アホがバレないための俺的心得です。
どういうこと?
前提条件:物やサービスの価格感は、その絶対値である価格で単純に決まるわけでなく、対価を支払った結果得られるメリットと価格を比較して、高い・安いを評価するものです。
モノの値段を知った時、条件反射的に「高い」と言ってしまうと、周りの人に自分のアホがバレる場合があります。よく考えて条件反射を我慢して、言葉を言い換えて、アホバレを予防しましょう。
「高い」と発言してアホがバレる傾向と対策
①商品の知識不足
⇒一番多いパターンです。その商品をよく知る人からするとアホ(無知識)が露呈することになるので、「高い」じゃなくて「なぜその価格なのか?」と疑問を持つようにしましょう。
②競合の知識不足
単純に競合商品の知識がない
⇒相場観がわかっていない、いわゆる「○○オンチ」が相手にバレます。「高い」と言わず「代替できうる別の商品の価格と性能は?」と疑問を持つようにしましょう。
その商品が競合とするもの(企業ストーリー)を知らない
※この商品を導入すると○○円のコスト削減となる、といった商品の場合、「他社商品が競合」でなく、「導入会社が元々支払っている何かしらの経費(人件費、保守費など)」が競合になります。
⇒相手の主張と理由を全部聞かずに「高い」と言うと、感情と理屈を分けて考えることができないタイプと相手に見なされてしまいます。「高い」と言わず、「それでこの値段なら安いもの」とウソでも言ってしまいましょう。「代替できうる別の商品の価格と性能は?」と疑問を持つのも有効です。
③その商品の有効な使い方を知らない
※高額なセミナー、仏壇仏具、冠婚葬祭など
⇒その商品を用いて、価格に見合うだけのメリットを生み出す方法を自分が知らないだけ、というケースです。工夫してその商品ならではのメリットを生み出している人からすると単なるワガママ・ミーハー・本質を知ろうとしないヤツ(すなわちアホ)に見えます。「高い」でなく「どう使えばコストを回収できるか?」と疑問を持つようにしましょう。
④購入者が感じうるメリットを想像できない、「その購入者が別の手段で同じメリットを得ることが難しい」ということが予想できない
※超ブランドものとか、ホテルで1杯1,500円の飲み物など
⇒人生経験が不足していることと、経験のなさを想像力で埋める能力がないことの両方が一瞬でバレます。「高い」と言わず「顧客は競合もある中なぜその商品を選ぶか?」と疑問を持つようにしましょう。
⑤資金不足
※「俺が大金持ちであってもコレを高いと思うか?」という自問自答を行い、答えがNOならこれに該当します。
⇒「自分の所持金がないからこの商品が高いと思う」は間違いです。所持金の水準と商品の純粋な価値を混同して「高い」と言うと、単に買えない言い訳に聞こえて自分のアホがにじみ出るので、「高い」でなく、事情を説明して「安くして~」と言い換えたり、「安いな。ツケといて(吉本新喜劇のギャグ。このあとみんなでコケます)」と言ってその場を乗り切ります。
それでも、これは高いと言ってもよい、と思うときは
「高い」でなくて「ボッタクリ!!」と発言します。
周りの人からの反対意見を聞き、質問と議論を重ねて、自分の成長の糧にします。
自分に間違いがあることがわかった場合、すなわち自分のアホが周りにバレたことになりますが、上記の①~⑤にいくつ該当しているかがわかれば今後の対策が講じやすく、その時はバカにされたとしても人生トータルでは賢いひとにより近づくことができます。
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以上です。
世の中だいたいのものは、値段に意味があります。意味のない価格付けをする企業は経営がヘタクソ・無能で、近いうちに市場に淘汰されるためです。高いと思うのは、俺がその値段の理由を知らないだけです。
俺は先日、スマホのアプリを探しにPlayストアを検索していました。最初に見つけたアプリが500円でして「高い!!」と思って、無料のアプリを20個ほど試しましたが目的を全く達成できず、疲れ果てました。最後にその500円のアプリを購入した結果、機能は十分だし使い勝手が良いし「最初っからコレにしといたら良かった!」と思った経験があります。俺のアホが原因でムダな時間と集中力を使ってしまってたってことです。今回はアホが周りにバレてないのでセーフです(笑)
ホントに賢い人からすると、どうせどれだけ隠しても俺のアホはバレるのですが、せめて恥ずかしいバレ方をしないようにして、自分のメンタルをどうにか保ちましょう。という提案でした。