挙結果をめぐって不正があったとして複数の州で起こしている訴訟については、「まもなく連邦最高裁判所に上告するだろう」と述べました。ただ、トランプ氏はこの日も不正の証拠を明らかにすることはありませんでした。

　未だ大統領選での敗北を認めず法廷闘争を続けるトランプ氏としては、退任後を見据えて共和党内で自らの影響力を維持する狙いもあるとみられます。