札幌市は11月27日、新たに新型コロナウイルスの感染者が7人死亡し、感染者が142人確認されたと発表しました。

 亡くなったのは70代から90代の男女で、11月26日に死亡しました。

 1日7人の死亡確認は、札幌市としては前日に続き過去最多です。北海道内の死者確認は20日連続で、計178人となりました。

 新たなクラスターも2つ確認されています。

●認可保育施設:5人

 職員の感染が11月17日に確認され、濃厚接触者の検査を進めたところ、5人(職員3、園児2)の感染が判明しました。

 10代未満から50代で、いずれも軽症または無症状です。

 札幌市は、感染拡大の恐れのある期間に濃厚接触した可能性のある44人(職員17、園児27)を特定できているとして、施設名は非公表としています。

●コールセンター:8人

 従業員の感染が11月14日に確認され、濃厚接触者の検査を進めたところ、従業員8人の感染が判明しました。

 20代から50代で、いずれも軽症または無症状です。

 札幌市は、感染拡大の恐れのある期間に濃厚接触した可能性のある従業員16人を特定できているとして、事業所名は非公表としています。

 札幌市関連の職員も感染が確認されています。

●西区役所 40代男性職員

 男性職員は3階の保護一課に勤務していて、事務のみで窓口で市民対応はしていないということです。

●札幌市立太平中学校

 生徒の感染が確認され、当該生徒が在籍するクラスを12月4日まで学級閉鎖としました。

●北区体育館

 清掃業務を委託する事業者の社員の感染が確認されました。利用者に濃厚接触者はいないとしています。

 これまでのクラスターも拡大しています。

●73例目の医療機関

 新たに看護師2人の感染が確認され、この関連の感染者は計24人となりました。

●81例目の医療機関

 新たに患者など2人の感染が確認され、この関連の感染者は計32人となりました。

●手稲渓仁会病院

 新たに看護師1人の感染が確認され、この関連の感染者は計34人となりました。

●90例目のサービス付き高齢者向け住宅

 新たに入居者1人の感染が確認され、この関連の感染者は計14人となりました。

●北海道札幌北陵高校

 新たに生徒1人の感染が確認され、この関連の感染者は計16人となりました。

●92例目の医療機関

 新たに看護師、職員、患者2人の感染が確認され、この関連の感染者は計39人となりました。

●93例目の医療機関

 新たに看護師2人、患者1人の感染が確認され、この関連の感染者は計20人となりました。

●94例目の高校

 新たに生徒1人の感染が確認され、この関連の感染者は計38人となりました。

 札幌市ススキノの接待を伴う飲食店、いわゆる"夜の街"関連は3店舗6人増え、計160店舗、551人となりました。

 札幌市内では2日連続の100人以上の感染者確認です。

 142人中、56人の感染経路が不明です。

 北海道内では26日に過去3番目の256人が確認されていて、100人以上の感染確認は23日連続になります。

 北海道は11月27日までとしていた「集中対策期間」を12月11日まで2週間延長し、札幌市内全域で接待を伴う飲食店の休業要請や、ススキノ地区を中心にアルコールを提供する店の時間短縮営業を要請するなど、感染拡大防止策を強化しています。