診療部 院長 稲田 陽(いなだ あきら)
- 資格等の概要
- 日本呼吸器学会 呼吸器専門医
- 日本アレルギー学会 アレルギー専門医
- 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
訪問診療、在宅医療とは
ここ最近、訪問診療、在宅医療、往診と家、家庭を中心とした医療用語が盛んに用いられるようになってきました。
病院ではなくこれまで慣れ親しんだ家、家庭、また、老健施設、老人ホームと言った高齢者が療養できる施設の中で医療を提供していくのが在宅診療、在宅医療と言います。
その中で計画的に、毎月の外来通院と同じ形で、家や施設に居ながら定期的、計画的に受けられる医療を訪問診療と言い、さらに、訪問診療を受けられている患者様が、突然の病状の変化に応じて、その都度受けられる医療を往診と言います。
これまでの在宅医療の現状
これまでの主体は往診でした。しかし、病気や怪我、加齢でどうしても病院に通院ができない、癌、不治の病で余命幾ばくもなく、最後までご家族あるいは慣れ親しんだ家に居たい、身寄りが無く一人暮らしで病院が遠く、どうしても通院が出来ない患者様は納得のいく医療が受けられ無いのが現状でした。
在宅医・訪問医師として、ご自宅で納得のいく医療を提供したい
私たちいわゆる在宅医、訪問医師は可能な限り、医療と心をそういった患者様の家や施設に訪れて納得の行く医療を提供していきたいと思い、ここに開業を決意した次第です。どんな、抗癌剤も抗生剤も痛み止めも慣れ親しんだ家、家庭、家族と言った魔法の特効薬にはかなわないと思っています。
どんな抗癌剤も抗生剤もかなわない、魔法の特効薬
大きな病気をわずらっているおじいちゃん、おばあちゃんの面倒なんてとても怖くて看れないと思いがちですが、身体をさすってあげる、訴えを聞いてあげる、手を握ってあげると言う行為だけで十分特効薬になります。この特効薬を24時間いつでも提供できるのが在宅と言う環境なのです。
また、どうしても介護に疲れた、看取りへの不安・自信がない場合は、改めて病院にお世話になると言う事も十分可能です。
患者様とご家族を、24時間365日サポートしていきます
我々、在宅医、看護師、訪問介護士、訪問リハビリ士、訪問薬剤師、ケアマネージャー等々在宅診療に携わるスタッフは多種連携を密にはかり、また病院との関係を保ちながら、患者様、ご家族を支えていくだけです。
治す医療ではなく支える医療を24時間365日提供し続けていきたいと願っております。
診療部 院長 稲田 陽