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 読書の秋、普段と違う視点で本を眺めてみませんか? 「脱がすとすごい! 本のヌード展」と銘打った展示が、奈良市の県立図書情報館で開かれている。カバーを外すと現れる表紙を「ヌード=真の姿」と見立て、約80点のカバーと表紙のギャップを楽しんでもらう。12月26日まで。無料。

 一見、普通に本が並べてあるだけだが、手に取ってよく見ると、趣向を凝らしたデザインやさまざまな色、質感の紙で装丁されている。カバーを外すと、物語の読解を深めるヒントや作者のサインが隠されていたり、カバーの裏に漫画が描かれていたり。二重の箱に8冊の本やポストカードを収めた装丁の本など貴重な書籍もある。

 展示本は、書店員や出版関係者、司書おすすめの一冊を集めた。それぞれに解説や感想が添えられている。2019年の直木賞に輝いた大島真寿美さんも、人形浄瑠璃文楽を題材にした受賞作「渦 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 魂(たま)結び」などの自著を取り上げ、装丁のこだわりを力説。「渦」のカバーは和の雰囲気が印象的だ。

 カバーだけでなく、一冊の本か…

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