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コロナ以外の病床占有率が90%超え 「逼迫している」沖縄県、対策急ぐ

2020年11月30日 07:29

 新型コロナウイルス感染者用を除く県内医療機関の病床占有率が、沖縄県全体で28日時点で90%を超えていることが29日、分かった。県の糸数公保健衛生統括監が同日のオンライン会見の中で明らかにした。詳細については集計作業や分析を進めており、まとまり次第公表するとしている。

県内感染者の居住別状況(11月29日)

 糸数統括監は取材に対し、冬場は例年、体調不良者などで病床占有率が高くなるとした上で「9割を超えているということは新型コロナ以外でも病院が逼迫(ひっぱく)しているということだ」と強い懸念を示した。

 病床確保の対策としては、患者やその家族から理解を得ることを前提に「転院のほか、退院して地域の介護施設へ入所してもらうなどの対応をさらに加速させて取り組む」とした。

 県民に対しては「新型コロナ以外でも、感染予防や健康管理に十分気を付けてもらいたい」と呼び掛けた。

 新型コロナの病床占有率は29日正午時点で71・5%となっている。

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