【--May--】


女子高校生 5月31日(水)

コンサート会場で公演が終わったあとは、けっこうゴミが散らかっていますよね。
今朝は、コンサートの時、必ずゴミを出さないように心がけているという東京の女子高生にお話を伺いました。


え~、やっぱり好きなアーティストだから、嫌われたくないし、やっぱりエチケットとしてコンサートとかで、自分で出したゴミとかは自分でちゃんと片づけています。
どうしてもライブ待っている時とかって、暇だからおかしとか、ジュース飲んで、周りちらかしちゃうんですよ。
最初の頃は、そのままにして帰っちゃうとかあったんですけど、周りの人達に、「あのアーティストのFANの人達ってだらしないよね~。
やっぱバンドがバンドだからでしょ。」とかってバカにされたんですよ。
それでもうあったまきて、絶対にきれいにして態度のいいFANになるぞって、今はかんばっているんですよ。
そうすればバンドもきっと評判良くなるだろうしあたし達も評判良くなるし、ゴミも出なくなるから、一石三鳥じゃないですか(笑)。
ゴミ持ってかえることなんて誰でもできる簡単なことだし、アーティストを応援するためだって思えば、絶対できることなんで、他のFANの人たちにも進んでやってもらいたいですね。


胤森 なお子--Naoko Tanemori(NGO:グローバルヴィレッジ) 5月30日(火)

私達が毎日食べている物が、実は開発途上国の生産者の生活や、環境をを脅かしていたらどうしますか?
5月20日の国際フェア・トレードデーにNGO団体のグローヴァル・ヴィレッジは「食べ物」をテーマに貿易と貧困や、環境破壊の関係を探りその解決の糸口をみんなで考えるシンポジウムを行いました。
今朝は、グローヴァル・ヴィレッジ広報の胤森直子さんに、私たち消費者ができる事を伺いました。


一人の消費者としてできる事は自分がもっと知ろうとする事です。食べるものにも責任を持つことが大切です。
また、環境に優しいものを選ぶのが原則だと思う。
たとえば、今は有機野菜、無農薬野菜が健康ブームという事もあってかなり売れているという事を聴いていますが、これらはもちろん、自分の健康にもいいんですが、それとともに土地にも、環境にもいいし、また作っている生産者にもやさしい。
自分一人だけが安全と言うだけではなくて作る人にも、環境にも優しいものだという、そう言うものを選んでいただければと思います。


森 高一--Kouichi Mori(東京ガス・エネルギー館) 5月22日(月)

最近、生態系を守って育てる『ビオ・トープ』が、各地で増えています。
この『ビオ・トープ』とは、生き物の意味の『ビオ』と、場所の『トープ』が組合わさった言葉で、限られた地域に、本来その場所にあった自然の風景を取り戻そうと、人工的に作られた、自然空間です。
横浜にある、東京ガスの環境エネルギー館の屋上にも、1300平方メートルのスペースに、ビオトープがあります。こちらには、年々、どこからともなく、昆虫や植物、鳥などが集まって来るそうです。
東京ガス・環境エネルギー館のビオトープ担当を務める森高一(もり・こういち)さんは、ビルの屋上にある、この緑豊かな空間をどんな風に考えていらっしゃるのでしょうか。
お電話で伺いました。


真剣勝負して、楽しめる場所と思っています。
相手が『自然』なので、嘘をつけません。
ごまかしがききませんし、こちらが望んだ通りには、なかなかなりませんので、日々勝負しているような気がします。
最初はどうなることかと思いましたが、2年半経って、『あーやっぱり、自然てすごいな』と感じます。
毎日見ていると、日々の変化がすごいですよ!!
特に、春がすごいですね!!3,4月から、今ぐらいの時期までは、毎日表情が違いますし、咲いている花、生き物が、変化を見せてくれます。
まだまだ、やりたいことがいっぱいありますね。


徳島 威雄--Takeo Tokushima(浅草神社 禰宜) 5月19日(金)

いよいよ今日から3日間、東京3大祭の一つ、浅草の三社祭が始まります。
多いときで160万人のひとが訪れるというこの三社祭、終わったあとのゴミも、並大抵の量ではありません。
回収は全て、完全に分別して行っているそうですが、困るのは一般の方のポイ捨て。
今日は、浅学神社 禰宜(ねぎ)の徳島威雄さんに、私達が気をつけるべきことをうかがいました。


この浅草神社は、国の重要文化財にも指定されていますし、一番コワイのは、たばこのポイ捨てですね。
小さいお子さんがふと吸い殻をくわえないとも限りませんし絶対にやめていただきたいと思います。
それから、いろんな方に人気のアンズあめ。
食べ終わったあとに、玉垣の上にちょっと置かれると、あとでへたべたになってくっついて、取れなくて大変なんです。
ゴミはちゃんと段ボールに捨ててもらえれば、あとからきらんと分別して捨てます。
ですから、その辺に捨ててしまわれないように、お願いしたいと思います。


田浪 政博--Masahiro Tanami(「ら~めん秋津屋」) 5月17日(水)

ゴミ環境問題が騒がれるようになって、リサイクルと同時に指摘されているのが製造者の責任問題です。
今朝は以前からゴミ問題に取り組んでいる、東村山市の「ら~めん秋津屋」さんの店長、田浪 政博さんに、お店での対策方法についてお話を伺いました。


私の場合、本業がラーメン屋ですから、例えばうちの店から出るゴミなんかは、当時から全部エサにしてるんですよね。
普通だと出たゴミは市にお願いして燃やしてるわけですね。
しかし私はそういうのやなんで、業者と契約しまして、埼玉県の業者に引き取ってもらって25年続いてます。
まあ、ここまでゴミ問題が悪化してくると、その一番の問題は、もう製造者責任の問題だと思うんですよね。
日本の場合は企業が勝手に物を作って、で垂れ流しをしているわけですよね。
そうなっちゃってる物を自治体や市民運動がカバーしていかなきゃならないわけですから、これは本当はおかしなわけであって、やはり.出口をきちんと閉めていかなければだめだと思うんですよね。


水越 悠輔--Yuusuke Mizukoshi(大学生) 5月15日(月)

ゴールデンウィークの5月6日と7日の二日間、東京ピックサイトでは、日本で最大規模のフリーマーケット、『有明ジャンボフリーマーケット』が開催されました。
けさは、このフリーマーケットに実際に参加した東京都内の大学に通う水越 悠輔さんに当日の様子やフリーマーケットのメリットなどについてうかがいました。


家族連れ、高校生っぽい人とかが一杯いて和気あいあいとして、みんな楽しんでいたんじゃないでしょうか。4人のチームで行ったんですけど、夏の旅行代・卒業旅行の費用が稼げたくらい儲かってかなりいいカンジでしたね。今回だけじゃなくていろいろ参加しているんですけども、タンスの中で眠っているものとか一杯ありますよね、カバンだったり、靴だったり。そういうのを、この際一気に思い切って出しちゃう事によって、お金も儲かるし、知らない人と交渉でさて楽しい。あともう一個は、確実に粗大ゴミで出すはずのものが商品として売れるという事で、ゴミを減らせるんじゃないかな、という気がしますね。多分参加している人は「ゴミを減らそう」とかそういう意識はなくて、楽しんでやろう、ていうふうに堅く考えないでやってると思うんですけど、結果的にゴミか減るというので、そういう観点から見ると、地球に優しい活動だな、って思いますね。インターネットなどで調べて予約する時もあるんですけど、当日行ってできるところとかもあるので、こまめにコミュニティー雑誌などチェックすればできるんじゃないでしょうか。


野辺名 豊--Yutaka Nobena(エディター) 5月11日(木)

遺伝子工学の発達で、私たちをとりまく食環境は変化しています。
その中で近年話題に上っているのが「遺伝子組み換え作物」ですが、一体どのような点に問題があるのでしょうか。
そして、どのような心構えでこれらの食品に接していけばいいのでしょうか。
けさは、PHP出版から発行された本、『遺伝子組み換え食品のすべて』の著者でエディターの野辺名 豊さんにお話をうかがいました。


そうですね、やっぱり一番大きな問題は、現在の科学レベルでは安全かどうかハッキリとした結論は出ないのに、遺伝子組み換えを食品化して、しかも一般の人が食べてしまっていいのか、ということだと思いますね。
アメリカが実は大豆ですとかトウモロコシなどの遺伝組み換え原料のものの産地なんですが、今では輸入は減ってきています。
ただ、遺伝子組み換え作物がこれでなくなる、という訳では全然ない訳ですね。形を変えて、たとえば非常に栄養分の高いお米とか、健康食品という形で私達の食卓に上ってくることも考えられますね。
基本的には私達は食を買うときには「売られているものだから安全だろう」という認識がある訳ですね。
マスコミで非常に取り上げられるときは「遺伝子組み換え、これはマズい」ということで反応するのだけれども、取り上げられなくなるとすぐ元に戻ると。なるべく安全に保ちたいのか、逆に安全は業者まかせでも、政府まかせでもいいのか、ということをハッキリさせて、それを普段のデパートでモノを買うときに反映させていくということが、単純ではありますけども、大切だろうな、と思いますね。


渡久山 明--Akira Tokuyama(宮古観光協会) 5月10日(水)

毎年、多くのトライアスリートが出場を希望する、宮古島のトライアスロン大会。
今年も4月23日に行われました。
この大会、自然豊かな場所でのレースだけに、回を重ねるごとに、エントリーする選手が増えています。
多くのアスリート、そして観光客を魅了するのは、宮古島のどんな風景なのでしょうか?
宮古島で生まれ育った、宮古観光協会事務局長・渡久山明さんに、自らの目に映る、宮古島の魅力をお電話で同いました。


私が、富古島で好きな風景は、50歳になった今も変わりませんが、非常に白い砂浜と海が大好きですね。
それから、暑い日差しの中の、大きなガジュマルの木陰というのが、今でも好きなんです。なぜかといいますと、子供の頃しょっちゅう親しみ、今見ても、いい気分になると思います。
ガジュマルの木は、子供でも登りやすい木で、横に根と木陰が広がりますから、根は座りやすくなります。ガジュマルの下には、絶えず風が吹いていて、涼しいんです。
そんな風景が好きですね。
もちろんカラフルな花もありますけど、個人的な意見としては、海。まずは海ですね。
それにしょっちゅう行っていた砂浜が好きです。


藤森 平司--Heiji Fujimori(せいがの森 保育園) 5月9日(火)

東京都八王子市にある「せいがの森 保育園」では、自分たちで食事や食材を作ったり、食べられる分だけよそって残飯が出るのを極力抑える一方で、生ゴミをたい肥化し、それを園内菜園へ還元することなどを進めています。
こうした環境行動のきっかけなどについて、
せいがの森 保育園の藤森平司延長に伺いました。


近くに牧場があって、さつま芋の苗をもらってきて育て方を教えてもらって、園の中に小さな畑を作って育てたんですね。そしたら非常に大きく収穫できた。で、去年、その場所を移動したら、何も育たなかった。「何でこんなに育たないんだろう?」そしたら、「やっぱり土が悪いのかね」っていう話になって、それで丁度同じ時期に、「牛糞をたい肥化する工場を作って、そこに生ゴミがあると良いたい肥ができる。どこか生ゴミがないか」ということを呼びかけられて、丁度うちで生ゴミをどうしようか、となっているので、そこへ持って行ってたい肥にしょう、ということを始めたんですね。
ですから、牧場でたい肥になったものをもう一度うちへ持ってきて、その土の悪いのをいい土に変えていこう、ということで、全部サイクルができて、食の文化を大事にして、前へ前へ来て、その後ろへ後ろへ来たら、一番後ろと一番前が今つながって、それが土というものでつながったので、食という文化をきちんと大事にして子供達に伝えていってあげようってことが最初だったんですね。


新庄 久志--Hisashi Shinshou(釧路国際ウェットランドセンター) 5月8日(月)

日本最大の面積、そして動物、植物の宝庫ともいえる釧路湿原は、湿原の保全をめざすラムサール条約でも指定されている、世界的な湿地です。
釧路国際ウェットランドセンターの事務局長を務める、新庄久志さんは、この湿原を17年間観測しつづけてきました。
この17年間で、釧路湿原を取り巻く環境は、どのように変わったのでしょうか?
新庄さんに伺いました。


失われてしまった自然、湿地などを復元しようとする動きが、民間レベルだけでなく、行政や研究者などいろいろな分野で広がっている事でしょうか。
私たちは川から水を利用していますが、一回川を汚してしまうと、きれいにする為にはお金や手間がかかります。そのような無駄な事をしない為にも、自分達の生活を支えているのが自然だと言う事実に、もっと目を向けてほしいと思います。


生駒 勉--Tsutomu Ikoma(立山黒部貫光株式会社) 5月5日(金)

先日、立山 黒部 アルペンルートが全面開通しました。
いよいよこれから観光シーズンを迎えます。
自然豊でライチョウなどの貴重な動物の宝庫でもある立山その自然を守るために、地元の方たちがどんなことをしているのか、また、観光で訪れる私達はどんなことに気をつけたらいいのか、立山黒部貫光株式会社 室堂運営所 所長の、生駒 勉さんに、電話でお話をうかがいました。


私達の働きかけとしては、立山黒部アルペンルートを通るバスを、排気ガスがでない、ハイブリット・カーに変えています。
一方で、観光客の方には、ゴミの持ち帰り運動に参加していただくよう、お願いをしています。それから、やっぱり一番問題になるのはたばこの吸い殻のポイ捨てなので、立山の中を散策に行かれる方には、携帯用の灰皿をお渡しするなど、自衛策を採っています。
また、ここ立山は保護鳥のライチョウが生息しているんですが、非常に人なつっこい鳥なので、人が1メートルくらいの所に近づいても逃げません。それをいいことに、カメラを持って追いかけ回す人がいるんですが、これからライチョウは繁殖期に入りますので、そういうことをするのは避けていただければありがたいなあ、と思いますね。


大野 雄介--Yuusuke Ohno(写真家) 5月4日(木)

沖縄県、黒島で毎年行われる伝統的な奉納祭りに魅せられて沖縄を尋ねるようになった写真家の大野雄介さんは、去年、青山のギャラリーで「沖縄時間」というタイトルの個展を開催されました。
今朝は、大野さんに沖縄の自然についてお話を伺いました。


沖縄時問って、僕の写真展のタイトルにもなっているんですけど、やはり向こうに行くと、ゆったりできるっていうか本来、人間がもっているリズム、時間の流れがあるような感じで、ストレスもなくなるし、心が休まるっていうのかな。
時間をかけて食事をしたり、飲みにいくにしてもゆっくり飲むって言うのかな、そういう心のゆとりっていう物があるんじゃないかなあって思うんですよね。
自然とか古いものとか、そっちのほうが良いものもあるのに、都会は新しいものに移って行っちゃうのかな。
沖縄というのは、自然がいっぱい残っていますからそれは自分たちの財産と考えているし、もちろんそれが観光にもつながって来るんでしょうけど、キレイなところを汚さないとか、それを何とか残して町並みにしても、古い赤瓦を残そうとしている島もありますし、またダイビングなどの観光客が来ている所は海を汚さないように取り組んでいるところもあると思うんですけど。


浅原 俊宏--Toshihiro Asahara(自然の学校 校長) 5月3日(水)

「自然の学校」は、東京、あきる野市にある里山の自然の中で月1回、小学校1年生から高校3年生の子供達が一緒になってキャンプなどの自然体験をする団体です。
子供達を見守る、ボランティア・リーダー達がプログラムを勧めて行き、6月下旬には、水辺の蛍を観察する「蛍キャンプ」も行うと言うことです。
けさは、校長の浅原俊宏さんに自然との関わりについて伺いました。


自然は、壊してしまえば一瞬にして無くなってしまうんですよね。大事に付き合えば、自分たちと一緒で長く使えるんですね。自然は自分で再生して行く力もあるんだけれども人は、安易に自然と言うものを壊して言っちゃう。
本当は、人が利用させてもらっているのに人が利用しているような錯覚にならないと言うのがこれからの活動の1番の主眼になって行くのかな。
まず、第1歩としてできることというと、生活の中で水道の蛇口をひねると水が出てくる、「じゃあ、この時水はどこから出てくるの?」という所で自然をもうちょっとさかのぼってみる必要があるし、逆に、目の前の雑草や花1つ1つには命があってもっともっと私達の身近な周りには自然が一杯あるのですから、今窓から見える自然が何なのだろうという点でもう1度見なおしていただければと思いますけれどもね。


竹之下 守--Mamoru Takenoshita(日本サイクリング協会) 5月2日(火)

今朝のコスモ アースコンシャス100万人のメッセージは、財団法人 日本サイクリング協会の竹之下守さんです。
自然に優しい乗り物として再び注目されている自転車ですが、同時に私たちの心もやさしくしてくれる物ではないでしょうか。
サイクリング歴20年というキャリアを持つ竹之下さんにその魅力を伺いました。


サイクリングの本当の醍醐味は、『風を受けて爽快に走れる』ということです。
日本国内でも、峠をゆっくり歩くスピードで登って、頂上で一息ついた時、周りに見える風景!これが、ものすごく良く感じられますね。
季節によって美しさも変わってきますけど、やはりサイクリングは春、秋が一番いい季節だと思います。サイクリングはまさにこれからがぴったりの時期なので、ぜひ、みなさん、自転車に乗って、爽快に風を切っていただきたいと思います。


ダグラス・ストラッカン(淡路島 三沢中学校 英語教師) 5月1日(月)

5年前にニュージーランドから淡路島へ英語を教える為に来日した淡路島三沢中学校のダグラス・ストラッカン先生は子供達に英語だけではなく環境問題についても教えるようになりました。
4月22日のアースデーの日に淡路花博で自然環境についての演劇を公演されたダグラス先生に、お話を伺いました。


山でゴミがたくさんあります。
海でもゴミがたくさんあります。
だから、環境問題について興味が増えました。
今、テレビで環境問題についての情報がたくさんありますが淡路島でも環境問題の関心が増えています。
毎日環境に優しいことをしてください。
例えば、買い物に行くときポリ袋を断りましょう。
みんなが1週問で1つのバックを断ると日本で1億2600万の袋を節約できるのです。
人口が多いから、小さなことでも続けると地球にいいのです。




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