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 でも「ロイドの為!」とレイが思わなければ、本作も始まらなかったと。

誰が為に
 ロイドは“エリックがレイを大切に思ってる”と、知っているから。
 エリックが、また「消えたい」とか言い出さないよう
 レイを幸せにしようとしたのね
 全身全霊で!

 そのロイドでさえ、レイの気持ちを把握できてなかったのが前巻

 またロイドが、レイを幸せにしたい気持ちも偽りはない
 だから「いい男」と呼ぶのでしょうね

 前巻ロイドは、レイにフラれましたが…。

だからエリックは言える、“どうか自由になって”と

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 ロイドはフラれた、けどおかげで自由になれた。

終止符
 何せ、頑固がイケメンをまとってるようなロイドですから!
 エリックも、ロイドが責任感で行動してるなら
 自由にしてあげたかった

 でもロイド自身が、決して納得しないから

 今までは言えなかった
 今になって、ようやく自由にしてあげられる!

おっと! えりっくのしんぞうが とまった!!

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 結論から言った! 「エリックが好きだ」

大自爆
 だから止まった! エリックのサボりがちな心臓がッ!!
 いやはや! エリックくん いやはや!
 だがダメなのだ!

 臆病! 歳上! 男! だがエリック自身“そんな事にこだわるな”と言った

 アルセニオへ、囚われることなく選択を信じろと励ました!
 前巻エリック自身がそう励ました!

 であればエリックは、「その理由」では拒むことが出来んのじゃな!

 ハッハッハ、ブーメランしてやがるッ!!

エリックから飛び出す拒絶は、レイ、レイ、レイと比べてばかり

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 幼い夢「南極への旅路」もレイとだと。己に言い聞かせていた

ニブイド!
 ロイドの自己評価も、「またフラれる」覚悟はしてたらしい
 でもエリックは、そもレイにコンプレックスがある
 レイが生まれる前からずっと。

 だからロイドも、レイが好きになると思い込んでたのね

 作中、体型やら正反対な兄弟とは思ってましたが
 思ったより気にしてた…!

 関係がややこしい、だから想いもややこしい。

順を追わず困惑した? なら話そう、順を追って。手加減をして

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)ロイド
 正直俺は恋愛とかよくわかってない

 特に お前との関係は やたらと複雑だろ
 エリックへの気持ちが
 色々ありすぎて

 自分の本当の気持ちが分からないままだった

 恋人にしたいのか
 師弟でいたいのか



 結局俺も ありもしない境界線探してただけかもしれない


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 エリック曰く、「手加減してコレなの…? わたし死ぬのでは…?」

気持ち
 告白へのリアクションも、性別も。ちょっぴり変わっているけれど
 ただ、「相手にとって恋人、家族、一番近い人になりたい」
 色々ひっくるめたのが「好き」なのは
 とてもとても「普通」なこと

 これもまた境界線なのね。「俺は“エリックの何”になりたい?」

 そう「境界線」を探して。
 自分自身が、エリックをどう想うかを考える余裕がなかった

 ロイド怒涛の「俺はこう想った」!

 告白して殺す男と、告白されて死ぬヒロイン!

 イヤハヤ! 素敵でしたわ!

第60話。ヒャッハー! カップル成立だァ!!

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 漫画史に残らんばかりのウザさと、学術的なエリック…!

第60話「魔女の下僕と偉大な魔女」
 キューティクル探偵時代も思ったけど、調子にノリ方がすげえな!
 ウザい! 怒涛の祝福をするアルセニオ達ですが
 エリックのノロケもとんでもねえ!
 とんでもねえ!

 またエリック、“せっかくだから”。性別は使い分けると公言

 アルセニオにも励ましましたが
 彼自身がそうなった今、生物学視点から返すのがエリックらしい

 また「狩ると決めたら早いな!」とか、サウロも調子のいい事!

 とまれ、こうなったらツノ狩りだと結論を急ぐも…

魔王『…どんな奴だ?』

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)魔王キングブル
 私のツノをもいででも 助けたい奴がいるんだろ?

 どんな人間だ?