太平洋再挑戦の辛坊氏「船酔いひどい」出発地は大阪

来年4月、ヨットでの太平洋横断に再挑戦することを表明したニュースキャスターの辛坊治郎氏（64）が29日、出発地を大阪にしたい意向であることを明かした。

タレントで歌手の故やしきたかじんさんらが創設した一般社団法人「OSAKAあかるクラブ」の主催する、2025年大阪・関西万博はどうあるべきかを考えるフォーラム「万博2025　どうなる日本？　どうする大阪！」が大阪市内で開催された。辛坊氏が司会を務めた。パネリストには元大阪市長の橋下徹氏（51）らが参加した。

辛坊氏は13年にも挑戦したが浸水による事故で失敗。その際は、福島県いわき市から出港した。「今回は大阪を起点にしたい。大阪港から出るとき、和歌山との手前には難所もあり、そこで座礁するかもしれない」とジョークで笑わせた。　フォーラムでは新型コロナウイルスのテーマも議題に上がり、橋下氏が辛坊氏に「太平洋はコロナは大丈夫なんですか？　安全だからそこに逃げようとしているわけではないんですよね」と突っ込むと、「逃げるんです（笑い）。いろんなことが嫌になって、そろそろ辞めたろかって」と即答した。

フォーラムはオンラインでも中継された。辛坊氏は再挑戦について「本当のことを言うと、行きたいか？　って言うと、そうでもないんです。船酔いがひどいんです。みなさん、冗談ですからね」と再びジョークで笑わせた。

辛坊氏は現在、読売テレビ（大阪市）が制作する「ウェークアップ！ぷらす」などにレギュラー出演している。各局に降板の意向を伝えているが、正式な決定には至っていないという。