キャーイクサン! キャーイクテン!! ♨
年が明けたある日のことである。天界では相変わらずゆったりとした時間が流れていた。
天界の一角に建つ比那名居家の屋敷でも、盛大な宴会が催されていた。
そんな喧騒を抜けだし、私室で暇を持て余した表情で雑誌を読む少女がいた。
「……お正月は地上の温泉に行きたいわ」
唐突にそう言い出したのは、天人である比那名居 天子であった。
腰まで伸びた群青色の長髪を気だるげにかき上げ、天子は対面に座って茶を飲んでいた女性にそう話しかけた。
藍色のショートヘアーで、紅いレースの付いた羽衣を纏っているその女性は、天子の唐突な提案に首をかしげる。
「はぁ……地上の温泉ですか? しかし、温泉ならこのお屋敷にも引かれているではありませんか……」
今日いきなり天子に呼ばれて比那名居家に赴いていた永江 衣玖は、不思議そうな表情で天子を見つめている。
俗世を捨てた天人が住まう天界はあらゆる享楽が用意された桃源郷で、当然ながら温泉も湧き出している。
わざわざ地上に行く理由が、いまいち衣玖には理解できなかったのだ。
「ちっちっち、甘いわね衣玖」
何も分かっていないわねと言いたげな表情で人差し指を左右に振りながら、天子は平たい胸を張って言い放った。
天子がこう言う時はろくでも無いことが大半なのだが、衣玖は空気を読んで押し黙っている。
「天界の温泉は飽きたのよ。無味無臭でただのお湯だし。それに較べて、地上の温泉はバラエティーに富んでいるらしいわ」
そう言いながら天子は衣玖に一冊の雑誌を見せた。
『る○ぶ 幻想郷版』と題された雑誌の表紙には、大きく「幻想郷の温泉百選!」の見出しが躍っている。
「へぇ~、確かに色々と種類がありますねぇ……」
ページを捲っていた衣玖は、感心したように声を上げた。
雑誌には、風景や湯の色が全く異なる温泉の写真がいくつも掲載されている。
こうした写真を眺めていると、衣玖もだんだん自分の目や肌で実感してみたい気持ちが沸き起こってきた。
「ねぇ、衣玖。一緒に行かない?」
瞳をキラキラと輝かせながら衣玖に賛同を求める天子。その瞳は興味深さと好奇心で溢れているように見える。
普段のように『暇潰し』ではなく、本当に温泉に入りたくて地上に行きたがっているようだ。
「そうですね、こういった所も面白いかもしれませんね」
自然と興味が沸いた衣玖も、二つ返事で快諾する。衣玖は水浴びをしたことはあっても温泉は初めての経験だった。
尤も、天子ひとりで行かせたらまた厄介事を仕出かすに違いないという危機意識も多少、彼女の心中には含まれていたかもしれない。
しかしながら、龍宮の使いとして宴会に出席するよりも天子の思いつきに従う衣玖は、天子にとっては嬉しい存在に違いない。
「やったぁ!! じゃあ、すぐに準備しなくちゃ!!」
衣玖の賛同を得られた天子は嬉々とした表情で跳ね上がると、足早に自室へと駈けて行った。
慌ただしく開け放たれた障子を見つつ、衣玖は天子のお転婆ぶりに苦笑する。
「はぁ……総領娘様はトラブルメーカーだから心配ですけど、今回は羽を伸ばせそうですね……」
過去の事件を振り返って、衣玖はひとつ溜め息をついた。
心配は心配だが、温泉に行くだけではそんなトラブルは起こらないだろうと衣玖は判断していた。
開け放たれた障子からは、手入れの行き届いた比那名居家の見事な庭園が見える。
一年中晴れ渡っている天界の蒼穹に、緋色の雪椿が冬を象徴するかのように咲き誇っていた。
♨ ♨ ♨ ♨ ♨
「ふぅ~、あったまるわねぇ」
「ほんと、気持ちがいいですね」
大粒の綿雪が降り積もる幻想郷の露天風呂に、天子と衣玖はのんびりと浸かっていた。
ここは幻想郷でも鬱蒼とした森が広がる地帯である。そこに隠れるようにして熱い温泉が沸いているのだ。
「それにしても、ここの温泉は非道い臭いね。鼻が曲がっちゃいそう……」
「ええ。味は海のように塩辛いですね……」
顔をしかめながら湯の臭いを嗅ぐ天子。衣玖は温泉を手で掬って一舐めすると、簡潔な感想を述べた。
この温泉は地底から湧き出した間欠泉の名残りで、泉質は硫黄泉だ。辺りには強烈な硫黄の臭いが漂っている。
「でも、ここの温泉は健康に良いですね。熱めのお湯が身体をほぐしてくれます」
「ふふふ、衣玖ったら年寄りくさいこと言うのね」
肩まで湯に浸かって堪能している衣玖の言葉を聞いて、天子はおかしそうに笑う。
確かに自分の肩を拳で叩いている衣玖の仕草は、少々老齢な印象を与えていたのだろう。
「実は私、冷え症なんですよ。龍宮の使いも楽な仕事では無いですから……」
「あら、そうだったの?」
どこか憮然とした表情で、衣玖は小さく自分の持病を告白した。
そこに微量の皮肉を含ませている衣玖だが、能天気な天子は気付くはずもない。
人間とは比べ物にならない力量を備える妖怪でも、冷え症などの持病には悩まされるらしい。
「あははっ、でも本当に気持ちがいいわね。広くて二人っきりだし……」
衣玖と話しているうちに臭いも気にしなくなったのか、天子はリラックスした様子で温泉を軽やかに泳ぎ回る。
広さにして3坪はある温泉は、天子と衣玖の2人しかおらず、貸切のような状態だ。
人間の里にも大きな湯屋があるし、昼間から温泉に入る者などほとんどいないから当然であろう。
「総領娘様、はしたないですよ……」
ぷかぷかと小ぶりな桃尻を浮かべながら泳ぐ天子を、衣玖は呆れた表情でたしなめた。
高温の湯で桃色に色づいた天子の尻は、日の光でスベスベに光沢を放っている。
桃尻の割れ目から、ぴったりと閉じられた肉厚な大陰唇も露わになっていた。
「いいじゃない、私たちしかいないんだし……」
天子は衣玖の小言にまったく頓着せず、まるで庭の池を優雅に泳ぐ錦鯉のように温泉を巡回する。
仰向けに泳ぎ、蛙のような泳法で泳ぎ回る天子。艶やかな長髪をかき上げて露わになったうなじから、天女の妖艶さが醸し出されていた。
「はぁ、厄介事を起こさないでくれれば素敵な女の子なのに……今年も変な事を起こさなければ良いのですが……」
頬を朱に染めながら、衣玖はポツリと呟く。温泉の熱さで潤んだ瞳は、天子の華奢で色白な肢体に向けられている。
濡れて群青色になった髪や抱き締めれば折れてしまいそうな天子の身体は、西洋の人形のようで実に可愛らしい。
「? 衣玖、なにか言った?」
地獄耳なのか勘が鋭いのか、天子は泳ぎながら衣玖のもとに戻ってきた。
西洋の人形のような端正な顔立ちでも、高飛車で勝気な性格がかなりマイナスになっている。
「いいえ……なんでもありませんよ」
天子の問いに、衣玖はお茶を濁しながら目を逸らす。
それで納得したのか、天子もそれ以上なにか言うことはなかった。
「そう……ふぅ、泳いでたらのぼせちゃったわ」
ザパァァァ―――
そう言って天子は湯から立ち上がると、浮島のような岩に腰かけた。
血行が良くなって薄桃色に染まった天子の肉体がおしげもなく外気に晒される。
先ほどの衣玖の注意なんぞ馬耳東風といったように、無毛の股間も堂々と開かれていて大事な陰部が丸見えだ。
白い湯気の立ち昇る天子の身体に、六角の結晶となった雪が舞い落ちては融けてゆく。
「……総領娘様、だから人前で大股を開くのははしたないと」
「もう、衣玖はいちいちうるさいわねぇ……」
不機嫌そうに言いながら、雪で火照った身体を冷ます天子。ひんやりとした感触は、天子の平たい胸の乳首を硬くいきり立たせていた。
呆れつつも天子の肉体をじっと観察していた衣玖は、その貧相…もとい、未発達な身体を見て思わず笑みをこぼしながら言ってしまった。
「それにしても、総領娘様は全然成長してないですね……」
「なっ?!」
いきなり自分のコンプレックスを指摘された天子は、顔を真っ赤にしながら慌てて幼い胸を両腕で隠す。
しかし、股間はまったく隠しておらず、つるつるの無毛地帯とタテ一本のスジは衣玖の眼前に晒されたままだ。
「な、なによ! これから大きくなるもん!! ちょっと小さいだけなんだからね!!」
そう叫びながら天子は手元に降り積もった雪を握りしめると、小さな雪玉にして投げつけた。
その幼い反撃は、天子が自分でも育っていない胸を気にしていることを如実に表している。
ぱっしゃん!
「きゃぁ!! つめたい……」
雪玉は衣玖の胸元にあたり、湯に浮かんでいるたわわな2つの乳房を冷たく濡らした。
服を着ているとそれほどにも見えないが、今はどっしりとその存在感を示している衣玖のおっぱい。
その存在感が、天子をますます不機嫌にさせる原因となった。
「むぅ~……大体、どうして衣玖のおっぱいはそんなに大きいのよ!! 不公平だわ!!」
そう言うや否や、天子は座っていた岩から立ち上がると勢いよく温泉にダイブした。
ざっぱ~ん!!
硫黄の臭いが混じった温泉から間欠泉のように湯柱が上がる。そのしぶきで、衣玖の視界が遮られた。
濡れた顔を手で拭う数秒の間、衣玖に隙ができた。
「うわぁ!? 総領娘様、いい加減にしてk……ひゃあん?!」
そろそろ本腰を入れて叱りつけようとした衣玖は、突然胸を鷲掴みにされて言葉を続けられなかった。
豊満に実った衣玖のおっぱいを鷲掴みにした犯人は、天子しかいない。
「むぅ、ポニョポニョしてるのに程よい弾力があって……どうしたらこんなに大きくなるのよ!」
「それは……総領娘様が好き嫌いばかりしてるからでs」
「うっ、うるさいうるさいうるさ~い!!」
正論を言われた天子は、誤魔化すようにして乱暴に衣玖の乳房を揉みしだいた。
天子が力を入れた指と指の間から、衣玖の柔らかな乳房がぐにゃりと形を変えている。
「はあん! 総領娘様、もっと優しく……うくぅん!!」
温泉で身体が十分に温められていたせいもあってか、衣玖の口から悩ましげな声が漏れ始めていた。
くねくねと身体を捩じらせ、天子から見える衣玖の横顔は耳まで朱色に染まっている。
(あれ……? もしかして衣玖、感じてるの?)
短絡的に衣玖のおっぱいを背後から鷲掴みにした天子だったが、その嬌声に気付くと意地の悪い笑みを浮かべた。
荒々しい手つきは、いつの間にか衣玖の胸を優しく包み込むような愛撫にシフトしている。
「はぁん……総領娘様、お戯れは……はぁあん!!」
天子の手首を掴んで抵抗を試みる衣玖だが、その手には天子のか細い腕すら振り払える力もない。
悩ましげな声が昼間の森にこだまする。濡れた藍色の髪が張り付いた衣玖の横顔は、甘い色香が硫黄臭を払い除けて漂ってくる。
確信を得た天子は、衣玖のおっぱいのカップを持ち上げるようにして揉みながら耳元で囁いた。
「うふふ……衣玖ったら、おっぱい揉まれて感じてるのかしら?」
「そ、そんなことは決して……ひぅん?!」
衣玖は頬を真っ赤にしながら慌てて否定しようとするが、それも乳首を指で抓まれて阻止されてしまう。
天子の愛撫によって、湯に浸かっていた桜色の乳首は大豆ほどの大きさに膨れていた。
「ほら……衣玖の乳首、いやらしく勃起してるわよ。コリコリとしてプニプニしてるもの………」
「はふぅん……お許しください、総領娘様………」
いきり立った乳首から伝わる甘く痺れるような快感に耐えながら、衣玖は弱々しい声で天子に懇願した。
しかし天子が攻撃の手を緩めることはなく、執拗に硬くなった乳首をこねくり回している。
(ああん……だめぇ、これ以上されると股間が疼いて我慢できない………)
「はぁぁ……はふぅ……あぁん」
衣玖の喘ぎ声はいよいよ艶を増してゆき、天高く林立する木々の梢に響いている。
愛撫されている衣玖は勿論、天子もまたその妖艶な姿に性的な昂奮を感じつつあった。
衣玖のおっぱいを揉みながら、自身のささやかな胸を衣玖の背中に押しつける天子。
「ねぇ、衣玖……わかる? 私の乳首も衣玖と同じくらい硬くなってるの………」
「あはぁ………はいぃ」
「ああ……はぁん……衣玖の背中、スベスベできもちいい……」
天子の小じんまりとした乳首が衣玖の背中を這うと、ゾクゾクとした快楽が衣玖の背筋を走った。天子もまた、乳首が衣玖の背中で押しつぶされる度に衣玖と同様の快楽を味わっている。
「ああん……ねぇ衣玖、キスしよ……」
「はい……んちゅ」
胸から下は湯に浸かったまま、天子は衣玖を振り向かせるようにして、キスを交わした。
最初は唇同士が触れ合い、緩んだ衣玖の口に天子の舌が侵入する。衣玖も抵抗することなく、天子の舌を迎え入れた。
「「むちゅ……くちゅ……ぴちゅ」」
舌と舌が絡み合い、唾液を交換し合う卑猥な水の音が欲情の火を煽り立てる。
キスに気を取られて天子の愛撫が小休止となった。その隙を突いて、衣玖がお返しとばかりに天子の小ぶりな乳房に手を這わす。
なだらかな天子の乳房を、衣玖は手の平全体を使って円を描くように撫でる。
「んんっ?! ……ぴちゃ……くちゅ」
衣玖が撫でた未発達な乳房は敏感に反応し、天子の身体がビクビクと震えた。
それでも天子は衣玖の唇から離れようとはせず、積極的にぬめった舌を絡めてくる。
「「むちゅ……ぬちゅ……くはぁ」」
濃密なキスは互いのタイミングで終わらせ、天子と衣玖はじっと潤んだ瞳で相手を見つめ合う。
緋色の瞳が、合わせ鏡のように心の深淵を覗かせ溶け合ってゆく。
「衣玖、ごめんね乱暴して。痛かった……?」
「いいえ、私なら大丈夫ですよ……」
素直に謝る天子に、衣玖はそっと天子の頭を撫でて応えた。
天子は嬉しげに微笑むと、更に強く衣玖の背中に抱きついた。しっとりとした肌が密着して、互いの胸が高鳴っているのが分かる。
天子は衣玖の頬に手を添え、再び衣玖と唇を重ねた。柔らかな桃のような感触に、衣玖の疼きは一段と昂ぶる。
「総領娘様………」
「いや! その呼び方は嫌なの……」
切なげにかぶりを振る天子を見て、衣玖は困ったように微笑む。
しかしながら、衣玖は天子が何を求めているかは既に了解していた。
「お願い衣玖、私のことは名前で呼んで……」
「………天子様」
「ダメ、呼び捨てでいいの」
「………天子」
「……うん」
こくりと小さく頷いた天子は、そのまま向かい合うようにして衣玖の太ももに跨った。
潤んだ瞳で視線を交わしたあと、天子は衣玖の豊満な胸にちょこんと戴いた乳首を口に含んだ。
温泉の塩辛い味と吸い応えのある乳首の弾力が、天子の口いっぱいに広がる。
「ちゅぷ……ちゅぱ……衣玖のおっぱい、温泉の味がする」
「はぁん……ダメです天子、音を立てて吸っちゃ……恥ずかしいです」
「うふふ、そんなこと言っても衣玖のココはすごく喜んでるわよ」
天子は意地の悪い笑みを浮かべながら、衣玖の下半身に手を伸ばした。
少なめの陰毛に覆われた、羽衣のような肉ヒダを擦るだけで衣玖の身体がビクビクと震える。
天子の指はその秘裂の奥で熱くぬめる感触を知ると、更に指を粘膜でぬめる肉壺へと進入させた。
「ひゃあん!? 天子、ダメです。そんなところ……」
「あん…衣玖のおま○この中、温泉よりも熱くてぬるぬるしてるわ……」
「いやぁ……そんなこと言わないで……」
天子は衣玖の首筋に口づけをしながら、妖しい笑みを湛えて衣玖の膣内の感触を味わっている。
火照った衣玖の頬が、更に赤く上塗りされる。恥ずかしげにそっぽを向く衣玖の顔を、天子は手で掴んで逃げられないようにした。
「ほら……衣玖のおま○こ触ってたら、私もこんなにトロトロになっちゃった……」
緊張した面持ちで縋りつくように自分の肩を掴んでいた衣玖の手を、天子はおもむろに自分の秘所へと導いた。
まだ熟していない無毛の割れ目に衣玖の指が触れると、小さな肉ヒダが衣玖の指を求めていやらしく蠕動する。
「あっ……」
その誘い込むような天子の反応に、衣玖の羞恥はみるみるうちに掻き消されてゆく。
衣玖は天子の幼い秘所を指で擦り、更に親指の腹で天子の小粒な陰核を転がすように擦った。
「あん! 衣玖の指きもちいぃ……自分でするより断然いいのぉ~!」
天子は蕩けた表情で歓声を上げながら、負けじと衣玖の膣内に2本の指を突き入れた。
いくら少女のか細い指とは言え、2本分の太さで粘膜を擦られた衣玖の背中に雷撃のような快感が走る。
「ああ…あああああああああ!!」
「うんっ……衣玖のおま○こキュウキュウ締まってる……もっと、私のおま○こも気持ちよくしてぇ~!!」
「あああ……てんし、天子ぃ~!!」
天子に煽られ、衣玖は天子の陰核を押しつぶすように愛撫したまま少女の秘めたる奥地まで指を進入させる。
対面座位で互いの秘裂を指で攻め立てる2人。温泉は激しい指と腰の動きで波がざわめき、熱い湯が膣内をバターのように溶かしてゆく。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ………
愛撫と温泉でほぐされた互いの陰部から、みだらな音が夕暮れの森に響く。その音は、いよいよ少女らを絶頂まで導いてゆく。
「あはっ……イっちゃう、衣玖の指でおま○こかき回されてイっちゃうぅぅぅう!!!」
「ああああ…!! 天子、私もイく、おま○こイっちゃいますぅぅぅ!!!」
「衣玖…だっこ、だっこして!! 衣玖にだっこされてイきたいのぉ~!!」
天子の鼻にかかった甘える嬌声を聞き、衣玖は身体を快楽に震わせながら天子の華奢な体躯を抱き寄せた。
淫蕩に身を浸らせた2人の身体がしっとりと密着し、絶頂を共鳴させるかのように濃密な口づけを交わす。
衣玖の豊満なおっぱいと天子の未発達な胸がくっつき、コリコリといきり立った桃色の乳首同士が擦れ合う。
その甘美な刺激と、濡れた髪から漂う少女の桃より甘い匂いに2人は陶酔し切っていた。
「むちゅ……衣玖、衣玖ぅ~!! ああああああ!!?」
「ぷちゅ……天子、てんしぃ~!! はがぁぁああああ!!?」
舌で相手の口内のぬめりを、指で相手の膣内の締め付けを感じながら、高らかな絶頂が2人の胎内で同時に爆ぜた。
互いの名前を呼びながら、しっかりと抱き合って湯船の中で絶頂を迎える2人の天界の少女たち。
「はぁはぁはぁ……衣玖ぅ~」
「ふぅふぅふぅ……天子ぃ~」
絶頂後の脱力感から、2人は抱き合ったまま湯船の縁に身体をもたれさせた。
まるで浮き袋のように温泉の水面から顔を出している衣玖のおっぱいに安らかな表情で顔を埋める天子。
「はふぅ~ きもちよかった……ねえ、衣玖はどう? きもちよかった?」
「ええ……天子とひとつになれた気がして、とっても気持ちよかったですよ……」
興奮で紅潮した頬に慈母のような笑みを浮かべながら、衣玖は天子の艶やかな髪を優しく撫でる。
汗か温泉で濡れたプルシアンブルーの髪を撫でられ、天子はくすぐったそうに微笑みながら衣玖のおっぱいに頬ずりをしていた。
「ふぅ……ちょっとのぼせたかも……クラクラする」
「じゃあ、上がって少し涼みましょう」
衣玖は天子の手をとり、お湯で雪を融かした湯船の縁に隣り合って腰をおろした。
肌を刺すような冬の寒さも透き通るような雪の冷たさも、昂ぶった2人の身体を冷ますには丁度よい。
「雪ってこんなに冷たいのね……えいっ!」
素手で雪玉をつくっていた天子は、おもむろに衣玖の胸へその白い塊を押し付けた。
そして張りのある乳房の谷間へ、その雪玉を放り込む。
「きゃん?!」
情事のあとで益々敏感になっていた乳首に鋭い冷感が走り、衣玖は甲高い声を上げて飛び上がった。
その隙をついて天子が衣玖の硬くなった乳首をこね回し、第2回目のおっぱい攻めを開始する。
「ああん……天子ったら、さっきしたばかりじゃないですか」
「うふふ……だって気持ちよかったんだもの。衣玖、だいすき。今年もよろしくね! 衣玖」
手で柔らかな衣玖のおっぱいを揉んだまま、イタズラっ娘のような満面の笑みで天子は叫んだ。
その愛らしい仕草に、衣玖は胸の奥できゅんと高鳴りを感じた。
(ああ、そうか……結局、今年もこの方に振り回されちゃうのか……でも、それも悪くはないわ)
胸に這わされた天子の手の温もりが、温泉よりもずっとあたたかく身体や心を包んでくれていることに気付き、衣玖は幸せそうな表情で頷いた。
天子と同じ、愛しい相手を見つめるその満面の笑顔で。
「ええ……私も天子のこと大好きですよ。これからもずっと……」
衣玖もそう宣言して、天子の小さな胸に手を這わせながら静かに口づけを交わした。
火照った身体が湯ざめしないよう、2人は再び温泉に浸かって性行為に励むのだろう。
日が西に傾いて暗がりの色合いを増した曇天が、純白の雪の華を降らせながら呆れたように少女たちの情事を見守っていた。
幻想郷暦第125季 星と冬と土の年。
新春を寿ぐ少女たちの淫らな温泉旅行は、まだまだ終ることはない。
――――― 完 ―――――
【おまけ】
文々。新聞の新春特別号『る○ぶ 幻想郷版』第二弾の取材中だった文。
「あやややや! まさかあの2人がこんな温泉でしっぽりまぐわっているなんて……あやや、新年早々エッチな気分になっちゃいますぅ~」
パシャパシャパシャ
ぬちゅぬちゅぬちゅ
パンツを履いたままの手淫に耽りながら天子と衣玖の痴態を写真に収めてゆく文。
「ハァハァ……文さまのおま○こにゅちゅぬちゅ……ハァハァ」
その背後に、千里眼で文の濡れたパンツに昂奮した白きオオカミがじりじりと忍び寄っていることも知らずに……
千里眼の使い方間違ってるよwww
いや、寧ろこれであっているのか?w
俺の中では天子はAです(胸的な意味で
衣玖さんはわかんないや
おっぱい!おっぱい!
セリフすり替えて遊んでみた
題1(口の悪い衣玖さん
「へぇ~、確かに(ry」→「目移りしちまうぜぇ(オ○ガ風に)」
題2(春○菌に感染した天子
「大体、どうして衣玖のおっぱ(ry」→「お前のおっぱい貸してくれえぇぇぇ!!」
題3(外にはさっと塗って中にはチュッと注入
「実は私、冷え症なんです」→「実は私、○なんです」○に入る症状は自分で考えてね!
すり替えておいたのさっ!
許せるっ!
可愛い二人にお世話になりました。ふぅ。
衣玖と天子は二人でキャッキャしてるのがよく似合う。
今年もよろシコ(←最低
とても読みやすかった、天子が攻めもいいものだ
・・・やっぱ逃げないでー(笑
テンイクイイヨイクテンモイイヨハァハァ
……すいませんこれしか言えませぬ……。