新型コロナ感染症の第3波が拡大する中、国内で感染が確認された死者が4日、45人となった。重症者も前日から8人増えて505人となり、いずれも過去最多を更新した。500人を超えたのは初めて。重症者が増え続け、医療の逼迫状況が改善する兆しは見えない。 厚労省は同日、新型コロナウイルス患者向けの病床使用率(2日時点)が18都道府県で25%以上になったと公表した。「25%以上」は政府の対策分科会がステージ3(感染急増)の指標の一つとしている。 全国の感染者は新たに2400人以上が確認された。死者は北海道13人、東京8人、埼玉と大阪各5人、神奈川と愛知各4人など。
プロ野球オリックスや米大リーグのマリナーズなどで活躍し、昨年3月に現役引退したイチローさん(47)=本名鈴木一朗=が4日、甲子園大会で春夏合わせて3度の優勝を誇る智弁和歌山高(和歌山市)で臨時指導を行った。今回がアマチュア球界での指導者デビューとなり、2日からの3日間の日程を終え「僕が伝えられることは伝えたので。期待しています」と選手に声を掛けた。 イチローさんは初日に選手を観察し、2日目から実技指導。最終日は選手とともに練習をこなし、技術に加え、精神論も熱心に伝えた。盗塁の指導では「スタートで全部決まります」などとアドバイスした。
【AFP=時事】サルの脳に電極の付いたインプラントを埋め込み、網膜を通さずに人工的に誘発させた高解像度のパターンを脳内で直接認識させることに成功したと、オランダ神経科学研究所(NIN)のチームが3日、米科学誌サイエンス(Science)に発表した。目の見えない人の視力を取り戻す技術の実現に、また一歩近づいた。 この技術は、パソコン画面上の小さな点の集まりを画像として認識するように、脳に電気的な刺激を与えて発生させた「眼内閃光(せんこう)」という小さな光点を「見る」という数十年来のアイデアに基づいている。 NINのピーテル・ルールフセマ(Pieter Roelfsema)所長率いる研究チームは、1024個の電極を持つインプラントを開発し、これまでにない高解像度を実現した。電極の数も解像度の高さも、前例のないレベルだとしている。 このインプラントを脳の後頭葉にある視覚野に埋め込んだサル2匹は、アルファベットなどの文字や線、動く点などの形を認識した。...
【AFP=時事】かつてドイツの植民地だったナミビアではドイツ系の名前を持つのは普通のことだが、このほど実施された地方選で当選した新人議員は、名前が「アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)」だったことから一夜にして有名人になった。 アドルフ・ヒトラー・ウウノナ(Adolf Hitler Uunona)氏(54)は与党・南西アフリカ人民機構(SWAPO)の所属で、先週行われた地方選に北部の選挙区から出馬し、票の85%を獲得して当選した。 ウウノナ氏は3日、AFPの取材に少々いら立った様子で、自身の名前が世界で最も悪名高い独裁者の一人にちなむことに関心を示す人がいる事実に驚いていると述べた。名前の由来については話したくないとしている。 「この話題を盛り上げるつもりはない。この場に腰を落ち着けて、私の名前のみをテーマに語り合う理由がない」 AFP記者が接触した際、ウウノナ氏は「あなたは本当に、私の名前についてだけ話を聞きたいのか?...
【AFP=時事】たとえ乗客の心の支えであっても、クジャクやハムスターは機内持ち込みお断り──米運輸省は2日、米航空会社が機内への同伴を認めるべき「介助動物」は犬のみと定める最終決定を下した。介助犬なら1匹でも2匹でも構わないとしている。 航空各社は近年、精神的な問題を抱えた人の心の支えとなる動物「エモーショナル・サポート・アニマル」の同乗を求める乗客の急増に直面している。動物の種類もブタ、オウム、サル、アヒルなど多岐にわたり、ミニチュアホースを持ち込もうとした人もいた。 メンタルヘルス活動家らの圧力もあり、航空各社はこうした旅行客への対応に苦慮していた。 米運輸省は、機内に持ち込まれた「珍しい種」の動物や、行儀の悪い動物によるトラブルがこのところ増加しており、「正規の介助動物に対する社会の信頼が損なわれている」と指摘。結論として、介助動物を「障害のある人を支援するため個別に訓練を受けた犬」と定義し、それ以外の動物は全て、ただの「ペット」とみなすと定めた。 【翻訳編集】AFPBB News