真・東方夜伽話

女装天子と既成事実

2012/10/20 03:52:20
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女装天子と既成事実

ビヨンビヨン

※『好きなモノは独り占めしたくなる』の設定を用いていますがストーリー上あまり関係ありません。
※天子が女装男子です。
※衣玖さんのすることが割と酷いです。



 天界に一つの新聞が届いた。
 ここで地上の新聞なんて物を取っているのは少ない。
 比那名居天子もその数少ない者の一人であった。

 天子はその日もいつものように、暇つぶしで購読していた新聞の記事を眺めた。
「なになに紅魔館の門番が女装男子で……館の当主と婚約!?」
 天子は驚いた。
 少し前にあった大陸風の妖怪が女装男子であったこともだがそれ以上に婚約したことについてだ。
「女装男子と普通の女の子の婚約……きた!私の、私たち女装男子の時代始まった!」
 そう、彼もまた女装男子であった。

 天子の父親は天子を跡継ぎとして男らしく育てようとした。
 しかしそれに反発した天子は当てつけのつもりで女装を始めた。
 それはやがて天子に女の格好をし、女のように振る舞うことの快感を目覚めさせてしまった。
 それからは髪を伸ばし、ひらひらした服を着て女になりきった。
 だがそんな天子に天界は優しくなかった。
 周りには男だとばれているので気持ち悪がられたり、親からは情けないといわれ不良天人の烙印を押され肩身の狭い思いをしていた。
 天界の男の中には天子を欲しいという者もいるにはいたが、天子は女装をすることが好きなだけで付き合いたいのは女性であった。
 とはいえ女装が趣味な男と付き合ってくれるどころか友達になってくれる女なんているはずもなかった。
 だからひとまず友達を作るため異変を起こし、自分のことを知らない地上の者達を呼び寄せた。
 結果的に友人と呼べる者はできたが、今の関係を壊すのが怖く自分が女装男子であることを打ち明けられないでいた。
 そこに飛び込んできたのがこのニュース。
「これは私が一歩を踏み出すための絶好のチャンス。今なら……」
『実は私も女装男子だったんだ~』
『まじかよ気づかなかったわ~』
『あはははは』『うふふふふ』
「ってな具合でうまくいくはず!!よし!善は急げよ!」
 そういうが早いか天子は家を飛び出すと地上へと向かった。
 まずは一番こういうことに寛容そうな博麗の巫女の下へ向かった。


 神社に着くと縁側で気だるそうにお茶を飲むいつもの霊夢の姿があった。
 天子はゆっくりと側に降りていくと霊夢に声を震わせながら話しかけた。
「ひ、久しぶりね霊夢」
「んー?あー久しぶりね。なんか用?」
 霊夢はやる気のない様子で応えた。
「今日は大切なことを話しに来たの」
「ふーん」
「実は私……私!実はおと……」
 そこまで言いかけたが次の言葉が出てこなかった。
 最後の一言を言ったら全てが終わってしまうような気がした。
 その場の勢いで出てきたが、いざその場になると喉から出るのは掠れた呼吸音だけだった。。
「おと?音がどうしたの」
「ご、ごめん……やっぱりなんでもないの」
 天子はすぐさま空の彼方へと飛んでいった。
「なんだったのかしら……?」
 挙動のおかしかった天子へ違和感を持った。
 しかし特に自分には関係なさそうな気がしたのでお茶を飲んで忘れることにした。
「はぁ、さすがに三十杯目だと味も薄いわね~」


 瞬く間に空の上へと昇っていった天子は一つの大きな雲の上に降りた。
 大きな雲の真ん中で体育座りになると大きな溜息を吐いてうなだれた。
「何してんだろ……私」
 霊夢達に本当のことを言って真実の友達になる。
 そう思って出て行ったはずなのに、結局何も言えずに逃げ帰った自分が情けなかった。
「で、でも急いては事をし損じるとも言うし何も今日でなくても良いわよね……いや、ダメだこんなんじゃ」
 真実を告げるチャンスはいくらでもあったのに、また今度機会があると言って後回しにしてきた。
 今それをやったら恐らく次もそうする。
 友達に嘘をついて偽りの友好関係を築くのをやめにするのは今しかない。
 しかし思いとは裏腹に足が動き出すことはなかった。
「だらしないな私……」
「どうなされましたか?そんなところで俯いて、らしくありませんよ」
 突然真横から声がしたので心臓をドキリとさせられた。
 天子が声のする方を向くとひらひらと美しい羽衣を携え、胸の大きないかにも女性らしい人がいた。
「なんだ、衣玖か……脅かさないでよ」
 そこにいたのは天子の友人の一人である永江衣玖だった。
 彼女は天界の近くにいることが多いので天子が男であることを知っている。
 天子にとっては貴重な自分のことを知る友達だ。
「別に驚かすつもりはなかったのですけど。普通に近づきましたよ?」
「そ、そう、全然気付かなかったわ」
「……何かあったのですか?良ければ話を聞きますが」
「うん……じゃあちょっと聞いて」
 天子はことの成り行きを衣玖に話すことにした。
 誰かに話せば少しは気が楽になるだろうと思ったからだ。




 天子は今日一日のことを思い出しながら喋り始めた。
「今朝新聞を読んで――――――」
 しかし衣玖は天子の話を聞きながら頭の中では別のことを考えていた。
(は~天子君はやっぱりかわいいな~)
「でね、私はそろそろ嘘をつくのを止めようと―――――」
(しかもお金持ちで身分も良い。ちょっと意地っ張りで傲慢なのが玉に瑕だけど)
「それで霊夢に会ってきたんだけど―――――」
(こう見えて臆病者で小心者なのがまたそそるのよね。おちんちんとか可愛いんだろうな~)
「――――――ということなの。聞いてる?」
「ええ。聞いてますわ」
 実際はほとんど聞き流すように聞いていたのだが、そんなことはおくびにも出さずすました顔で頷いた。
「つまり自分が男であることをバラしたいけど言う勇気がなかったと」
 衣玖は敢えて率直に言った。
「うぐ、そうよ……」
 こういう時の天子は普段よりも幾分素直になることを知っていたからだ。
「私どうしたらいいのかしら」
「そうですね……一先ずこんな所では何ですのでうちにいらっしゃいませんか?」
「衣玖のうち……そういえば行ったことなかったね。うん、衣玖が良いなら」

 しかし衣玖が心の中で考えていたのは天子の問題に対する解決法などではなかった。
 彼女は最近結婚を考えていたが中々相手がいなかった。
 その理由は彼女の理想がお金持ちで、自分が主導権を握れて、顔が好みという中々厳しい物だったからだ。
 幻想郷のお金持ちは気も力も強い者が多く、そうでない者もいるにいるが衣玖の好みではなかった。
 そんなところに条件を満たす好みの男の子が傷心して心細そうにしているのである。
 しかも今彼が頼れる相手は私しかいないという状況で。
 これはもはや家に連れ込み既成事実を作る絶好のチャンスだと考えた。

「衣玖どうしたの?」
「ああ、いえ何も。では行きましょうか」
 どこか嬉しそうな衣玖に違和感を覚えながらも天子は衣玖の後について家へと向かった。



「ここが衣玖の家……」
「ええ、そうです。どうぞ中にちょっと散らかってますけど」
 初めての友人、しかも女友達の家とあって天子の胸は少し緊張していた。
 本物の女の子の家は一体どんなものなのだろうか、そんな思いに胸を膨らませながら天子は扉を開けた。
「うわぁ……」
 最初に出たのは感動の一言ではなく引きつった驚きであった。
 部屋の中には衣服や本、お菓子の袋などが散乱しており、あまりにも生活感が溢れすぎていた。
 キッチンはあぶれ汚れが酷く、仕事部屋は書類や資料でグチャグチャ。
 家の中で一番綺麗なのはトイレではないかと思える有様だった。
 言っては悪いが良家のご子息である天子にとってはゴミ屋敷にしか見えなかった。
「意外。衣玖ってもっとしっかりしてるイメージだったから」
「一人暮らしの女の家なんてこんなものですよ」
 そういうと衣玖はその辺に座って下さいと合図をして安物の紅茶を入れ始めた。
 天子はなんとか足の踏み場を見つけながらなんとか部屋の中央にあったテーブルの前まで辿り着くと座った。
 再び周りを見渡すと一目で嫌らしいことに使う者だとわかる道具や本がごろごろしていることがわかった。
 しかしそれらに気を取られているせいで衣玖が紅茶の中にスッポンのエキスを入れていることには気づけなかった。
 一方衣玖は慣れた様子でテーブルまで来るとスッポンエキス入りの紅茶を置いた。
「紅茶でも飲んですこし待っててくださいね。着替えてきますから」
 そう言って衣玖は仕事部屋に入って行った。
 天子は紅茶を一口飲むと好奇心に駆られて一冊の薄い本を手に取った。
 一枚ページを捲ると男女が激しく愛し合う光景がそこにはあった。
「すごい……」
 天子もその手の知識がないわけではないがこういう本は天界では中々手に入らないためかなり刺激的だった。
 一枚二枚とページを捲る手は徐々に速さを増していった。
 するとガチャリとドアの開く音がした。
「おまたせしました」
「ひゃっ」
 慌てて呼んでいた本を隠そうとしたが手が滑ってしまい衣玖の目の前に落ちた。
「ん?おや、これを読んでらっしゃったんですか」
 衣玖は本を手に取るとそれを持って近づいた。
「あ、いや、ちが、ってええ!?」
 どう言い訳をしたものかと思っていた天子は目を上げた先の景色に驚いた。
 衣玖が着ていた服はかなり薄く、服越しに下着が見えてしまっていた。
「どうしましたか」
 衣玖は天子の隣に座るとにこやかな笑顔で対応した。
「いや、どうしたってその服……」
「似合いますか?」
「に、似合うけど、そうじゃなくて、なんだかその……」
 天子は顔を赤らめ目を泳がせた。
 その様子をまじまじと見つめると衣玖は天子の読んでいた本をテーブルの上に置き、さらに接近した。
「ねえ天子君、天子君は女の子といやらしい経験したことあります?」
 二人っきりの時、衣玖は天子のことを君付けで呼ぶ。
 しかし今日のそれは心なしかいつもより艶やかに感じた。
「な、ないです」
「そうですよね。では女を知らない今の天子君は本当に男の子なのでしょうか?」
「へっ?」
 天子は意味がわからず呆けた声を出してしまった。
「女は男を知って女になる。男は女を知って男になるの。つまり、今の天子君は半端者なのです」
 天子には衣玖の言うことが凄く大人なことに思えた。
「今のままでお友達に自分は男だって言っても意味がないと思うのです。だって今の天子君は本当の意味で男でも女でもありませんから」
 はっきり言って天子にとって衣玖の言っていることはよくわからなかった。
 しかし人生の先輩から放たれる一言一言に言葉に表せない説得力を感じた。
「でも女を知るって言ってもどうしたら……」
「私で良ければ天子君に本物の男の子、教えてあげても良いですよ」
「え、で、でも子どもとかできたら大変だし……」
「大丈夫。ほらそこにコンドームもありますから」
「衣玖は友達だし……」
「どこの誰かも知らない女の方がよろしいのですか?」
「それは……」
「天子君、大丈夫だから。私に任せて信じてくれませんか?」
「衣玖……うん、わかった。衣玖のこと信じるね」
「ありがとうございます天子君」
 衣玖は笑顔で応えた。
 しかし心の中では高らかに勝利宣言をしていた。
 確かにすぐ傍にコンドームはあるが、こういう時のためにこっそり穴を開けておいたのだ。
 例え今回で既成事実が出来なくても一度行為に及んでしまえば何度でも機会は作れる。
 つまり目の前にいる純朴な少年と行為に及べば彼女の望みは達成されるのだ。

「さあ天子君、服を脱いでベッドの上へ」
 天子は緊張に手を震わせながらも次々と衣服を脱ぎ捨てていった。
 下に穿いていた女性用下着も脱ぐと子どものような小さく皮を被った男性器が露わになった。
「あらあらかわいらしいおちんちんですね」
 自分のモノのみすぼらしさに天子は頬を朱く染めた。
「そんなに恥ずかしがる必要はありませんよ。男の価値は男性器で決まるわけではありませんから」
「でもやっぱり恥ずかしいよ……」
「ふふ、どんなに立派なモノよりも女性と身を重ねたモノの方が価値がありますよ」
 衣玖はベッドに腰掛けると天子の顎を人差し指で持ち上げるとキスをした。
 天子は慌てたように顔を離し胸の高鳴りを押さえるのに必死だった。
「い、衣玖!いきなりすぎよ!ここ心の準備がまだなんだから!」
「あら、もしかしてキスも初めてでしたか?」
「ああ当たり前でしょ!……友達だって最近まで衣玖しかいなかったんだから」
 顔を赤らめ目をそらしながらぼそりと呟く様子に母性本能をくすぐられた衣玖は天子を抱きしめると再びキスをした。
「ん……だからまだ心の準備が……ん、ちょっと衣玖……んちゅ」
 天子の静止を無視して衣玖は何度も何度も天子にキスをした。
「っぷは、い、衣玖ぅもう止めてよお」
「すいません。あまりにも天子君がかわいらしかったからつい」
 衣玖はそう言って軽く謝罪した。
「もう……」
「でも天子君も嬉しかったでしょ?ほら私のお腹に天子君のモノがぐりぐりあたってますよ」
「あっ」
 衣玖の言うとおり天子の男性器は小さいながらも勃起し、抱きついていた衣玖のお腹に擦りつけられる形になっていた。
「パンパンになって苦しそうですね。今解放してあげますわ」
 衣玖はそれに手を近づけると優しい力でゆっくりと皮を剥いた。
「ひゃう……!!」
 それはびっしりと恥垢で覆われており、外気に触れるとそれはすぐさま強烈な匂いを部屋中にまき散らした。
「ああ、なんて素敵な香……ちゃんと皮を剥いて洗わないから長年溜まりに溜まったチンカスが発酵しているようですわ」
 衣玖はうっとりした表情で顔を近づけると鼻をすんすんと鳴らし、精一杯匂いを嗅いだ。
 鼻腔を通り肺の奥まで辿り着いた匂いは口を通して再び外の世界に放たれる。
「い、衣玖そんなに匂い嗅がないで……恥ずかしいよ」
「こんな素敵な香を嗅ぐなと言うのが無理な話です。女はみんなこの蕩ける匂いが大好きですから」
「そうなの?」
「そうです。でも、そうですね。そろそろ頂いた方がよろしいですよね」
 衣玖は天子のモノと唇が接するほどに近づくと舌を出し先端を一舐めした。
「ひゃっ、衣玖それ汚いよ」
 衣玖はそれがいいんですよと目配せをし、先端についていた真っ白な恥垢は衣玖の舌の上へと移した。
「ひゃひ……!なに、これ、すご……」
 恥垢の刺激的な味と凝縮された匂いが衣玖の脳天目がけて一気に駆け上った。
 舌を出したまま衣玖の身体はピクピクとただただ震えを繰り返した。
 やがて正気を取り戻すと舌をゆっくりと口の中に戻し、派手こそぎ落とすと咀嚼した。
 くちゃくちゃと一噛みする度に、口いっぱいに味と匂いが広がる。
 飲み込めば喉に引っかかるような感触とともに身体の奥から腐っていくようなしかし不思議と気持ちの良い感覚を得た。
「はぁ……美味しかった……」
「い、衣玖?大丈夫?様子がおかしかったけど……」
「ええ……はい、大丈夫です。さあ続けましょう」
 天子の心配もよそに衣玖は再びあの感動を求めて舌を伸ばす。
 一舐めするとトリップした様子で咀嚼をする。
 これを幾度となく繰り返し、遂には天子のモノは洗い立ての様に綺麗になった。
「ああ、もうどこにもチンカスはないのですね……」
「ご、ごめん」
 天子はよくわからなかったが何となくすまないという気持ちになり謝った。
「ああ、いえ。よろしいのです。本番はこれからですものね」
 そう言って天子のモノに目をやると今にも破裂しそうな様子だった。
 衣玖が一舐め一舐めじっくりやったので一種の焦らしになっていたからである。
「ああ、私としたことが……今すぐ出させてあげますからね」
 衣玖は天子のモノを一気に根本まで咥えた。
「ひいいいい!衣玖の喉ぷにぷにしてるぅ!」
 大きさが小さいため喉奥には触れるくらいだったが天子には十分すぎる刺激だった。
 さらに衣玖はじゅるじゅると下品な音を立てながら吸い込み始めた。
 ひょっとこのような顔になると口内の粘膜が天子の男性器にぴったりと張り付いていった。
「ふおおお衣玖、出る!精子出ちゃうよぉぉ!ふあああ」
 天子から出された濃厚な精液は衣玖に吸い込まれていった。
 濃く粘った精液は喉に引っかかり咳き込むと濃い男の味と刺激的な恥垢の味が喉で混じり合い、独特の味を奏でていた。
「んあ、ごほっごほっ、はぁはぁ」
「はぁひぃ……い、衣玖、喉、大丈夫?」
「は、はい。だいじょうぶ、です」
 オナニーとは全然違う刺激、想像していたよりも遙かに濃厚な男の味に天子も衣玖も息を整えずにはいられなかった。

「ふぅ……それではしましょうか。本番セックス」
「はぁはぁ……衣玖、ちょっと疲れたし明日じゃダメ、かな」
「そうやってまた先延ばしにするんですか」
「……そうだね。しよっか」
 その言葉に衣玖は机の上に置いてあったコンドームを取った。
「被せますね」
「うん」
 天子の男性器に衣玖はすっとコンドームを被せ、下着を脱ぎ捨てると天子の上に跨がり男性器の真上で静止した。
「それでは挿入れますね」
 天子はごくりと唾を飲み込み小さく頷いた。
 衣玖はそれを見届けた後、徐々に腰を下ろしていく。
 トリップしたことによって濡れた衣玖の膣は小さな天子のモノを抵抗なしに飲み込んでいった。
「ん……全部入りましたね」
「ひ……ぐ、これが女の人の中……あたたかい……」
「気持ちいいですか?では私がお腹にキュッと力を入れると……」
「はう……!?」
 衣玖がお腹に力を入れると膣がきつく天子のモノを締め上げた。
 そしてその状態で腰を上げていく。
 ある程度腰を上げると力を抜き、重力に任せて腰を下ろした。
「は、はふ……衣玖、今のすごいよ」
「まだ終わりではありませんよ」
 再びお腹に力を入れて締めて持ち上げ、少しすると力を弛めながら降りていく。
 そしてこれを何度も何度も徐々に速度をあげながら繰り返していく。
「い、衣玖?この力加減、なんだか、まるで」
「オナニーしてるときみたいでしょ」
「ひぐぅやっぱりぃ!?」
「天子君の握力ならこれくらいかなって思いまして」
「い、いつもやってるみたいに出しちゃう!ちり紙の上に出すみたいに出しちゃう!」
「いいんですよ。いつもちり紙に押しつけて拭くみたいに私の中に天子君の押しつけちゃってください」
「出る!もう出ちゃう!」
 天子のモノは精液を吐き出すと衣玖の膣壁に拭うように押しつけた。
 結果穴の空いたコンドームから精液が押し出されていった。
(ああ天子君のが中に入って来てる……早く孕んでね。私の卵子ちゃん)
 衣玖は順調に事が運んだことに内心ほくそ笑みながら慈愛に満ちた表情で天子の頭を撫でた。
「本当ならもう少し続けたいところですが、今日は疲れていますしこのくらいにしておきますか。
「うん、私たぶんもう出ないと思う」
「さて天子君、どうでしたか男になった感想は」
 衣玖は天子に問いかけながらゆっくりと腰をあげるとコンドームを取り、さりげなくゴミ箱の中に捨てた。
「うん、なんだか少し自信が湧いてきた気がする」
「それはよかったです」
「みんな衣玖のお陰よ。何かお礼がしたいけど……何が良いかな」
「それでは……これからもこの独り身の寂しい女と夜の相手をして頂けませんか」
「うん。そんなことでいいのなら。でもゴムは着けてよ。まだお父さんにはなりたくないんだから」
「ええ、わかっていますわ。よーくわかっています」
 衣玖は想像していた以上の成果に笑いを堪えていた。
 目の前にいる少年との明るい未来を想像しながら。

 しかし衣玖は知らなかった。
 目の前の少年がやがて心も体も立派に成長することを。
 その時自分が彼のことを本当の意味で好きになってしまうことを。
 そして遂には夜の営みですら主導権を握られてしまうことを彼女はまだ知らなかった。
~翌日~
「霊夢!実は私男だったの!」
「知ってたけど」
「霊夢の気持ちはよくわかるよ、簡単には信じられ……えっ知ってた?」
「うん」
「な、なんで!?」
「だって前に宴会で酔っ払った衣玖が……」
『は~天子君のおちんちんぺろぺろしたい。今すぐスカートの中に頭突っ込みたい』
『ん?天子って男だったの?てかあんた普段そんなこと考えてたの?』
『天子君みたいな男の子がいたら頂いちゃいたくなるのが女でしょ!?』
「って感じでみんなの前であんたのこと熱弁してたから……たぶん結構な人数知ってたと思うわよ」
「なんだか私の知らない所で辱めを受けてる!?」
「あっこの間紫が置いてった『美少女女装男子のホモセックス(美鈴咲夜天子3P編)』があるんだけどいるなら百円で売るわよ」
「いるか!!」
 天子はこの日ベッドの上で恥ずかしさのあまり涙したとか


>>1.
結婚を焦った女性は怖いのです。
>>2.
実は後日談考えてなかったんですけど、思いついたら書いてみます。
>>3. Kouさん
女装×女装ものが流行ったら日本末期っだと思うんだ。
>>4. ガルンダスさん
天子からはどことなく小学生男子っぽい気がするんだ。
>>5
衣玖さんくらい男と縁がないと部屋の掃除なんて無駄に感じてしまうのも致し方ないのです。たぶん
>>6
ゆかりんなら男女の境界操ってわざわざお互いを男にしてそういうプレイやりそう
ビヨンビヨン
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
いくさんwww こわいこれ…でも天子のことわかってる感がいい
2.名前が無い程度の能力削除
性別変わってもいいからいくてんください(挨拶)
天子くん可愛いし、衣玖さんもエッチでとてもよかったです!
その成長したいくてんの後日談まだかなー?チラッチラッ
3.Kou削除
衣玖さんwwww
こういう女装×純女ものとか女装女装もの流行らないですかねぇ・・・
4.ガルンダス削除
女装天子… そんな物もあるのか…

世界は広いなぁ……
5.名前が無い程度の能力削除
流石働く飢えた女子衣玖さん。
部屋がえらいことになっているのもうなずける、うなずけるか!?
本能に素直すぎる衣玖さんは輝いているね。
6.名前が無い程度の能力削除
身も蓋も無い話、女装だったらいーなあと思ってるキャラは何人かいるけど
天子は盲点だった、想像してみたら思った以上にしっくりきたw

…ゆかてんなら女装BLでもいけると本気で思うんだ(爆