大阪市、参与にオリックスの機谷氏 人事制度見直しへ起用
大阪市は10日、人事制度の見直しに関する助言を受けるため、政府の内閣官房で国家公務員制度改革に取り組んだ経験を持つオリックスの機谷(はたたに)俊夫氏(49)を同日付で市総務局人事部参与に起用すると発表した。
橋下徹市長は同日夜、「機谷氏には4月から市長直轄とする人事室の中心メンバーになってもらう」と説明。当面は非常勤扱いだが、4月1日からは常勤とする方針を示した。
総務局によると、機谷氏は昨年12月まで広報部長を務めたオリックスから出向し、中之島の市役所本庁人事部に常駐。市の人事に関する組織形態や給与体系、職員の評価方法などの見直しについて助言や指導をする。
10日登庁した機谷氏は「市長の指示の下で人事改革をしっかり手掛けていきたい」と話した。
機谷氏はオリックス球団代表などを経て2008年8月~09年11月、内閣官房の国家公務員制度改革推進本部事務局に民間出身として出向。府市の特別顧問を務める元経済産業省の古賀茂明氏らと共に公務員制度改革に取り組んだ。
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