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 先輩が部活動に打ち込む姿を見て自分の進路について考える機会にしてもらおうと、岐阜市立精華中(同市鏡島精華1丁目)で4日、県立岐阜総合学園高(同市須賀2丁目)太鼓部の演奏会が開かれた。

 同高太鼓部は昨年度の全国高校総合文化祭文化庁長官賞を受賞するなど、県内屈指の強豪として知られる。同中卒業生の覗見七星(のぞみななせ)さん(16)らが所属している縁で開催が決まった。

 覗見さんを含む約50人が関ケ原の合戦をテーマにした曲などを演奏。高校生が指導役になり、中学生の手を取って太鼓を教える場面もあった。3年生の山田藍夏さん(15)は「演奏も、演奏の前のあいさつの声の大きさも本当にすごくて、私もあんな高校生になりたいと思った」と話した。(山野拓郎)