ストーリー
笑って泣ける感動作!
筋ジストロフィー症を患い、自分で動かせるのは手と首だけの鹿野(大泉洋)は、自立を目指して病院を飛び出し、大勢のボランティアに囲まれて生活している。医大生の田中(三浦春馬)も、彼のボランティア=通称“鹿ボラ”の1人。ある日、田中の恋人の美咲(高畑充希)は、田中と一緒に夜間のボランティアを担当することになる。 しかし、真夜中に「バナナが食べたい」と言い放つなど、わがまま放題の鹿野に、美咲はブチギレ。鹿野の元を飛び出してしまうが、そんな美咲を気に入った鹿野は、田中に代筆を頼んで彼女にラブレターを書くことに。
渋々ながら、美咲は田中と“鹿ボラ”のベテラン・高村(萩原聖人)と共に、ジンギスカンパーティに出かけることになる。そこで鹿野がアメリカに行くという夢を持ち、そのために英検の勉強を続けていることなどを知った美咲だった。その後も鹿野に内緒で交際を続ける美咲と田中だったが、美咲は教師を目指す教育大の学生ではなく、フリーターであることを田中に打ち明ける。田中はショックを受け、2人の関係はギクシャクし始めてしまう。そんな中、鹿野から「嘘を本当にすればいい」と励まされた美咲は、教育学部の受験を目指して勉強を始めることに。いつでも前向きな鹿野にいつの間にか美咲は心を開き始めていく…。