真・東方夜伽話

衣玖サンタ

2012/12/26 21:07:21
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衣玖サンタ

2面ボス愛好家
 時はある年の師走。幻想郷といえども師走は子供から大人まで忙しいものである。
暦ももう変わろうかという師走の廿四日、寒い、寒い夜だった。

「うう、いったい何なのですかこの格好は」
「惨多苦労主という衣装らしいわ、よく似合っているわよ、衣玖」
 衣玖と呼ばれたその女性は、リボンのついた黒い帽子に、赤くフリルのついた羽衣を纏わせ、ロングスカートという
肌をできるだけ露出しない衣装を普段はしているのであるが、今は赤いナイトキャップに白のトリミングのついた
真紅のチューブトップの姿をさせられていた。日頃フリルによって隠されている豊かな胸はトリミングが中心を通ることで
ことさらに大きさが強調され、普段日に当てられることのない白くすべすべとした太ももは月明かりに照らされ輝きを増していた。
「なんなのですか、その惨多苦労主というのは」
「あのくそば……八雲紫に聞いたんだけどね、外の世界には赤い服を着て深夜1日でプレゼントを配るという苦行を行う
 変わり者の風習があるらしいのよ、まあ衣玖ならその役目も立派に果たせると思って」
「お話はわかりました、しかしなぜ私なのですか、総領娘様が御自分でされればよろしいではないですか」
苦行とか大好きでしょうこのドMの不良娘が、と、思わず口に出しそうになったがぐっと堪える。
「はあ!? 空気読みなさいよ! 空気読めるんでしょう!? 深夜にプレゼントを配るってことはそういう意味に決まってるでしょう!
 察しなさいよね! 胸ばっかりに栄養いって頭まで回ってないんじゃないの!?」
だめだこの天人、桃ばっかり食ってるせいで頭の中まで桃色に染まりきったらしい。とはいえ、明日は年末の休みで総領様が戻ってくる。
総領娘様のご機嫌などいくら損ねてもかまわないが総領様がご気嫌になれば話は別だ。年末年始を無事平穏に過ごすためにはここで
稼いでおかねばならない。中間管理職というものはえてして辛い者なのだ。すばやく頭の中で算盤を弾くと、ふわりと雲から飛び降り
里に向かうのだった。天子の、がんばってくるのよー、という声が静寂の空に響いたが意にも介さず、年が明けて総領様が仕事に戻ったら
シめる、と決意を胸に宵闇に包まれた人間の里に衣玖は降り立ったのだ。

「しかし、先ほど聞いた惨多苦労主という話は実際にある話なのでしょうか。だいたいにおいて、そんなことをする方はどう考えても
 変態か痴女の類ではないですか。こんなことが天狗の耳にでも入ったら私の立場も危うくなるというものです。ここはさっさと適当な
 家で用事を済ませてしまうとしましょうか」
 大きな家に入れば、使用人やらに見つかる可能性が高い。小さい家だとしても里の中心に近い家では騒がれては困る。
「ここは、外れの小さい家にしましょう、騒動になっては困りますからね」
 突き刺すような冬の寒さに凍えながら、いつもでは見られないほどの素早さで物陰に隠れつつ里の外れを目指す。見回りをする自警団には
にゃーおとだらし無げな猫の鳴き声のまねをしながらやり過ごし、里の外れにまでようやっと到達することに成功した。
「ここまで離れれば大丈夫でしょうか。さっさと済ませて帰って炬燵に入ってぬくぬくしたいものです」
 人里離れた一軒の家屋のそばでそっと聞き耳を立てて中の様子を窺う。灯りはついているものの話し声は聞こえない。どうやら中に
いるのは一人のようである。
「これは僥倖ですね、この家にしましょうか」
引き戸をススッと開くと、年端も行かぬ子供が囲炉裏で暖を採っていた。中にいた少年は突然の来訪者、しかも大胆に肌を露出した女性を
目の前にして頭がまわらず、え、え、え、と慌てふためき部屋の隅へと逃げ出してしまった。
「あ、突然の訪問、失礼いたします。わたくし、衣玖惨多と申します。本日は届け物をしに参りました」
少年の目が泳ぐ。身体の半分以上を露出させた女性は何か物を持っているようには見えない。まさかその胸の谷間の中に入っているのだろうかと
視線を集中させてしまう。その視線の先に気づき、
「あらあら、意外とおませさんなのですね。胸がお好みなのでしょうか」
くすりと笑いながら四つん這いになり、人差し指を服にかけ見せ付けるように、焦らすようにゆっくりとずり下げ始めた。
少年は扇情的な姿から目を離すこともできず、まじまじと見つめ生唾を飲み込んだ。
「ふふ、まだおあずけですよ」
くいと服を元に戻す。少年の甚平にはテントが張り、脈打ち甚平に細かな波を立てた。
「でも今日は時間がありませんから、すぐにシてあげましょうか」

 少年の敏感な部分が部屋のひんやりとした空気にさらけ出された。冷たい空気の中で熱く滾るそれは少年の欲を象徴するかのように
今にもあふれ出しそうなほど張り詰めていた。
「準備万端……というわけですね]
 敏感になった亀頭に乳首が触れ少年の先走りを器用に全体に塗り広げていく。くすくすと笑いながら
「あらあらそんなに緊張して、もっとリラックスしてもいいのですよ」
たぷたぷと揺らしながら迫り、熱くなった棒を閉じ込め隠してゆく。
「およよ? どこにいっちゃったんでしょうか、この辺りでしょうか?」
すっぽりと包み込み、肉棒が渦の中に飲み込まれたかのように撫でられ、擦られ、扱かれていく。抜け出そうともがけばもがくほど、ふよんと
した感触が少年を甘く脳髄を蕩かせ、身体を痺れさせていく。鼓動が高まり、ぎゅっと何かがせり上がってくる。少年はその衝動を抑えられず、
あっ、といううめきとともに胸の中に漏らしてしまった。胸の中にじわりと広がる熱を感じながら、衣玖は挟み込んだものを僅かに解放した。
「あら……、申し訳ありません、少々強く挟みすぎましたか、この贈り物ではまだ満足いただけませんよね」
一度解放したものを再び深く深く沈めていく。たぷたぷと細かな振動を与え、やさしくゆったりとふわふわとして、肌の肌理細やかさまで、
感じ取れそうなほど、緩やかに包み込む。亀頭だけを谷間から覗かせると、ときおりつーっと唾液を垂らし、潤滑油のように滑らかにこすりあげる。
今にも噴出しそうなのに出そうになるとペースを下げ、高ぶったマグマが波が引くかのように戻っていく。
「どうですか? ……と聞くまでもありませんね。そんな反応をされては」
達しそうなのに達せないもどかしさに、目に涙を浮かべ、口から涎をだらだらと流し、甚平にシミを作っていく。なんとかして自分で気持ちよくなろうと
腰をよじり、突き上げようとするが心の中を読まれたようにその動きに合わせて動きを変え、まるで真綿で首を絞めるかのように、
じわじわと上り詰めさせられては、また引き摺り下ろされていく。
「こらっ、逃げようとするなんてちょっと生意気ですよ」
ちょっとむっとした表情を浮かべつつも、ふにゅふにゅと包み込むことは忘れず、慈愛をこめてやさしくやわらかく包み込んでいく。
一方で少年は口をパクパクとさせ、肩で息をして必死に助けを求めるような顔色を浮かべる。
「とてもいい表情ですよ、なんだかもっともっと苛めてあげたいのですが、今日の私は惨多ですのでちゃんと天国に送ってあげますね」
ぎゅうっと挟み込むと交互に激しく擦り上げ、亀頭を口内に飲み込んでしまうと、舌でねっとりと舐め上げずっ、と吸い上げた。
どくっ……どくん……と堰を切ったように熱い精液が少年から放たれた。放たれたそれを口内いっぱいに溜め込むと、こくっ……こくっ……と
喉を鳴らし飲み込んでいく。飲みきれなかったものが唇からこぼれ顔をなぞった。顔をなぞるそれを指で掬うと、口に運び見せ付けるように
舐めとった。
「ふふ……それではもう一回……あら」
二度も射精した疲労、快感で屹立したまま少年は気を失ってしまった。壊れた噴水のように鈴口から精液がこぼれ棒を伝っていて、衣玖は
愛おしそうにぺろぺろと舐め取り、残っているものに吸い付き、きれいに掃除して、戸口に歩み寄った。
「それではよいお年を……」


 後日の『文文。新聞』より抜粋
  師走の廿五日早朝、人間の里にて数名の少年が下半身を露出したまま倒れているのが発見された。少年に共通していることは発見当時
 ひどく衰弱しており、容態が安定してから話を聞いたものの、全員が「赤……白……出ない……」という謎の発言を残してそれ以上語ることはなかった。
 赤、白という言葉より博麗の巫女である博麗霊夢が容疑者に上がったが、当日博麗霊夢氏は上白沢慧音氏の邸宅にて年末の打ち合わせを
 していたという証言が得られている。現在、里では少年たちの残した言葉の真意、そして犯人を捜索中である。


 新聞を読んだ衣玖はわなわなと震え、新聞を真っ二つに引き裂いた。
「な、な、なんですかこの記事は」
 すっくと立ち上がると衣玖は天子の元に向かった。
 後日、赤く染まった天子が人間の里で発見されたが、事件との関連性は不明である。
あきらかに時期を逃したSS。
リンク先の絵を見たらついうっかりこんなものが思い浮かんでしまった。
2面ボスのSS書けよ。
2面ボス愛好家
https://twitter.com/i/#!/tiroryu/media/slideshow?url=http%3A%2F%2Ftwitpic.com%2Fbivehv
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
>「はあ!? 空気読みなさいよ! 空気読めるんでしょう!? 深夜にプレゼントを配るってことはそういう意味に
>決まってるでしょう!察しなさいよね! 胸ばっかりに栄養いって頭まで回ってないんじゃないの!?」
>だめだこの天人、桃ばっかり食ってるせいで頭の中まで桃色に染まりきったらしい。

クソワロタwww

おねショタとしても大変エロくて素晴らしい!!
2.名前が無い程度の能力削除
淫乱サンタさん良いなぁ・・・
3.名前が無い程度の能力削除
もうレイパーにしか見えない。
天子ちゃんのサンタ姿はどこにいけば見れますか。

ぺったん天子ちゃんと衣玖さんのダブル攻めでも一向に構わなかったっ。