アイキャッチ・ラグの対策・上級編❷-4

NURO光のONUにゲーミングルーターを接続する方法

ラグの対策【上級編❷-4】
NURO光のONUにゲーミングルーターを接続する方法

NURO光のONUとゲーミングルーターの接続

 NURO光のONUは【F660A】も【HG8045Q】もルーター機能を搭載しています。

 ルーター機能を持つ機器に、そのまま「ゲーミングルーター(他社ルーター)」を接続すると、『ルーティング処理を2回するネットワーク』になってしまい、通信速度や応答速度が低下します。この状態を「二重ルーター」と呼びます。

「二重ルーター」自体は間違いでも何でもなくて、ネットワークに詳しい人なら『セキュリティを高める為にあえて二重ルーターにする』事だってあります。

 が、しかし、このセキュアなネットワーク環境が『外部とスムーズな双方向通信を行う必要があるオンラインゲーム』にとっては仇となり、通信エラーを引き起こしたり、フレンドさんと同じ部屋に入れなくなったりするのです。

 そうです、オンラインゲームにとっての「二重ルーター」は、串カツ屋さんにとってのソースの「二度ヅーケー」のように、絶対にしてはいけない御法度なのです。

 そこで「二重ルーター」を回避する為に賢い人々はゲーミングルーターを「APモード」で接続し、ネットワークに詳しい人々は「ONU側のルーター機能を停止」させてからゲーミングルーターを接続し、串カツ屋さんは「二度ヅーケーお断り」の張り紙をします。

 APモードに設定したルーターは『ただのスイッチングハブ』に成り下がってしまうので、高性能ルーターを買った意味が無くなります。でも、説明が面倒臭いのでプロバイダーもメーカーも『YOUたちAPモードで接続しちゃいなよ♪』って言います。

 また、ネットワークに詳しい人々が「ONU側のルーター機能を停止」させようとしても、NURO光のONUには「ルーター機能を停止させる設定」も「ブリッジモードにする設定」も存在しません。

 一方、串カツ屋さんの張り紙は「三度ヅーケー」以降を明確に禁止していないので、店主のセキュリティの惰弱性を突いて「二度ヅーケー」のスキップに成功すれば「三度ズーケー」以降は漬け放題になります。(なりません)

 そこで今回は、ONUに「ゲーミングルーターの通信に干渉しない設定」をして、NURO光の爆速回線でゲーミングルーターの性能をフルに発揮させる方法を解説してみたいと思います。

 二度ヅーケー「ダメ。ゼッタイ。」

【注意①】NURO光回線である事を前提に解説します。
※フレッツ光回線の方は「フレッツ光のHGW(ホームゲートウェイ)に他社ルーターを接続する方法」へ。

【注意②】最低限のネットワーク知識がある事を前提に解説します。
※通常のインターネット接続設定は自分で出来る。
※通常の無線LAN接続設定は自分で出来る。
※問題が起きた時に元の接続設定に戻せる。

【注意③】設定する場所や数値を間違えるとインターネットに繋がらなくなる事もあるので「慎重かつ自己責任」で行なって下さい。

    もくじ
  1. NURO光のONUにゲーミングルーターを接続するメリット
  2. NURO光のONUとゲーミングルーターをLANケーブルで繋ぐ
  3. 【ゲーミングルーター】の『WAN側IPアドレス』を確認する
  4. 【F660A】の設定
  5. 【HG8045Q】の設定
  6. まとめ
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❶NURO光のONUにゲーミングルーターを接続するメリット

 NURO光のONUは「ものすごく性能がいい」とか「性能がものすごくいい」とか「もの性能がいいすごく」とか言われているので、フレッツ光からNURO光に乗り換えたら「ゲーミングルーターは必要ない」と思ってしまったピュアな人もいるそうです。

 が、しかし、このページを探し当てたアナタがそうであるように、プロゲーマーやガチ勢は契約している回線やONUがどうであれ、ゲーミングルーターを使用します。えっ、ピュアじゃないとかそういう意味じゃないです。

 NURO光のONUよりゲーミングルーターの方が「もの性能がいいすごく」だからなのです。

メリット①
『ゲーミングルーターの方がルーティング処理能力が高い』

 NURO光のONUはルーター機能を装備しているので、ONUの仕事(光信号を電気信号に変換)と、複数のデバイスがインターネットに接続する為のルーティング処理を同時に行ってくれています。ありがとうONU。

 ONUのルーター機能が担当する基本的な仕事はこうです。

①デバイス(PCやゲーム機)から受信したパケットをONU(ルーター機能)内部のバッファ・メモリーに一時的に蓄積。

②ルーティングテーブルを参照してパケットの宛先を決定。

③パケットの種類を判別してフィルタリングの実行可否の判定&品質保証レベル(QoS)を決定。

④↑の判定に従ってフィルタリングを実行、またはQoS(Quality of Service)の制御を行う。

⑤宛先に対応するポートからパケットを出力。

⑥パケットの受信数&送信数の統計情報を収集。

 これを接続デバイスの数だけ処理(計算)しなければいけないので、通信品質や速度は「ルーターに搭載されているCPUやメモリーの品質に左右される」のです。(詳しくは「ラグの対策【中級編❹】ゲーミングルーターを使う」参照

NURO光の接続テストの結果1
NURO光ONUの通信速度

 上の画像はNURO光のONU【F660A】を単体で使用した場合の「Nintendo Switch の接続テストの結果」です。ポートを解放しているのでNATタイプはAですが、下りの通信速度は「48Mbps」しか出ていません。

NURO光の接続テストの結果2
ゲーミングルーターの通信速度

 次の画像は【F660A】にゲーミングルーターを接続し今回解説する設定を行い、そのゲーミングルーターに接続した「Nintendo Switch の接続テストの結果」です。

 下りの通信速度が2倍以上になりました(上りの通信速度はSwitchの仕様で30Mbps前後しか出ないそうです。(by Nintendo テクニカルサポート)

 NURO光のONUにはなるべく「光信号を電気信号に変換する仕事」に専念してもらい、処理速度が必要な「ルーティングの仕事」はゲーミングルーターに任せてしまう方が効率が良いでしょう。

メリット②
『LANポートの数が増える』

 NURO光で提供される最新ONUは【F660A】と【HG8045Q】ですが、どちらも「有線LANポートが3つ」しかありません。ほとんどのデバイスが無線LANで接続できる現代では、有線LANの需要は失われつつあるのでしょうか。

 が、しかし、ガチ勢は違います。例え2階の自室に引きこもってトイレとシャワーとポケモンGO以外で部屋から出てこなかったとしても、オンラインゲームはキッチリかっちり有線LAN接続なのです。

 なので、同居している家族が多い世帯や、1人暮らしだけど有線LAN接続で使用する機器が多い人々は「スイッチングハブ」という機械を使ってLANポートを増やそうと考えます。

 ↑こういうのがスイッチングハブです。これをONUのLANポートに接続すると、コンセントのマルチタップのように複数のデバイスを接続する事が可能なのです。

 が、しかし、インターネットのLANケーブルを通過する「信号」は、コンセントのマルチタップを通過する「電流」とは仕組みがまったく違います。

 先ほど解説したようにNURO光のONUは「ルーティング処理」を行い、ひとつひとつの信号が「どのデバイスから発信された信号なのか」をチェックしながら通信を行っていて、この原則はスイッチングハブで増設したデバイスの通信に対しても例外ではありません。

 そして、スイッチングハブは、それぞれの「パケット(データの塊)を一旦バッファに格納」してから送信先や送信先への転送速度を決定したり、事前に記憶したデバイス(MACアドレス情報)を元にアドレステーブルを参照する等の動作を行うので「必ず遅延が発生」します。

 そこで、なるべく遅延を発生させたくないゲーミングネットワークを構築する場合や、大容量HDD等の通信速度が必要なネットワークを構築したい場合は、高性能の「CPU」と「メモリ」を装備したスイッチングハブが必要なので、

↑こういうゲーミングスイッチングハブが必要になるのですが、ゲーミングルーターが買える価格帯だったりしますし、せっかく高性能なスイッチングハブを導入しても、ONUのルーティング処理能力以上の効果は出ません。

 こんな時、ゲーミングルーターを接続する事ができれば、ラグを減らし、通信速度を大幅に向上させた上でLANポートの数(※)を確保できます。

※ゲーミングルーターに装備されたLANポート数+ONUの2ポート

メリット③
『セキュリティが高まる』

 NURO光で提供されるONU【F660A】は中国の『ZTE(中興通訊)』社製、【HG8045Q】は同じく中国の『Huawei(ファーウェイ)』社製です。

 新聞を読んだり、ニュースを観たりしていると「えっ」ってなるあの両社の製品をなぜSONYが採用しているのかはさておき、ZTEショック、ファーウェイショックを知っていれば、神経質な人でなくても「セキュリティ的に大丈夫なの?」って思ってしまうのはごく普通の反応ではないでしょうか。

中国ZTEに対する米国製品の供給を禁止:JETRO(日本貿易振興機構)
ファーウェイ問題:日本経済新聞

 当サイトは、人種、性別、年齢はもちろん、国家も宗教も家庭環境も関係なく『その気になれば世界中のすべての人と助け合う事が可能なオンラインゲーム』に関わらせて頂いているので、政治の話も経済の話もしたくありませんが、あえて言おう、心配であると。

【F660A】はデフォルトで「ファイアウォールが無効」になっているので、今回の解説の中で「有効にする方法」を解説します、ついでに有効にしておきましょう。

【HG8045Q】はファーウェイ・ジャパンが管理する国内向け製品ではなく、中国の本社が管理する海外向け製品なので、細かい仕様や設定方法は中国本社にメールで問い合わせるしかないのですが、ぜんぜん返事がないのでセキュリティについては不安が残る機種であると言えます(2020年1月25日現在)。

 が、しかし、このセキュリティに対する不安も、ゲーミングルーターを中継することで解消されます。

 なぜなら、イカスミカフェで紹介しているゲーミングルーター(ASUS製とTP-Link製)は、トレンドマイクロ社のセキュリティ技術が組み込まれていて、堅固なセキュリティを標準装備しているからなのです。

 つまり、仮にもしONUのセキュリティに問題があったとしても、ゲーミングルーターに搭載されているセキュリティ『AiProtection』が、PCやスマホ等の接続デバイスへの不正アクセスを遮断し、ウィルスに感染したデバイスがあれば外部との通信を遮断し個人情報が漏洩しないように動作します。(ラグの対策【中級編❹】ゲーミングルーターを使う:参照)

 また、手元にあるルーターがゲーミングじゃないルーターだったとしても、BUFFALO等の国産ルーターであれば一般的なセキュリティは得られるので何もないよりは安心できるでしょう。

デメリット

❶ゲーミングルーター分の面積が必要
❷ゲーミングルーター分の電力が必要
❸再起動する機器が1つ増える
❹ゲームしない友達に「お前ん家のルーターでかくね?」って言われる
❺ゲームしない後輩に「武器ですか?このアンテナ武器ですか?」って言われる


❷NURO光のONUとゲーミングルーターをLANケーブルで繋ぐ

NURO光のONUとルーターをLANケーブルで接続している図

①ONUとゲーミングルーターの電源をOFF

 まずはONUとゲーミングルーターを物理的に接続します。LANケーブルは活線挿抜(かっせんそうばつ)可能に設計されているので、接続機器の電源をOFFにしなくても抜き差し出来るのですが、ONUには新しい気持ちで再スタートしてもらいたいのと、ONUが最初に認識する機器をゲーミングルーターにしたいので、再起動を兼ねて接続機器はすべて電源OFFにしてから作業を開始しましょう。

②ONUとゲーミングルーターを【LANケーブル】で接続する

 ONU側は『LANポート』、ゲーミングルーター側は『WANポート』にLANケーブルを接続します。(設定が完了するまでその他の機器は接続しない)

 ONUとゲーミングルーターを繋ぐLANケーブルは全てのデバイスの応答速度や通信速度に影響するので、なるべく『見たら分かる、安いやつやん』は避け、家にあるLANケーブルの中で『一番ええやつやん』を使用しましょう。(ラグの対策【中級編❷】LANケーブルを替える:参照)

【F660A】のLANポート

F660AのLANポート

【HG8045Q】のLANポート

HG8045QのLANポート
HG8045QのLANポートにLANケーブルを接続した画像

 キッチリカッチリ差し込む。

【ゲーミングルーター】のWANポート

ゲーミングルーターのWANポートにLANケーブルを接続した画像
ONUとゲーミングルーターをLANケーブルで接続した画像

 なるべく短いLANケーブルで接続する事が理想です。

※ゲーミングルーターは必ず【ルーターモード】で接続する

 メーカーによってルーターモードへの設定が異なるので、マニュアルとにらめっこしながら、必ず「ルーターモード(RTモード)」で接続してください。

ゲーミングルーターを使う」でオススメしたBUFFALOの『WSR-1166DHPL』はゲーミングモデルではありませんが、背面の物理スイッチで切り替える仕組みなので以下を参考に設定してください。

WSR-1166DHPL
:【BUFFALO】

③ONU→ゲーミングルーターの順番に起動する

 インターネットの接続機器を再起動する時は、必ず「インターネットの外側」の機器から順番に起動させていきましょう。

❶ONUの電源を入れる

❷ONUが完全に起動するまで待つ

❸ルーターの電源を入れる


❸【ゲーミングルーター】の『WAN側IPアドレス』を確認する

 ゲーミングルーターの『WAN側IPアドレス』を確認する為に、PCを使ってゲーミングルーターにログインします。

ゲーミングルーターにログインする方法2

 PCのブラウザを開いてURLを入力するフォームにゲーミングルーターのIPアドレスを入力してenterキーを押します。

 ONUに接続したルーターがASUSのゲーミングルーターの場合、自動で「192.168.002.001」にIPアドレスが変更されるので、上図のようにURLを入力するフォームに[192.168.002.001(192.168.2.1)]を入力してenterキーを押します。

 その他のメーカーの場合はメーカーのサポートページか以下の情報を参考にログインしてください。

■BUFFALO:[192.168.11.1]
ユーザー名:[admin]パスワード:[password]
(もしくはセットアップカードに記載されているパスワード)
Wi-Fiルーターの設定画面を表示する方法がわかりません:参照

■TP-Link:[http://tplinkwifi.net]
ユーザー名:[admin]パスワード:[admin]
(もしくは任意のパスワードを設定)
TP-Link無線LANルーターの管理画面にログインするには:参照

AC88UのWAN側IPの記載場所

 ゲーミングルーターのメーカーや機種によって記載場所は異なりますが必ず『WAN側のIPアドレス』を確認してメモしておきましょう。


❹【F660A】の設定

ONU【F660A】とゲーミングルーター【AC88U】

 今回はASUSの「RT-AC88U」を例に接続方法を解説しますが、その他のルーターでも基本的な設定項目は同じなので、マニュアルとにらめっこしながら応用して頂ければと思います。

①【F660A】のファイアウォール機能を有効にする

ルーターにログインする1

【F660A】の設定をいじる為にPCを使って【F660A】にログインします。

ルーターにログインする2

 PCのブラウザを開いてURLを入力するフォームに【F660A】のIPアドレス「192.168.001.001(192.168.1.1)」を入力してenterキーを押します。

F660AのDMZ設定説明画像001

 ログイン画面が表示されるので、

「ユーザ名:admin」
「パスワード:admin」

 を入力してログインしましょう。ちなみに【admin】は「アドミン」と読み、『ネットワークの管理者』を意味する「Administrator(アドミニストレーター)」または「Administration(アドミニストレーション)」の略なのです。

F660AのDMZ設定説明画像002

 ログインするとデバイス情報が表示されます。

F660Aのファイアウォール設定の説明画像

 どういう訳か【F660A】のデフォルト設定は「ファイアウォール機能が無効」になっていて「外部ネットワークから悪意のあるアクセス」に対してのセキュリティがザルなので、ログインしたついでに『ファイアウォール機能を有効』にしておきましょう(ノーガードで撃ち合うファイタータイプの人は飛ばしてOKです)。

①セキュリティー >>「ファイアウォール」を表示。
A【ファイアウォール機能を有効】のチェックボックスにチェックを入れる。
B【ファイアウォールレベル(IPv4)】プルダウンメニューから(低・中・高)選択。
※よく分からない人は「中」を選択しましょう。
C【SPI(IPv6)を有効】のチェックボックスにチェックを入れる。
※発信した通信を基準に不正アクセスを判断する機能です。

 最後に【設定】ボタンを「漆黒の闇の底に燃える地獄の業火よ、我が盾となりて敵を焼き尽くせ!ファイアァァァウォォォォォル!!」って言いながらクリックしたら完了です。

②WAN接続情報を確認する

F660AのDMZ設定説明画像003

 ネットワークインタフェース情報 >>「WAN接続情報」を表示して【接続名】を確認します。

 メモを取るのがめんどくさい人は声に出してくり返しながら急いで次に進みましょう。

③DMZ(A B C)を設定する
④【設定】を押す

F660AのDMZ設定説明画像004-2

③アプリケーション >>「DMZ」を表示。
A【有効にする】のチェックボックスにチェックを入れる。
B【WAN接続】のプルダウンメニューから「②で確認した接続名」を選択する。
C【LANのIPアドレス】のフォームに「⓪で確認したゲーミングルーターの『WAN側IPアドレス』」を入力する。
④【設定】を押してDMZ設定を完了する。

※DMZ(DeMilitarized Zone)は「非武装地帯」って程の意味で『全ポートの解放』を意味します。【F660A】がゲーミングルーターの通信にいちいち干渉しないようにする設定だと思ってください。

「セキュリティの低下」を心配する方もいるかもしれまんが、「ゲーミングルーターへの通信」に対してのみポートを解放しているだけなので問題ありません。尚、ゲーミングルーター直下のデバイスのセキュリティは、ゲーミングルーターのセキュリティレベルに依存します。

❻まとめへ

❺【HG8045Q】の設定

ONU【HG8045Q】とゲーミングルーター【AC88U】

 今回はASUSの「RT-AC88U」を例に接続方法を解説しますが、その他のルーターでも基本的な設定項目は同じなので、マニュアルとにらめっこしながら応用して頂ければと思います。

①【HG8045Q】にログインする

ルーターにログインする1

【HG8045Q】の設定をいじくる為に、PCを使って【HG8045Q】にログインします。まずはPCのブラウザを開いてURLを入力するフォームに【HG8045Q】のIPアドレス「192.168.1.1」を入力してenterキーを押します。

HG8045QのDMZ設定説明画像001

 ログイン画面が表示されるので、

「アカウント:admin」
「パスワード:admin」

 を入力してログインしましょう(パスワードを変更している場合はそのパスワードを入力)。

 ちなみに【admin】は「アドミン」と読み、『ネットワークの管理者』を意味する「Administrator(アドミニストレーター)」または「Administration(アドミニストレーション)」の略なのです。

HG8045QのDMZ設定説明画像002

 ログインするとデバイス情報が表示されます。

②WAN情報を確認する

HG8045QのDMZ設定説明画像003

 ステータス >「WAN情報」を表示して【WAN名】を確認します(※IPv4情報とIPv6情報のWAN名は同じなのでどちらでもOK)。

 メモを取るのがめんどくさい人は声に出してくり返しながら急いで次に進みましょう。

③DMZ(A B C)を設定する
④【適用】を押す

HG8045QのDMZ設定説明画像004-B

③転送ルール >「DMZ設定」を表示。
A【DMZを有効にする】のチェックボックスにチェックを入れる。
B【WAN名】のプルダウンメニューから「②で確認したWAN名」を選択する。
C【ホストアドレス】のフォームに「⓪で確認したゲーミングルーターの『WAN側IPアドレス』」を入力する。
④【適用】を押してDMZ設定を完了する。

※DMZ(DeMilitarized Zone)は「非武装地帯」って程の意味で『全ポートの解放』を意味します。【HG8045Q】がゲーミングルーターの通信にいちいち干渉しないようにする設定だと思ってください。

「セキュリティの低下」を心配する方もいるかもしれまんが、「ゲーミングルーターへの通信」に対してのみポートを解放しているだけなので問題ありません。尚、ゲーミングルーター直下のデバイスのセキュリティは、ゲーミングルーターのセキュリティレベルに依存します。


❻まとめ

 接続作業お疲れ様でした。ゲーミングルーターは無事に通信できているでしょうか?

 NURO光のフレンドさんにラグで悩んでいる人がいなかったので、ずっとスルーしていたNURO光の設定関係だったのですが、ゲーミングルーターの接続方法を解説している記事があまり無いようだったので書いてみました。

 が、しかし【F660A】と【HG8045Q】ふたつのONUと、ルーター各社で違う設定を、ひとつのページで完全に解説する事は難しく、読み手にある程度の理解度や応用を期待する内容になってしまいました。

 もしかすると「難しくて接続が完了しなかった」という結末を迎えた方がいるかもしれません。もっと分かりやすい解説方法を思いついたら、その都度アップデートしていきます。

 また、ゲーミングルーターに接続したSwitchをNATタイプAにしたい方は、「Nintendo Switch をNATタイプAにする方法❸」の「フレッツ光ネクスト+ゲーミングルーター(他社ルーター)の場合」を参考に設定して下さい。

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