写真を見ると父の亡くなる前と後で私の顔つきが全く違う。20年前のクライシスをいつまでも引きずってていつも申し訳なくていたたまれない顔してたのが、別に何が解決したわけでも変わったわけでもないのに、憑き物落ちたようにスッキリしてる。父があっちに持ってってくれたのかなと思ってる。
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返信先: さん
何が変わったというと一番明確なのは、私に対する母の態度だ。父を挟んでライバル関係みたいな認識だったみたい。張り合うものが無くなって軟化した。というよりいきなり全面的に頼られて、いささか重いというか戸惑った。脳梗塞の後遺症で母の人生最大の不調な時に父がICUに入った。
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ひとりでバスにも乗れないのだから私に頼るしかない。母は歩いてていきなりひっくり返る状態だったので、仕事休んで母についていた。ひと月近く24時間びったり母と2人。あれはしんどかったなあ。寝るとき布団の端が重なり合ってるぐらいびったり。
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ICUに長時間いるわけにも行かず、手元に電話置いて、悪い知らせを待つ日々。それでも、疎まれて育った娘としては母親に頼られてうれしかった部分もあったのかもしれない。そのまま回復せず父は他界。あの日、家族のフェイズが転換した。
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何がどう作用したかわからないけど、写真見る限り、私の表情がまったく違うのだ。なんか不思議。
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母に遠慮してあまり父とじっくり深い話したことなかったけど、本の貸し借りするし、本の趣味が合うし、歴史や天体や物理やいろんな雑談をした。父は私の守護者だった。
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もはや母は父の顔も名前も、自分が結婚したことも覚えていない。遠慮せずにもっと父と話しておけば良かったなあ。