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博多駅前にある「承天寺(じょうてんじ)」というお寺をご存じでしょうか?承天寺は、今から約770年前の鎌倉時代に「博多山笠」の創始者としても知られる聖一国師がひらいた臨済宗のお寺です。このお寺の境内に「饂飩蕎麦発祥之碑」が建っています。
聖一国師は、当時の宋である中国に渡り修行され、禅の大法と、宋の文化を日本に持ち帰り伝えられたものですが、その代表的なものとして「古文書・水磨の図(国宝・京都東福寺所蔵)」を残されました。 これにより、今日の製粉技術の根幹をなす粉挽きの技と、原点である麺・饅頭が伝承されたわけです。
博多は、歴史的に「饂飩・蕎麦」との関係がとても深く、「伝承的麺文化」を世の中に普及させた誇り高き街なのです。
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