逃亡犯条例の改正反対デモを再燃させるべく国慶節(建国記念日)に当たる10月1日の大規模デモが呼びかけられている。9月23日付香港各紙によると、あるネットユーザーは最近、SNSで「十・一国殤日大遊行」と題して大規模なデモ行進の参加者を募っている。●湾から出発することになっているが、まだ詳細な行進ルートは発表されていない。各地で道路を封鎖し、火炎瓶を投げるなどして暴動を再燃させる計画で、警察は動向を注視している。昨年の10月1日にはデモ隊が各地で道路封鎖や放火、鉄道駅や店舗の破壊を行い、●湾では襲撃を受けた警官が18歳の学生に発砲してデモがますます激化する騒ぎとなった。テレグラムによると「十・一国殤日大遊行」はあるネットユーザーが9月7日、警察に発砲の責任を追及することを要求するほか、健康QRコードと香港版国家安全法への反対を掲げ、九龍でデモ行進を行うことを提唱。警察に許可を申請するつもりはなく、参加者は自らリスクを考慮するよう呼びかけた。ネットユーザーは連日の討論を経て管理者が九龍でのデモは中止すると発表。昨年、発砲事件のあった●湾で開催することとなった。詳細は当日になってから発表するという。SNSでは火炎瓶の作り方や正確な投げ方などの解説が流れている。【●=草かんむりに全】
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