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辛坊治郎氏、仕事復帰「何も考えていない」来年4月に大阪から太平洋ヨット横断再挑戦  

大阪・関西万博の関連イベント終了後、スポーツ報知の取材に応じ、ガッツポーズを取る辛坊治郎氏
大阪・関西万博の関連イベント終了後、スポーツ報知の取材に応じ、ガッツポーズを取る辛坊治郎氏

 キャスターの辛坊治郎氏(64)が29日、大阪市内で2025年大阪・関西万博関連のイベントに出演後、スポーツ報知の取材に応じ、太平洋ヨット横断に再チャレンジする思いを明かした。

 辛坊氏は2013年、古巣・読売テレビの企画で全盲のヨットマン・岩本光弘さんとのタッグで太平洋横断に挑戦したが、福島を出航した5日後にヨットがマッコウクジラと衝突し遭難。自衛隊に救助された。

 本紙の取材に「この7年間は償いをしてきたつもり。次は迷惑をかけられない」と、読売テレビ制作で司会を担当する「ウェークアップ!ぷらす」「そこまで言って委員会NP」を含め、来年3月末でテレビやラジオの全レギュラーを降板する意向を局側に伝えている。結論は出ていないが「私の気持ちはくみ取ってくれると思う」と期待した。

 再挑戦は無償協力以外、費用は全て自己負担。来年4月半ばに大阪を出発し、2、3か月での横断達成を目指す。「(和歌山―淡路島間の)友ケ島辺りを抜けるのは大変。成功確率は低い」とリスクは承知だが「単に行きたい、ということ」。来年65歳になることで「年金も満額もらえる」と挑戦後の仕事復帰は「本音で何も考えていない」と勇退の意思も示したが「引退宣言はしません。大物俳優でもない私ごときが言う立場ではない」と話していた。

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