①企画のご紹介。②バトンをいただきました。③レビューをいただきました。④レビューを書きました。

2020年 12月01日 (火) 14:25

気がつけば2020年もあとひと月になってしまいました。一体、何が起きたのだ。やはりこの世には時間泥棒が存在しているのではないでしょうか……。実は海外へ発送した国際郵便が9月から行方不明のままなのですが、今年中に解決するといいなあと地味に願っています(捜索中なのですが、一体どこへ行ってしまったのか……)

それから他サイトで恐縮なのですが、アルファポリスで絵本・児童書大賞が始まりました。私は、「幸運を運ぶ猫は、雨の日に傘をさしてやってくる」でエントリーしています。よかったら応援してください~。

本日の活動報告はこんな感じです。どうぞお好きなところをつまんでいってくださいね。


①企画のご紹介
②バトンをいただきました
③レビューをいただきました。
④レビューを書きました。



①企画のご紹介



★イラスト描きます企画〜開催中〜
 


管澤捻さまによる、太っ腹なプレゼント企画です。

★応募期間 12月1日〜12月7日まで。
★当選人数は、3名(10名以上応募の場合のみ5名)

ちなみに、『これからもあなたが幸せでありますように。』のイラストも、管澤捻さまに描いていただいたものです。
挿絵(By みてみん)

↓詳しくは下記の活動報告にて
イラスト依頼募集概要




★イラストから物語企画〜開催中〜
 


遥彼方さまの描いたイラストに合わせて物語を紡いで下さい。

★期間 11月1日~12月15日まで
★ジャンル不問。
★長編・短編、新作・旧作OK
★参加方法
期間中に、作品のキーワードかあらすじに
イラストから物語企画
と入れるだけ。

↓詳しくは下記の活動報告にて
イラストから物語企画概要

私は「僕を待つ君、君を迎えにくる彼、そして僕と彼の話」で参加しております。
挿絵(By みてみん)

イラストから物語企画参加作品はこちらから



★なろう美術館〜開催中〜
 


長岡更紗さま主催のイラスト交換企画ですが無事にすべてのイラストが提出され、本日よりなろう美術館として公開されております。どうぞみなさまもご来館されてみてくださいね。イラストをきっかけに、さまざまな作品に触れてみるのもまた面白いですよ。

★イラスト交換企画に参加されている方のブクマ・評価・レビューは禁止です。ご注意くださいませ。

オープンしました♪
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★あらすじだけ企画〜開催予告〜
 


とびらのさまによる、あらすじだけ企画のご紹介です。あらすじにするのは、トータルで10万字相当の作品の長編であること。企画内容が特殊ですので、必ず下記リンクのとびらのさまの活動報告と企画についてのエッセイをお読みください。

※とびらのさまの企画は、毎回がっつり企画主であるとびらのさまの批評をいただくことができます。ご存知かと思いますが、とびらのさまは書籍化作家さんです。(『ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される』、面白いですよ。褐色ヒーロー好きさん、走れ!)書籍化作家さんに、自分の弱いところ、苦手な部分をズバッと指摘していただける機会はなかなかありません(しかも無償でなんて、これはすごいことですよ!)本当に勉強になりますよ!


★期間 2021年1月1日(0時)~1月20日(23:59)まで。
★文字数 600~2000字
★参加方法
開催期間中に「小説家になろう」に『あらすじだけ企画』のタグを付け、連載ではなく「短編」の設定で、新規投稿。


↓詳しくは下記の活動報告とエッセイにて
あらすじだけ企画概要



★夢幻企画〜開催予告〜
 


家紋 武範さまによる、夢幻企画です。いつも大盛況な家紋さんの企画。今回は、どんな作品が飛び出すでしょうか。

★期間 2021年1月14日〜2021年1月31日
★新作のみ
★作中に「夢」or「幻」の言葉が入っていること
★文字数は200〜50000字程度


↓詳しくは下記の活動報告にて
夢幻企画概要



②バトンをいただきました




間咲正樹さまより「名刺代わりに好きな小説を10作品あげる」というバトンをいただきました。ジャンル縛りをするか悩みましたが、読んでいる方も多そうな「海外児童文学、絵本」でいこうと思います。懐かしい〜、大好きというお声が聴けたらいいなあ。気がついたら11選でしたが、お許しください。泣く泣く省きましたが、「がまくんとかえるくん(アーノルド・ローベル)」シリーズも大好きです。

1、赤毛のアン (L・M・モンゴメリ)
もう大好きで大好きで、何度繰り返し読んだことか。いちご水やマリラお手製の砂糖づけの味わいを妄想した少女も多かったはず。このシリーズは、孤児だったアンが結婚をして家庭を持ったあとまで続くのですが、やはりこの1巻が一番好きです。2番目に好きなのは、アンの愛情かな。ギルバートとのすれ違いやらなにやらがたまりません。ちなみに最近、赤毛のアンの表紙がラノベ調なものを発見しました。わりとデフォルメの効いた形で印象的な場面が漫画にされているので、最近の子どもたちにもとっつきやすいようです。いやあ、新鮮でした。


2、あしながおじさん(ジーン・ウェブスター)
これも何度読み返したことか。上のアンと同じく、孤児院育ちのジュディ(本名はジェールシャ、自身で愛称をつけてジュディにしています)が、正体を隠した謎の「あしながおじさん」との交流を通して少しずつ成長していく物語です。この「あしながおじさん」の正体を知るこの物語のクライマックスが最高でして、これこそまさにスパダリだなあと思う次第なのです(つまり、私の性癖はすでにこの時代に固まっていた。三つ子の魂百まで)なお、ジュディが結婚した後、大学のルームメイトだったサリーが主人公となる「続あしながおじさん」もとても面白いです。


3、みにくいおひめさま(フィリス・マッギンリー)
小学生の頃にとある小さな図書館で一目惚れした本です。大好きで手元に置いておきたかったのですが、なんとこの本は絶版で手に入れることができなかったんですよね。欲しい欲しいと願い続けていたところ、2009年に復刊し、購入することができました。どんなにもともとの姿形が美しくても、内面の優しさがなければひとは美しいとは言えないのだと、優しく語りかけてくれる物語です。


4、大草原の小さな家(ローラ・インガルス・ワイルダー)
開拓者であるインガルス一家の暮らしぶりを幼いローラ視点で描いたものです。名作と言われる海外児童文学のあとがきには、「この作品に出てくる表現は当時の社会情勢を理解するためにあえてそのまま〜云々、差別を助長するものではなく~云々」のようなただし書きが書いてあることが多いのですが、最初にそれを見たのがこちらだったりします(当時は意味がわからなかった)
ちなみにこの作品はインガルス一家物語シリーズの2作目にあたるのですが、わたしは1作目どころかシリーズがあることを小学校の図書館で見つけるまで知らずとても驚いた記憶があります。(見たことがないのですが、たぶんテレビドラマの影響で「大草原の小さな家」だけ爆発的に有名になったのではないかと思われます)そして、大人になってから作者と娘さんとの間でこのシリーズを巡って血みどろの権利争いが起きたことを知り、さらにショックを受けました。


5、グロースターの仕たて屋(ビアトリクス・ポター)
ピーターラビットのおはなしシリーズのひとつです。
貧しく年老いた仕立て屋。彼は納期のクリスマスを目前に高熱を出してしまい、依頼されていた町長の服を作り終わることができません。仕立て屋が寝込んでいる間に繰り広げられる、飼い猫シンプキンとお店に住み着いているネズミたちとの物語です。

嘘か本当かわかりませんが、この作品は作者であるビアトリクス・ポターの1番のお気に入りだったとも言われています。こちらのシリーズはところどころにちょっぴり皮肉がきかせてあり、美しい挿絵にうっとりしながら読んでいました。我が家は完全なる日本家屋でしたから、この挿絵に出てくるようなイギリス風のお家やお庭は、本当に憧れでしたね。


6、モモ(ミヒャエル・エンデ)
灰色の男たちによって人々から時間が盗まれてしまい、心から余裕が消えてしまいます。それはお金はなくとも、豊かな生活を過ごしていたモモの周囲もまた例外ではなくて……。時間泥棒が消えてしまう際に呟くひとことがとても印象的です。寂しいような、切ないような、なんだか泣きたい気持ちになります。また作中での道路掃除夫のベッポじいさんの言葉は、大人になった今の方が当時よりも身にしみることが多いですね。


7、すてきな三にんぐみ(トミー・アンゲラー)
挿絵も物語もすべてが最高。大人になった今でも大事にしている絵本です。ひゅー、真っ赤な大まさかりかっこいいぜ! おらおら、こうしてやんよ……という話ではありません。ティファニーちゃん、かわいい。黒マントに黒帽子、わたしも仲間に入りたいと思ったものです(どんな子どもだ)

ちなみにあまりにも好きなので、中国で見かけたときには中国語版も記念に買いました。訳者さんの違いによって、少しずつニュアンスが変わるのが面白いです。


8、ナルニア国物語さいごの戦い(C・Sルイス)
ナルニア国ものがたりシリーズの最後の物語です。
ネタバレあります。未読の方はスルーしてください。
とりあえず何が1番言いたいかというと、スーザンなんですよ。当時のわたしの感覚で言えば、一度仲間になったなら死んだり、あるいは裏切ることはあっても共にその世界で生きていけるように思っていたのです。まさか世界を否定したり、その枠組みからはじき出されることがあるなんて。さらっと数行で終わらせられるそのあっけなさが、子ども心に衝撃的でした。キリスト教的な結末よりも、そのスーザンの扱いが印象的でした(そのスーザンの扱い方もまた、キリスト教的な考え方によるものだと思うのですが)


9、ドリトル先生航海記(ヒュー・ロフティング)
ドリトル先生シリーズの第2巻にあたります。
この中で行方不明になっていたとある博物学者とドリトル先生が会話をする場面があるのですが、博物学者は英語が話せなかったんです。その中でいくつもの動物の言語で会話をしていき、最終的にワシ語でコミュニケーションをとることに成功する場面がすごく好きでした。狐狩りのことを知ったのもこのシリーズでした。「カンフルチンキ」と「ユーカリプタス」で猟犬を撃退する場面がとても印象的だったのです(これは、「ドリトル先生のサーカス」かな?)
(ちなみにさまざまな児童文学が映画化されるなかで、これは違うだろうとひとり涙したのが、この「ドリトル先生」だったりします。映画版がお好きな方、すみません)


10、マチルダは小さな大天才(ロアルド・ダール)
大変賢いマチルダは、勉強をしたいのに両親にとりあってはもらえません。両親が関心があるのはお金儲けと美容のことばかり。ようやっと入った小学校では、校長先生がとんでもない女性のため、何かあると子どもたちはお仕置き部屋に閉じ込められてしまいます。そんなある日マチルダはとある力に目覚めて……。

ちなみにマチルダと言えば映画「レオン」を思い出す方も多いかと思いますが、こちらの本には殺し屋は出てきません。とはいえ、このマチルダのご両親や小学校の校長先生はスナイパーにお掃除していただいたくらいの極悪っぷりです(だからこそ、マチルダの仕返しが小気味よいのですが)ちなみに同じくロアルド・ダールの「魔法のゆび」もとても面白いです。ちょっとブラックで皮肉たっぷりなところが気持ちいいんですよね。


11、おおきな木(シェル・シルヴァスタイン)
村上春樹さんが訳したことで、再注目された作品です。わたしが一番最初に読んだ本田錦一郎さんの翻訳はすでに絶版となってしまっていて、村上春樹さんの翻訳しか手に入らないと思います。可能なら、読み比べてほしいですね。韓国語版なども持っているのですが、訳者によってのニュアンスの違いがとても面白いです。でもわたしは思い出補正と懐かしさにより、本田錦一郎さんの翻訳が子どもたちにはいいかなと思うのですが(笑)



③レビューをいただきました



あぁ、なるほど。これは読まないとわからない。
まずは、あらすじを斜め読みしてみる。

お嬢さん育ちの綾乃さん。この人がヒロインかな。
そして、綾乃さんを迎えにくる「彼」の存在。
公認の三角関係なのか……?

そんな疑問を念頭に、本編へ。むむ。
読み進めるにつれて、さらに追加の疑問符が並んでいく。
そして、そんな数々の疑問符を一気に氷解させるのは……

あぁ、なるほど。これは読まないとわからない。

読後には「イラストから物語企画」の趣旨に沿って、イラストに立ち返ってもう一度唸る。そんな楽しみ方ができる一編。

お見事です。



有月 晃さまのオススメは、「ソパ デ マリスコス」です。

この作品の主人公は、とある理由でスペインを旅する日本人。旅先で倒れた彼は、さびれた村の中で頑固な老人と意地っ張りな女性と出会います。孤独を抱えた彼らのやりとりは、どこか静かで美しいのです。

眠れない時、食事を食べたいと思えなくなった時、どうしようもなく孤独で寒すぎる時。一杯の温かいスープがきっとあなたに生きる意味を思い出させてくれるはず。(コロナ禍でなければ、旅に出かけたくなる作品なのです)



④レビューを書きました



赤ちゃん扱いされたくないお子さんと、子どもが可愛くてたまらないお母さんのお話です。
いくつになっても子どもというのは愛らしく可愛いもの。思わぬ場面で、子どもたちの成長を実感してびっくりすることも多いことでしょう。

こちらの作品の主人公は、小学校3年生のトモちゃん。トモちゃんは、自分のことを小さい子扱いしてくるママに不満を持っています。しかももうすぐママのお誕生日だというのに、そのサプライズプレゼントもなかなか決まりません。

ある日トモちゃんがお留守番をしていると、急に夕立が降ってきました。ベランダに出て洗濯物を取り込んでいると、褒められるどころか、帰ってきたママにいきなり叱られてしまいます。せっかくお手伝いしていたのにと怒るトモちゃん。そんなトモちゃんに、パパは喫茶店でトモちゃんが生まれた時の話をしてくれて……。

読書の後にはぜひつんつんする飲み物を。幅広い年代の方に読んでいただきたい優しい作品です。



ひとりぼっちだと思い込んでいた少年が、家族の絆を取り戻すまでのおはなし。
涙もろいかたは、絶対に外出中に読まないでください。

物語の主人公は、なんともやる気のない何でも屋の少年イクサ。引き受けた仕事の手は抜かないものの、最低限の日銭を確保できたら、あとは一日中惰眠をむさぼっていたいとのたまう少年です。

そんな少年に、この町の町長が直々に仕事を依頼してきます。しかし町長の依頼はなぜかやっかいごとばかり。荒事に巻き込まれることもしばしばで……。

芯の強いお嬢さま町長に、エキセントリックな執事。なぞの珍獣に、訳ありな少年の育ての親。そしてなんとも人情味豊かな町のひとたち。

依頼をこなすたびに、少しずつ明らかになる少年の心情に、思わず涙腺が緩んでしまいます。少年が「家族」から愛されていたことにきづいた時、彼は自分の足で立ち上がることができるのです。

スチームパンク風の世界がお好きな方にもぜひ読んでいただきたい作品です。





よろしければこちらもどうぞ!


あっきコタロウ様「そしてふたりでワルツを」サク様「黄塵(仮)」、
夕凪 もぐら様「ドブ鼠たちのトロイメライ」もどうぞよろしくお願いいたします。

なお、本日の活動報告は、夕月 悠里さん割烹エディターを利用して作成いたしました。

コメント

◾️瑞月風花さま
「すてきな三にんぐみ」をお好きな方がきた〜!
いらっしゃいませ! もうあの挿絵がまたスタイリッシュなんですよね。可愛さではなく、かっこよさで攻めてくるところが素敵。内容も、山賊さまが人助けだなんて、シュールでいいんですよね♡

ちなみにモモは本を先に読んでいて、その後に学校で映画を見たのですけれど、カシオペイアが字幕で「彼女」となっているのを見てものすごくびっくりした記憶があります。


◾️Kobitoさま
「赤毛のアン」、食べ物の描写が本当に素敵でしたよね。
アンの真似事をしてお茶会をしていたので、子ども心にティーカップなどを触りたくて仕方がありませんでした(当時は今よりも、お客さま用の茶器、お皿と、自宅用の食器が分かれていたような……)

あしながおじさんとジュディのすれ違いや葛藤、本当に胸がきゅんきゅん。ロマンスでしたよね(うっとり)ジュディの怒り、苦しみ、焦りに共感し、そして少しずつそれを飲み込んで成長していくところに憧れを抱いていました。

「モモ」を読んだときはどこかまだ遠い世界だったのが、今ではまさに「モモ」で描かれた世界に生きているような気がします。作者さんはあの当時から、危惧を抱いていたのですよね……。


◾️惠美子さま
我が家は先日換気扇の掃除を終えました。
(掃除をしていたら、掃除前は閉まっていたレンジフードがなぜか閉まらなくなってしまい、椅子の上で四苦八苦。ネジまわしをふりまして、何とか元どおりになりました。本当にこれで良かったのかは、実はいまだにわかりません……)

国内での郵便事故が本当に稀な日本は、素晴らしい国ですよね。あの価格で全国どこへでも出せるなんて、本当に感心してしまいます。海外への郵便物はこの10年間で1度だけ郵便事故にあいました。それでも数ヶ月後に発見されたので、今回もそれを期待しています。


◾️柴田 洋さま
郵便事故はダンボールのラベルが剥げたりして、たびたび起こるんです。あと、今年はコロナの影響か税関チェックがかなり厳しいみたいで、全数検査になっています。そのため荷物の捜索にゴーサインが出たのもだいぶ遅くて……。本当にちゃんと届いて欲しいです。これをもう一度手配することになると、かなりの手間になるのですよ……。

「大草原の小さな家」、ローラが焚き火の跡地でガラス玉を見つけたり、ささやかなクリスマスを楽しむ場面がとても好きでした。(作者であるローラの現実は本当に過酷だったみたいですが)


◾️有沢真尋さま
まひさん、わーい、いらっしゃいませ!
遊びに来てもらえると、めちゃめちゃ嬉しいのですよ〜

「西洋文学にみる異類婚姻譚」、え、なにそれ、めっちゃ欲しいです。ちょっと今からアマゾンで検索してきます。日本文学におけるではないところが、またツボをついてくる!「窮鼠はチーズの夢を見る」、タイトルに耳覚えありです!
これも一緒に検索検索!(ホクホク顔で)

「ガラス山の魔女たち」、入手不可状態なんですか(涙)
せっかく復刊したということでしたのに、一体何があったのだ。うちの県は県庁所在地ですら、しっかりした図書館がないのですよ……。県をまたいでの本の取り寄せができるのか、ちょっと調べねば。

本は意外と絶版や電子書籍化されていないものが多いということをこの10年で本当に実感しました。やはりどんなに好きな本は自分の手元に置いていないくてはいけない(遠い目)
石河 翠  [ 2020/12/03 17:03 ]
◾️たこすさま
赤毛のアン、マシュウが本当に素敵でしたよね。口下手な彼が、何とかしてパフスリーブのブラウスを手に入れようとする部分は読んでいてハラハラ。大人になると、無駄を省こうとするマリラの気持ちもよくわかるんですけれどね。

「あしながおじさん」、原作ではジュリアは本当に脇役なんですよね。ジュディは手紙の中で結構彼女の悪口も言っているのです。それを普通に笑って受け入れていたあしながおじさんの心の広さよ。(現実世界なら、嫁姑関係みたいな揉め事に発展しそう笑)


◾️藤倉楠之さま
ようこそお越しくださいました。とても嬉しいです!

あしながおじさん=スパダリ説、同意をいただきありがとうございます。先回り、先回りですごいですよね。そのくせ最後はサリーのお兄さんのことをジュディーが好きだと思い込んですれ違い。このあたりがまさに王道で今でもにやにやしてしまいます。

ナルニアの『えー?』もありがとうございます。
あれは子ども心に忘れられず、世界ではどんな風に受け入れられているのか気になっていたりします。キリスト教的世界観なので、その宗教観のお国では納得のいく結末なのかもしれませんよね。

懐かしさもあいまって、手に取るとうっかり時間も忘れて読みふけってしまう名作たち。まさに時間泥棒ですね。


◾️楠木結衣さま
モモのあのオレンジの表紙、大人っぽかったですよね。
外国の児童文学は、挿絵も結構独特でその辺りも子ども心にお気に入りでした。

ナルニア国物語の最終巻、わかっていただけますか!
嬉しい〜!!!

あれ、本当にあれでいいの?!って本を投げたくなりましたからね。当時はかなり呆然としました。スーザンが「パーティーのことばっかり」とか言われてあんなことになるとは……。求めない、信じない、手を伸ばさないものには、何も与えられないのだとおののきました……。


◾️夕立さま
大人になるとベッポ爺さんの言葉が身にしみて、切なくなります。自分の目の前にあるものを一歩ずつ、地道に片付け積み重ねていくことがどれだけ難しいか。

短期的な効果、成果が出ないものはわりと切り捨てがちだと思うのですが、少しずつ歩んでいく先に自分の目指すものがあるのだよなあとしみじみ実感します。


◾️間咲正樹さま
国際郵便、わりと高額なものをダンボールいっぱい送っているため、マジで切ないです。補償はあるはずですが、どこまでカバーできるか。しかもお金が回収できたところで、再度発送しないといけないので、それも頭が痛いのです……。

当時は、図書室か図書館に住みたいと思っていました(笑)食事する時間も惜しかったのですが、今でも読書でダイエットはできると思っています。
石河 翠  [ 2020/12/03 16:36 ]
◾️鷹羽飛鳥さま
「あしながおじさん」、あれを読むと糖蜜キャンディを食べたくなります。(すぐに食べ物の話題を出してすみません)

訳者が違う問題、あるあるですね!
訳し方が違うので、ふと思い出したときにその表記に巡り会うことができず、探し回る羽目に(笑)

ちなみに我が家にあるのは「赤毛のアン」は村岡花子さんの訳なのですが、その次の「アンの青春」と「アンの愛情」は別の方になり、それ以降はまた村岡さんに戻ります。この一貫性のなさは一体……。

名作劇場も日本むかし話も終わってしまって寂しいです。復活してほしいなあ。


◾️八刀皿 日音さま
で、出たな時間泥棒!!!
最近家の中が冷凍庫みたいに寒くてたまらないと思ったら、ぼんくらさんが理由だったんですね!!!(←冬のせいです)
テスト前になると精神と時の部屋が欲しいと連呼していた学生時代だったのですが、やはり今でも欲しい……。それか自分が5人いれば作業を分担できるのに(みんな休憩係)

我が家は漫画を家に置いてもらえなかったため、本といえば必然的に世界の名作みたいなものばかりでした。おかげさまで、ライトノベルというものに出会った瞬間、テンションが爆上がりになり、必死になって買い揃えましたよ。世界にこんな面白いものがあったのかと衝撃が走りましたもん(笑)


◾️雪麻呂さま
1年があっという間ですよ、まったく。
今年はわちゃわちゃしていたので、来年こそはのんびり過ごしたい〜。

家にね、漫画とか全然なかったんですよ。テレビもゲームもダメで。だから一人暮らしを始めたときに、ネトゲにもハマったし、漫画喫茶に通い詰めたし、ブックオフとか天国に見えたし、もうドバドバやりたいことをやりました(笑)子どものうちにある程度の耐性をつけておかないと、ダメ人間になる典型ですわ〜。
(子どもの時も転勤族、自分が就職してからも結局転勤族なので、収集系オタクとかにはならなかった←引越しが数年おきにあるのが、もう体に染み付いている)

「ぼくは王さま」の王様シリーズ、家にありました!
しゃぼん玉でネックレスを作るお話が大好きだったなあ。実際にやろうとしたっけ(無理です)

国際郵便は、30キロまで物を送れるのですけれど(海外に送る宅配便なので)、結構な金額と重量のものを入れて送ったものの中で、一番高価なものだけ相手先に届いていないのです……。可能ならハンドキャリーで持ち込みたかったのですが、入国するための書類を揃えるのがこのコロナ禍のせいで大変だし、向こうに行っても隔離、日本に戻っても隔離になるので送付にしたんですよね。ああああああ、見つかってほしい(切実)
 

◾️有月 晃さま
このたびは素敵なレビューをありがとうございます。
純文学やヒューマンドラマでは、嘘くさくならないように、けれど暗くなりすぎないようにというバランスが難しいなと感じています。つい物事の暗い側面に目を向けがちですが、そこから美しい部分、前向きに見える部分をすくいあげていきたいですね。

こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


◾️exaさま
レビューのお受け取り、ありがとうございます。
もうわんわん泣きながら読んだ作品だったので、激情のおもむくままのレビューです。みんなもわんわん泣いてほしい!そして化粧よはがれろ(もろにパンダ目になったひと)

児童文学って本当に自分の体に深く刻み込まれているのだなあと思います。そういえば最近ひさしぶりに「スーホの白い馬」を読んで号泣しました。あれは、子どもの頃に読んだ以上に、大人になってから政治や権力の理不尽さを実感しているので、余計に涙が……。
石河 翠  [ 2020/12/03 15:12 ]
◾️陸 なるみさま
童話ってそれぞれの思想や宗教観がものすごくはっきり出ますよね。だからこそ作者の意図を根本的には理解できていないのかもしれないなあと思うこともしばしば。それでもこんなことを書きたかったのかもしれないと想像すると、世界が広がる気がします。

お兄さま、クリスチャンになられたのですね。
キリスト教的精神から読むと、きっとあのラストはものすごくしっくり来るのだろうなあ。

マチルダ、本当に面白いですよね。
あの本を読んで、当時黒パンが食べたくて仕方がありませんでした(笑)ベアトリクスを読むと、やはりお腹が空いてパイを食べたくなります。やはり私の読書は胃と直結しているのかもしれません。

あしながおじさんも、続あしながおじさんも、きっと当時の女性陣がきゅんきゅんと胸をときめかせながら読んでいたのだろうなあと思います。自立を目指し、勉学に励む女性が素敵な恋愛をする。やっぱり王道と呼ばれるものは、今も昔も変わりませんよね♡


◾️古都ノ葉さま
絵本も児童文学も、本当に深いです。
懐かしくなって読み返すことも多いのですが、読みながら涙をこぼすことも。

子どもの頃に気がつかなかったことに今更ながらにはっとすることもあって、驚いてしまいます。作者の年齢に近づくことによって、理解できることも増えるのかもしれませんね。


◾️かわかみれいさま
ドリトル先生の映画、まさにそのエディ・マーフィ主演のものです。最初に予告編を見たときは気絶するかと思いました。びっくりするくらいアレなジョークも満載でしたので。

とはいえ結局見ましたし、別物としては楽しい映画だったと思います。ただ、企画会議の時点でなぜあの方向性に舵を切ったのかと聞いてみたいとは思っています。


◾️Gyo¥0-さま
わーい、なまこさん読んでくださっているのですね。嬉しい!
スチームパンクな世界観と涙腺にくるヒューマンドラマ、そしてナナンの可愛さにノックアウトなのです。

わーい、なまこさんと本の影響がかぶっているの嬉しいです〜。幼少期に触れた本は、自分が自分となる上で本当に大事な要素になっているんですよね。今でも読み返すと、時間を忘れて読みふけってしまいます。いつか、原書でゆっくり読んでみたいものですね(語学力の壁がががががが。でも言うのは自由だし)


◾️水渕成分さま
なろうには本当に素敵な作品がたくさんあってびっくりします。そしてそんな作品を書いていらっしゃる作家さんのオススメ書籍は、本当に参考になりますよね。まだまだ読んでいない作品もどんどん出てきますので、積読がなくなることはなさそうです(笑)
石河 翠  [ 2020/12/03 13:38 ]
レビューおめでとうございます!

そして、バトンの回答お疲れ様でした。
知っている題名がいっぱいあってなんだかワクワクしてしまいました。
その中でも「すてきな三にんぐみ」と「モモ」!私も大好きです。モモは教科書に書かれていた課題図書のひとつで、「すてきな三にんぐみ」は大人になってから出会った絵本です。なんだか心に響きました。
瑞月風花  [ 2020/12/02 20:28 ]
バトンで、好きな本がいくつか紹介されていて、嬉しくなりました。

赤毛のアンでは、菓子やジュースのエピソードが面白いですよね。マリラがなんだかんだ言いながら、アンの好きなようにさせているのが、優しいです。

あしながおじさんとジュディのすれ違いや葛藤にも、夢中になりました。
ジュディがだんだん賢く魅力的に成長していく過程が、丁寧に描かれているのも、良かったですね。

モモは、今の時間とお金に追われる時代に、警鐘を鳴らしていますね。
本当に大事なものの価値が、分からなくなってしまうよ、と。
Kobito  [ 2020/12/02 19:29 ]
レビュー、おめでとうございます。
11月のうちに換気扇を掃除しようと考えていたのに12月になっていて、地味に驚いています。大したことは毎年してないんですけどねえ。
郵便物、どうなったんでしょう?国内の郵便でもたまに事故がありますが、行方が気になりますね。
アンも好きでしたが、わたしはマーチさん家の四姉妹も好きでした。
惠美子  [ 2020/12/02 17:21 ]
本当にあと1ヶ月ってびっくりです。
国際郵便は出したことがないですが、行方不明は怖いですね。

「赤毛のアン」と「ナルニア国物語」は1作目だけ、それと「モモ」は読みましたが、他は読んでないので参考にします。
「大草原の小さな家」に原作があるのを今初めて知って、これは読まねばと思いました。
テレビドラマの最初の方の、ポツンと一軒家状態の時が大好きでした。

レビュー、おめでとうございます!
柴田 洋  [ 2020/12/02 16:12 ]
翠ちゃんちいつも行列ができているから遠巻きにしているんですけど、10月20日に「西洋文学にみる異類婚姻譚」っていう本が出ているのを見つけてしまったのでメッセージしようかどうしようか悩みつつどうしてもお知らせしておきたくてきました( *´艸`)

ちなみにうちのコメント欄で話題にしたBL本は水城せとなさんの「窮鼠はチーズの夢を見る」です。

そして翠ちゃんと彩瀬さん(こっそり巻き込む)にぜひおすすめしたい魔女本は「ガラス山の魔女たち」なんですが、調べたらまたもや入手不可状態でアマゾンでも8500円につりあがっていました……。図書館にあるかもしれないからおすすめしまーす!!

以上用件のみにて(メッセージにした方がよかったような)
有沢真尋  [ 2020/12/02 12:30 ]
レビューおめでとうございます!

バトンすごく興味深かった~!
赤毛のアンは今年初めて読んだんですが、もうめっちゃ面白かった~!o(><;)(;><)o
赤毛のアンは名台詞が多すぎて多すぎて……。
マシュウ・カスバートの「1ダースの男の子よりもアンがいい」という言葉には胸が熱くなりました。
ギルバードとの仲もすごく気になりましたね~!

「あしながおじさん」もアニメだけ見ましたけど、むちゃくちゃ面白かった~!
原作ではわき役だったらしいジュリアが好きで好きでたまりませんでした。
面白過ぎて本買おうと思ったんですけど、本屋さんで見かけないんですよね(´;ω;`)
探し方が悪いのかしら。

興味深い作品が多くて困っちゃう!
たこす  [ 2020/12/02 00:38 ]
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