国内重症者、最多の472人 東京は70人
厚生労働省は30日、新型コロナウイルス感染の全国の重症者は最多の472人になったと発表した。重症者は29日から10人増加し、8日連続で最多を更新した。東京都の重症者は3人増の70人で、緊急事態宣言の解除後で最多となった。重症者の増加で医療提供体制の逼迫が懸念されている。
一方、新規感染者も都市圏を中心に増加傾向に歯止めがかからない状況が続く。東京都内で30日に確認された新規感染者は311人だった。年代別では40代の69人が最も多く、20代の68人、30代の51人が続いた。重症化リスクの高い65歳以上の高齢者は57人に上った。
都は感染拡大防止策として11月28日から20日間、島しょを除く都内全域にある酒類を提供する飲食店などを対象に営業時間を午後10時までとするよう要請している。
このほか、大阪府が262人、北海道が151人、愛知県が108人などだった。