※前回の記事の続き
オックスフォード大とアストラスゼネカの開発しているワクチンは、外のいく種類かのワクチンと同じく中絶胎児の細胞を使っている-これはモデルナのワクチン等ビル・ゲイツ関連のような遺伝子組み換えではないということですよね?
COVID-19 | シドニー大司教、ワクチン開発に「倫理的問題あり」 | NICHIGO PRESS | 日豪プレスが運営するオーストラリア生活総合情報サイト
カソリック教会のシドニー地域大司教らが、連邦首相に宛てて、「オクスフォード大学で開発中のワクチンは中絶胎児の細胞を使っており、信者にとっては倫理的な問題を含んでいる」との書簡を送った。
しかし、連邦のニック・コーツワース副主席医務官は、「大司教らの反対は誤解だ」と語っている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
連邦政府は、オクスフォード大学、アストラゼネカ社と、「開発中のワクチンが成功すれば、オーストラリアは2,500万人分のワクチンを購入するという契約を交わしている。
これに対して、シドニー都市圏の3人のカソリック大司教らが、「ワクチン開発のために胎児の組織を取ることは非常に非道徳な行為であり、そのようなワクチンを国民に接種することは信者にとっては倫理的な問題に発展する」としている。
オクスフォード大学のコロナウイルス・ワクチン開発にはHEK-293という不死化された培養細胞を用いているが、この細胞は1970年代初めにオランダで中絶胎児から採取した腎臓細胞株を長年培養し続けてきたもので、医学研究では何種類もの胎児の臓器細胞が長年用いられてきている。
(後略)
ワクチンの細胞に中絶胎児の細胞を使われているのは今に始まったことではありません(それ自体に疑問があったとしても)。しかも、2005年のバチカンの判断もあります。
中絶胎児の細胞がワクチン成分に-WI-38,MRC-5,HEK293,Walvax-2 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
The Childrens Hospital of Philadelphia
ワクチンに含まれる成分:あなたが知っておくべきこと
http://media.chop.edu/data/files/pdfs/vaccine-education-center-vaccine-ingredients-jpn.pdf#search=%27%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3+%E8%83%8E%E5%85%90%E3%81%AE%E7%B4%B0%E8%83%9E%27
抜粋:
中絶に反対する宗教的信条を持つ人々の中には、胎児細胞によって製造されたワクチンの使用を問題視する動きがありました。2005年、ローマ法王ベネディクト16世がカトリック教会教理省長官だった時に、この問題に対する回答が出されました。つまり、ワクチンには生命を救う特性があるため、カトリック教徒のご両親がそのワクチンを子供に与えることは理にかなっているという結論が出されたのです。同様に、全国カトリック生命倫理センターは、歴史的な中絶から分離された胎児細胞で製造されるワクチンの使用は、道徳的に容認されるものと判断しました。
コロナに限らず、ワクチンが遺伝子組み換えが主流になればうれしい人々には援護射撃になりますね。
なお、中絶胎児の組織はワクチンに使われているものだけでなかったようでした。
死亡胎児の組織利用をめぐる倫理的問題
森 芳周
(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程、臨床哲学
https://www2.med.osaka-u.ac.jp/eth/OJ_files/OJ2-2/mori.htm