その願いを叶えたのがベティだった、と
■たった一言が砕くもの
後日、偽物はビビアンにより徹底的に成敗!
衝撃映像も、ホントは殺していない
全く彼女も人がいい!
『誰もお前を信じない』
何より、この言葉が彼を縛っていたのか
誰も信じてくれなかったから
でもベティは信じた、“信じて貰える”のだと
開放したのは心もだったのだと。
背景、砕けた鎖はそういう意図かしら
第63話
魔法で、“アルセニオの記憶”を覗いたビビアンは
魔法で、“アルセニオの記憶”を覗いたビビアンは
悪党は、“愛する人のキスで戻れる”条件で蛇に
■第63話「魔女の下僕と小さな主人3」
魔女ビビアン、口調は荒くパワフルな人ですが
アルセニオの記憶に、彼以上に怒り
彼に風呂だの散髪だの!
彼女は、当たりまえに心に寄り添う人
さっと「故郷のスープ」を作ったり
当たり前のように寄り添う
たただ、目の前の人の為に大忙しになれる人
この人、アルセニオ級に良い人じゃない!?
ビビアンは、“魔女迫害の宗教“”だと知っていた
なのになぜ助けた?
なのになぜ助けた?
)魔女ビビアン
いいも悪いもあるか
誰だって 心だけは自由なんだ
信じるものは自分で決めろ
あまり世界を単純にするんじゃないよ
目の前にいる奴が
どんな奴か
ちゃんと自分で考えられるだろ
自分を信じな
目の前にいる奴が
どんな奴か
ちゃんと自分で考えられるだろ
自分を信じな
彼女は自分で判断し、自分を信じているのね
■魔女の選択
宗教に道徳を、良心を預けて育ったアルセニオ
対し、魔女は「自ら選ぶ」のが基本か
エリックもそうですし
魔法だってそう
性別にこだわらない姿勢と同じ
極論すれば、アルセニオが受けた迫害も
彼が持つ「性」への呵責も
どっちも「常識」に惑わされてのこと
本作は、一貫して「自分の選択」を大切にしてるのね
夜中、不意に暴れだしたアルニセオ
魔女曰く「膿が出てきた」のだ
魔女曰く「膿が出てきた」のだ
繰り返す光景、心の膿は簡単には止まない
■最初の患者
作中、ごく当たり前のように皆を治してくれ
時に、己の無力さに悩む“薬草魔女”
ベティ最初の魔女稼業!
頭で解って、住環境が安全で
それでも、“今”さえ忘れさせてくる!
過去ってのはしつこい!
幼女には重すぎる患者
でも「助けたい」と言ったのはベティだから
「助ける重さ」も学ばせているのか
助けるって簡単じゃあない!
第64話
青年に過ぎる恐怖、また嫌われたら…?
青年に過ぎる恐怖、また嫌われたら…?
そしてしれっとビビアンに飛ぶブーメラン!
■第64話「魔女の下僕と小さな主人4」
親友サウロも、魔物化した自分を許さなかった
もしも、また「許されなかったら」
恐怖はいかばかりか
でもね、悲しい人を見ると悲しいんだよ!
すごく良い人が、アルセニオが苦しむ姿に
ガン泣きしたベティの優しさ!
これじゃアルセニオも、泣いてはいられない
アルセニオ「自ら」乗り越える為にも
この関係が大切なのね
魔女と、魔法使いの“魔法”は違う
魔法使いは効率重視
魔法使いは効率重視
『正解はないの 選択があるだけ だから楽しい方を選ぶようにしているわ(ビビアン』
■魔女の魔法論
魔法陣だの月夜だの、魔女の魔法は煩雑ですが
本作は「楽しいから」と規定
発想が面白い!
てか万事に言える事じゃない!?
人生って、選択の連続だけれども
正解があるとは限らない
効率で選ぶか、楽しさを重視するか
魔女は「正解なんてない」と規定
だから自由に選べるんですね
お馴染み「仕立て屋」さん
アルセニオ、“魔物”と呼んで後悔してしまう
アルセニオ、“魔物”と呼んで後悔してしまう
『ごめんなさい… 俺も魔物って呼ばれるのはちょっと嫌なのに 普通に呼んじゃって…(アルセニオ』
■自戒の言葉
自分の何気ない言葉が、他人を傷つけてしまう
アルセニオは、体験で深く学んだから
傷つけられる側になったから
だから余計に優しいのね
その“偏見”の痛みを
ベティには味わわせたくないから
彼が過保護なのは、彼が傷ついた為か
傷つく辛さを知っているからか
ベティは「偏見」を知らない
知らないから、アルセニオを屈託なく信じた
知らないから、アルセニオを屈託なく信じた
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