沖縄県は1日、新たに27人が新型コロナに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者が二桁になるのは67日連続で、累計感染者数は4353人になった。
在沖米軍関係の感染者はいなかった。
11月30日の発表では、在沖縄米軍関係者72人が新たに判明。1日で確認された米軍関係者としては過去最多で、7月以来の大規模感染となった。在日米海兵隊の公式フェイスブックによると、内訳はキャンプ・ハンセン52人、普天間飛行場20人。異動などで入国したとみられ、基地内で2週間の隔離措置を受け、行動制限が解除される前のPCR検査で陽性が確認された。県は基地内の他の米軍関係者や県民との接触はないとしている。
県内では、10代から90代までの男女32人の感染が確認されていた。推定感染経路が分かっている24人で多かったのは、飲食関係9人、家族内8人、職場内4人だった。また、県内32例目のクラスター(感染者集団)となった那覇市内のカラオケがある居酒屋は新たに1人の感染が確認され、計12人となった。
直近1週間(22~28日)の人口10万人当たりの新規感染者数は20・32人で、全国4番目。最多は北海道の29・61人で、大阪26・78人、東京20・96人と続く。