【記者会見 声明に対しての質疑応答】全内容
記者
「離党届を出したのはいつか?」
斉藤
「群馬県連合の堀越けいにん幹事長に1月10日に事務所にお持ちして、日付としては1月13日であったと記憶しています」
記者
「二つの地方選挙とは?」
斉藤
「玉村の町長選挙と前橋の市議補選です」
記者
「現状どこかの政党に所属したりする予定は?」
斉藤
「例えばお声がけいただいて、とか、お話をしたいとおっしゃる方がいたらもちろんお話ししたい気持ちはありますが、具体的にどうとかいうことはありません。
まずは、いったん無所属になって、そしてどなたともつながれない状況になったとしても無所属でもまたやりたいという気持ちはあります。ですから質問へのお答えとしては今現在何か具体的には考えていない、ということです」
記者
「当面どの選挙ということもないということか?」
斉藤
「できればもともと、衆議院選挙にでたいという希望がありました。そうだったらいいのにな、というのはあります。しかしそれは個人の希望であるだけですね」
記者
「離党の理由として、県連幹部の対応に誠実さを感じることができなかった、とあり、県連の選挙に絡む様々な問題をみてその対応を求めたけれど誠実な対応をしてもらえなかったから、ということですが、具体的にどういった問題があったということはこの場で明らかにはしていただけないでしょうか?」
斉藤
「最初に疑問に感じたのは、(選挙戦が始まる前から活動は始めておりますが、)お金の流れがどうなっているのか教えていただけなかった、質問にも答えていただけなかったというのが、まず最初の疑問だったり、そのあとにはだんだんに不審になったりしていったということです」
記者
「ご自身の参議院選挙にからむ選挙資金のお金の動きを教えてもらえない、クローズにされたということですか?」
斉藤
「自分の選挙もそうですし、一応、その時には自分の肩書は立憲民主党の群馬県連の副会長という肩書がありましたので、当然、群馬県連の中のお金の流れについては責任があると思っておりましたので、質問をしたりもしましたが、一切教えていただけなかったですし、答えてもいただけませんでした。
これはどういうことなのかな、と疑問を持ち始めたのが昨年の4月か5月あたりです。ですから、選挙がまだ始まっていない前です。入党したのがだいたい去年、1年前くらいですので。」
記者
「それに対して尋ねてもどういう風な受け答えをされたというか、対応をしてもらえなかったというか、具体的にはどのようなことですか?」
斉藤
「その当時の幹事長にまずは、聞きました。職務というか、県連の中のお金の責任者だったり、窓口だと思ったのでお伺いしたり、まあ、幹事長が答えなければ他の方を介してどうことになっているかと質問したりとか。明確な答えというのは、本人からもなかったですし、時々、最高顧問である角田義一先生から呼ばれて何かお答えのようなものはありましたが、はっきりとしたことが誰からも答えが出てこないのでまずは不審に思ったのが発端です。何度も何度も質問しているうちに、うとましくなられたのかもわかりませんけれども、色々なハラスメントが始まりまして。
ですから、選挙もそのハラスメントが続いている中でのサポートというのがあまりありませんでしたし、選挙戦の間もその後も、辞めるまで続いたというのが、私からみた体験です」
記者
「ハラスメントというのは、どんな、具体的にハラスメントがあったのですか?」
斉藤
「例えば、大勢の前で怒鳴りつける、ですとか。会議からはずす、虚偽の(私がお金をせびったとかいう)噂を流される、事前の説明をしないことで(人々の前に立たせて)恥をかかされる、何かを依頼しても質問しても無視される、とか、故意に調整作業を怠って選挙対策のメンバーと候補者を分断する、ですとか、それから、粗暴な、ちょっと運転が荒い運転手がいたのですが、そのことについて、命の危険を感じると相談しても無視したり、対処しなかったり、そのくらいで騒ぐのはおかしいと周りの人々に告げて笑ったり、とか。
それから服装について、ダサいとか、そんな地味じゃだめだ、とか、他の女性からアドバイスもらいなよ、とか女性候補者は笑ってにこにこしていればいい、とか。
これが何のハラスメントにあたるかはわかりませんけれども、言葉や文章で選挙が終わった後に、私がいかに我がままでダメな候補者だったかということを、私を入れない幹部の会議、党員の会議を開いて、みんなに怪文書みたいなものを読ませたり、説明したりとか。
全部が全部言葉通りに録音したとか書き留めておいたということはないのですが、そういうことが続きました。この1年」
記者
「幹部の方々の対応に、と複数形で書かれていますが、これは、複数人からハラスメントがあったということですか?それとも対応が不誠実だったのは複数で、ハラスメントが1人だけ、とかそういうことですか?」
斉藤
「たくさん嫌がらせというかハラスメントをしたのは1人なのですけれど、そのことを相談しても取り合わないとか、それはあなたの捉え方の問題だとか、ネガティブであり、ポジティブになれないのか、とかそういう形で、最初にハラスメントをした人は1人でも、二次的なという風に(声明文に)書きましたけれども、どんどん追い詰められていっ
たのは、周りの方は相談しても取り合わなかったり、無視したりするというのがさらに輪をかけて。それで、(複数形の)方々、と書きました」
記者
「その、1人というのはお伝えできるものなのでしょうか?」
「察してくださいと言った感じですか?」
斉藤
「それをどうしたらいいのかわからなくて。言っていいものなのか。ま、なんというか。その人を糾弾して、とか司法に訴えてとか、そういう風に考えているわけではなくて、それが、立憲民主党としてとか、群馬県連合として組織ぐるみで、そういうことをやった人を許したりとか、候補者として衆議院選挙候補に立てたりとか、するのは組織としてどうなのかということを訴えたかったのです。だからすごく悩んでいて今日まで答えも出ずにきてしまって申し訳ないのですけど」
記者
「個人を糾弾するのではなく?」
斉藤
「私の意図としては、その人を引きずりおろしたいとか、いうものではなくて、そういうことが残念ながらあって、それを訴えたら、(公にする前に改善を立憲民主党群馬県連の中で風通し良くしようよ、と言っていたにもかかわらず、それがなかったので)組織が変化してほしいという意図で公表するに至りました。ので、私がここで個人の名前をい
うことがその人個人にとってどういう影響になるか、と考えてしまいます。私は神ではないし、裁判官でもありません。(もしも、もっと今後深く取材をしていただいて必要があるな、と思ったら言うことはあり得ますが)今日この会見で〇〇氏が、ということはしません。申し訳ありません」
記者
「ハラスメントをした方は、県連の幹部の方ということで納めたいということでよろしいでしょうか」
斉藤
「希望としてはそうなのですが、ただそうすると、ハラスメントをしていない方も疑われてしまうのだろうか、と今ちょっと迷っていて答えが出ません。言ったほうが他の人を守られるのか、幹部って言ってしまうとみんなが困るのか、で」
記者
「幹部の一人がってことで。対応していただけなかったのは、県連の方々、それとも党本部も含めた方々、なのでしょうか」
斉藤
「主には県連の方々です。ただ、相談は執行部にもしました」
記者
「本部の執行部にもされた?_」
斉藤
「はい。福山幹事長と長妻さんも同席してこの話し合いはしました。資料を全部持って行って説明しましたので、県連だけではありません。ただ、後のことは県連に任せると言ったので、執行部が。なので主には群馬県連合の話なのかな、と私はとらえていますけれど。執行部に対しての批判というよりは。まあ、全く知らないわけではないと思います
が」
記者
「今後の対応として何か、離党はされてしまう、されてしまったわけなんですけど、処分ですとか、党に対して何か求める、法的な措置を検討しているとか、ということは現状ではない、ということですか?」
斉藤
「現状ではありませんが、これを訴えたことによって改善されたらいいな、とか、(まったく立憲民主党が憎いとか嫌いとかではないので)これからいい風に変わっていただけたらいいな、とか期待されている支援者の方や市民の方に対して、もしこれをきっかけにしてよりよい方向に行ってくださるのであれば、逆に支持率も上がる話だと思うので、これを良い材料にして、内部で改善していってほしいな、という期待感は持っています。」
記者
「党内の人権救済的な組織とか措置ができる制度とかなかったでしたっけ?」
斉藤
「党内のハラスメント対策の大河原まさこさんがやっていらっしゃるので、アンケートにはお答えしました」
記者
「直接個人として被害を訴えるということはなかったですか?」
斉藤
「もうそういう話でもなく、その前に県連から党に報告がいっていましたので、直接党の執行部にお話すれば当然そういう“県連なにやっているんだ”と言ってくださると思っていたので、もっとその上の組織にお話しした、という認識です」
記者
「斉藤さんが今後なんらかのアクションを起こされるということはなさそうな感じでですが、間違いないですか?」
斉藤
「党に対してですか?党に対しては何も。こうなったらいいな、と。他には、(少数そういう方がいらっしゃいましたけど)大多数の方は一生懸命、まじめにやっている方々ですので、またつながりながら、やっていきたいな、というのは思っています。」
以上が質疑応答の内容です。