客を装って自店をネット予約…Go To イートで店側がポイントを不正取得か

2020年11月30日 10時02分
街頭に貼られた「Go To イート」のポスター=27日、名古屋市中区で

街頭に貼られた「Go To イート」のポスター=27日、名古屋市中区で

  • 街頭に貼られた「Go To イート」のポスター=27日、名古屋市中区で
 新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた飲食店の支援策「Go To イート」で、店側が客を装って自店をネット予約し、架空の実績を基にポイントを不正に得ようとしたケースがあることが30日までに、農林水産省への取材で分かった。同省は「悪質な件は警察に相談している」としている。
 「イート」は購入額に25%を上乗せするプレミアム付き食事券事業と、予約サイトを通じて登録された飲食店を予約し、実際に利用した客に、飲食代に使えるポイントを付与する事業がある。ポイント付与事業では、店側が客の来店を確認してサイト側に報告するが、店の関係者がこの立場を悪用し、客として自店を複数人分予約した後、利用したと偽って報告したと疑われるケースがあった。
 予約サイト側には不正検知の仕組みがあり、農水省によると、検出例が複数報告された。予約した客が実際には利用しないのに、店に頼んで架空実績を報告してもらい、ポイントを不正取得しようとした例もあったという。
(共同)

関連キーワード

PR情報

社会の最新ニュース

記事一覧