FC2 Analyzer

AMI BIOSを改造する時に使っているツール等

最終更新日

Intel (CS)ME System Tools、Firmware、Driver

Intel (CS)MEの概要 → Intel (CS)MEとは何か?

ここで紹介するサイトには、説明・警告・注意がたくさん書かれています。(英語) どれも大切な事柄ばかりですので、よく読んでください。

ダウンロードの際は、ブラウザのクッキーを有効にする必要があります。配布物は圧縮(.rar形式等)されています。解凍ソフトが必要です。

(DriverはBIOSの改造には関係ありませんが、ついでに載せておきます)

Intel (CS)ME System Tools

コマンド入力で、Intel ME(CSME)、プラットフォームのパラメーター、BIOS等の情報表示・操作等ができるツールの詰め合わせ。

内容
(Intel CSME System Tools v11の場合)

  • Clock Commander Tool
  • Flash Image Tool (FIT)
  • Flash Programming Tool (FPT)

    (DOSやEFIで使う場合は、同梱のfparts.txtも忘れないように)

  • FWUpdate
  • Manifest Extension Utility
  • MEInfo
  • MEManuf

※ バージョンによって内容が異なります。

https://www.win-raid.com/t596f39-Intel-Management-Engine-Drivers-Firmware-amp-System-Tools.html

C2. Intel (CS)ME System Tools」の章

Intel (CS)ME System Tools使用時の注意事項

  • 管理者権限でコマンドを実行する。
  • DOSで使用するには、DOS起動ディスクにDOS用フォルダーの中身全部をコピーする。

  • コマンドプロンプト(ターミナル)画面のカレントディレクトリは、コマンドの実行ファイルが入っているディレクトリ(フォルダー)に移動しておく。


    Windows 64bit上で、E:\Flash Programming Tool\WIN64\FPTW64.exeコマンドを使用する場合

    cd /d "E:\Flash Programming Tool\WIN64"
    FPTW64 [コマンドオプション]

    ※ エラーログは、カレントディレクトリに作成される。エラーログは、エラー発生毎に(追記ではなく)上書きされる。

  • コマンドオプション -?でコマンドの使用方法を確認する。
  • [一部のツール]
    DOSで使用する場合等、コマンド結果表示が流れて困る場合は、コマンドオプション -PAGEを付けると、1ページごとに表示することができる。

Intel (CS)ME System Toolsのエラーと対処法

Error 284: Fail to load driver (PCI access for Windows).
Tool needs to run with an administrator priviledge account.

原因

管理者権限が必要。

対処法

管理者権限でコマンドを実行する

[Windowsの場合]
コマンドプロンプト(cmd.exe)を管理者として起動してから、コマンドを実行する。

原因

Intel (CS)ME System Toolsのいずれかがクラッシュした際に、pmxdrvサービスが削除されずに残ったままになっている。

対処法

pmxdrvサービスとファイルを削除する。

[Windowsの場合]
コマンドプロンプト(cmd.exe)を管理者として起動し、次のコマンド3つを実行。

net stop pmxdrv
del C:\Windows\System32\drivers\pmxdrv.sys
sc delete pmxdrv
Error 368: Failed to disable write protection for the BIOS space.
FPT Operation Failed.
FPTでBIOS Updateをしようとした際に発生。

原因

「BIOS Lock」が有効のため、FPTで書き込むことができない。

対処法

  • BIOS設定で「BIOS Lock」を無効にする。
    (ただし、項目が非表示の場合がある)
  • FPTではなく、通常のBIOS更新方法や他の方法を試す。
    (マザーボード・PCのマニュアル参照)
  • SPI Programmer(SPI Flash ROM ライター)を使ってBIOSをFlashする。
    (BIOS Chipに直接書き込む機器が必要)
Error 451: The host CPU does not have write access to the target flash area.  To enable write access for this operation you must modify the descriptor settings to give host access to this region.
FPT Operation Failed.

ケース1

FPTを使ってME regionの書き換えしようとした際に発生。

原因

「ME Lock」が有効のため、ME Regionにアクセスできない。

対処法

  • FPTではなく、FWUpdateツール(FWUpdLcl)を使う。
  • BIOS設定で「ME FW Image Re-Flash」をEnabledにする。
    (ただし、項目が非表示の場合がある)

ケース2

FPTを使ってFull BIOS(全region) updateをしようとした際に発生。

原因

書き込み許可がないregionがある。

対処法

BIOS regionだけ更新してみる。(FPTコマンドに-BIOSオプションを付ける)

Error 8743: Unknown or Unsupported Platform
Cannot locate hardware platform identification
This program cannot be run on the current platform.
FWUpdateToolで発生。

原因

ツールのバージョンが古い? (ツールとFirmwareのバージョンが離れている場合にうまく動作しないことがある)

対処法

  • Firmwareと同じ、またはそれより新しいバージョンのツールを使う。
  • DOS用のツールを使う。
    (DOS起動ディスクでブートする必要がある)

原因

Exploit Protectionのシステム設定 - 高エントロピ ASLR(を使用しない) の設定が「既定でオン」になっている。

対処法

  • Exploit Protectionの設定 →プログラム設定 →ツールの実行ファイルを追加 →ボトムアップ ASLR →「高エントロピを使用しない」のチェックを外す →適用
  • Exploit Protectionの設定 →システム設定 →高エントロピ ASLR →「既定値を使用する(オン)」に変更 →PCを再起動
  • DOS用のツールを使う。
    (DOS起動ディスクでブートする必要がある)

Intel (CS)ME Firmware

これはBIOS Chip内のME regionに書き込むものです。

Intelはエンドユーザーに直接配布していません。マザーボード・PCメーカーのサイトのサポートページ、または次のダウンロードURLから入手してください。

https://www.win-raid.com/t596f39-Intel-Management-Engine-Drivers-Firmware-amp-System-Tools.html

B1. (Converged Security) Management Engine - (CS)ME」の章

または、
https://www.win-raid.com/t832f39-Intel-Engine-Firmware-Repositories.html

※ 「Power Management Controller - PMC」のFirmwareは、MEのFirmwareとは別。Coffee Lake以降が対象。

注意
  • 必ず自分のマシンに適したファイルを使用する。
  • 古いバージョンには脆弱性が見つかっている。それより新しいバージョンを適用することが望ましい。

    Intel MEの脆弱性情報

Intel (CS)ME Firmware ファイルの選び方

ファイル名の文字に意味があります。

チップセットによって異なる。

現在適用中のIntel (CS)ME Firmware バージョンと異なるものは、基本的に使用できない。

  • SLM = Slim (Minimal Feature Set)
  • CON = Consumer (Basic Feature Set)
  • COR = Corporate (Full Feature Set)

一般的なPCはConsumer。

100/200/300/X299/C400/C620-series Systemsの場合、PCH-HとPCH-LPの2つがある。

Intel CPUの開発コードネーム(型番ではない)の末尾のアルファベットで区別する。

  • Skylake-S、Kaby Lake-S、Coffee Lake-S
    → PCH-H
  • Skylake-H、Kaby Lake-H、Coffee Lake-H
    → PCH-H
  • Skylake-U、Kaby Lake-U、Coffee Lake-U
    → PCH-LP
  • Skylake-Y、Kaby Lake-Y、Coffee Lake-Y
    → PCH-LP

ME FW バージョンによっては、ファイル名に1.5MBまたは5MBと書かれているものがある。

  • 1.5MB = Consumer向けのマシン
  • 5MB = Corporate向けのマシン
  • RGN
    (ME Firmware Type: Region, Stock)

    IntelがOEMに提供するファイル。最もcleanな状態。

  • EXTR
    (ME Firmware Type: Region, Extracted)

    BIOSファイルあるいはSPI/BIOS Chipから抽出したファイル

  • UPD
    (ME Firmware Type: Update)

    SPI/BIOS ChipからFWUpdateツールで抽出したファイル。(FWUpdateツールは、Intel (CS)ME System Toolsに入っている)

    ME Firmware RegionはCODEとDATAの2つのセクションで構成されている。「UPD」ファイルに含まれているのは、CODEセクションのみ。

    FWUpdateツール以外で、「UPD」ファイルをFlashしてはいけない。

判断できない場合は、現在適用中のME Firmwareを調べてみるといいでしょう。

ME Firmware情報の調査方法、およびME Firmsareの更新方法は別記事を参照してください。→ Intel (CS)ME Firemwareの情報確認・更新方法

Intel (CS)ME Driver

これはOSにインストールするものです。インストールの必要性はケースバイケース。

https://www.win-raid.com/t596f39-Intel-Management-Engine-Drivers-Firmware-amp-System-Tools.html

A. About Intel MEI Drivers」の章

  • v18xx.12
    Intel チップセット100-series 以降と、8-series Broadwell mobile
  • v11.7
    Intel チップセット8・9-series Haswell (ME9)
  • v11.0
    Intel チップセット6・7-series Ivy/Sandy Bridge (ME7-8)

D. About Old Intel MEI Drivers」の章

  • Intel チップセット 5-series以前

Intel (CS)ME Driverの種類

  • Installer
    Intelのインストーラー付き。アンインストールは、コントロールパネルの「プログラムと機能」から行う。
  • INF for manual installation
    デバイスマネージャーからドライバの適用(=更新)・削除を行う。
  • 「Intel MEI Drivers & Software」

    AMT + SOL Driver + MEI Driver

  • 「Intel SOL "Driver" Only」

    SOL Driver

  • 「MEI Driver Only」

    MEI Driver

「Intel MEI Drivers & Software」がIntelが配布しているもの。そこからAMT等を省いて一部機能だけを残したものが、他の2つ。

リモート管理等を行わない場合は「MEI Driver Only」でよい。

Intel AMT (Active Management Technology)
リモート管理機能。Intel vPro Technologyの一つ。サーバーやワークステーション等を、他のマシンから情報取得・操作するのに使用。
Intel SOL (Serial Over LAN)
リモート管理における通信に使用。

HWiNFO

詳細なハードウェア情報の表示、温度等のモニタリング機能を持つソフトウェア。[Save Repoart]ボタンで、解析した情報をファイルに保存できます。

対応OS

  • Windows 32bit/64bit
  • DOS
    (古い。最小構成のMS-DOSやFreeDOSでは起動できない)

Portable版は、Windows Installation media、WinPEでも使用可能。

WinPEの場合はcomctl32.dllを追加する必要があります。

32bit版WinPEは、C:\Windows\WinSxS\x86_…\comctl32.dll

64bit版WinPEは、C:\Windows\WinSxS\amd64_…\comctl32.dll

https://www.hwinfo.com/download/

  • Windows 32bit/64bit インストール版
  • Windows 32bit/64bit ポータブル版
  • DOS

Free Downloadがダウンロードボタン。

ME Analyzer

Intel (CS)ME Firmwareの情報を表示するソフトウェア。解析対象は、BIOSファイルとME Firmwareファイル。

https://github.com/platomav/MEAnalyzer/releases

ME Analyzer v…のAssetsと書かれているところからダウンロードする。

  • ME_Analyzer_v1.xxx.x_rxxx.rar

    Windows用
    .rar形式で圧縮されているため、RAR5に対応した解凍ソフトが必要。

    内容: MEA.exe、MEA.dat、等

  • Source code(zip または tar.gz)

    Windows/Linux/macOS/BSD
    使用するには、Python 3.7以降が必要。

    内容: MEA.py、MEA.dat、等

対応OSと必要環境

  • システム要件

    Universal C Runtime(UCRT)が必要。
    (Python環境で自らbuild/freeze/compileして使う場合は不要)

    • MEA.exeの場合: Universal C Runtime(UCRT)
    • MEA.pyの場合: Python 3.7以降、および3rd party Python module 2つ(coloramaとpltable)

      coloramaとpltableのインストール コマンド
      pip3 install colorama pltable
    Universal C Runtime(UCRT)
    Windows10以降は、既定でインストールされている。
    Windows8.1以前は、最新のWindows Updateが適用されていればインストールされている。

    Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージに含まれている。

    Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3
    https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=53587

    エラーでVisual C++ 2015 再頒布可能パッケージをインストールできない場合 (Windows 8.1以前、Windows Server 2012 R2以前)

    → 最新のWindows Updateを適用するか、次のURLを参照して前提条件となるKBをインストールしておく。
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/archive/blogs/jpvsblog/ucrt-prerequisite

  • Python 3.7以降、および3rd party Python module 3つ(coloramacrcckeckpltable)が必要。

    参照: https://github.com/platomav/MEAnalyzer#user-content-c1-compatibility

    colorama、crcckeck、pltableのインストール コマンド
    pip3 install colorama crcckeck pltable

使用方法

Windowsの場合

  1. 解析対象のファイル(複数可)を、MEA実行ファイル(MEA.exe or MEA.py)にドラッグ&ドロップ
  2. 自動的にコマンドプロンプト画面が開く。
  3. Option(s)は未入力のまま、Enter

    (helpを見るには、Option(s)に-?と入力→Enter)

  1. MEA.exe or MEA.pyを起動する。

    • ダブルクリック
    • コマンドで起動
  2. Option(s)欄に、ファイル(解析対象)のフルパスを入力
  3. Enter

※ MEA.pyの場合は、MEA.exe → MEA.pyに読み替える。

ファイル指定

MEA.exe <file path>

フォルダー(ディレクトリ)指定 [配下の全てのファイルが解析対象になる]

MEA.exe -mass
Enter the full folder path: <folder path>

WindowsでMEA.exeを使用し、コマンドプロンプト画面右上の×ボタンを押して終了させた場合
→ %TEMP%\_MEI*****フォルダーが残っていたら、自分で消去する。

※ 「_MEI*****」フォルダーには、MEA.exe自身に内蔵されているファイル(.pyd、.pyc = プログラミング言語 Pythonのファイル拡張子)が展開される。プログラムの指示に従ってEnterキーでMEA.exeを終了させれば自動的に消去される。

セキュリティソフトの誤検知について

MEA.exeが、一部のセキュリティソフトの検査に引っ掛かります。ソフト側に問題がなくても、PyInstallerで.exe化している場合は、一様に警告が表示されるようです。ESETの詳細スキャンでは、問題は検出されません。(最終的な判断はご自分でしてください)

参照: https://github.com/platomav/MEAnalyzer#user-content-c4-anti-virus-false-positives

誤検知によってMEA.exeが使えない時

次のいずれかの方法で使えるようになります。

  • MEA.exeをセキュリティソフトの検査対象外にする(除外設定に入れる)。

    [ついでに誤検知としてセキュリティソフト側に報告を]

  • ME AnalyzerのSource codeをダウンロード・展開
    Python 3.7以降と3rd party Python module 3つ(colorama、crccheck、pltable)がインストールされた環境で、直接MEA.pyを実行する。

UEFITool

UEFI BIOSファイル(UEFI Firmware Image)の構成や情報を表示するソフトウェア。BIOS moduleの検索・抽出・追加・削除・置き換えもできます。

Moduleの編集後もファイルサイズは維持され、他のmoduleの書き込み位置には影響しません。元のファイルサイズを超過する場合は、保存できないようになっています。

※ Legacy BIOSファイルの場合
正式版は利用不可。Alpha版は一部の機能だけ利用可能。

対応OS

  • Windows 32bit
  • Linux x86-64 (=64bit)
  • mac

https://github.com/LongSoft/UEFITool/releases

  • UEFITool_0.* = 正式版
    (Legacy BIOSファイルは使用不能)
  • UEFITool_NE_A* = Alpha版
    正式版とは一部の表示・機能が異なる。編集(Replace、Insert、Rebuild)はできない。Hex viewとExtractは可能。BIOSファイルにFIT Tableが書き込まれている場合は、FIT TableとMicrocode情報を表示する。

UEFIToolの表示と機能について

FD44Editor

ASUS製マザーボードのUEFI BIOSファイル専用。

UEFI BIOSファイル内のPrimary (LAN) card MAC、System UUID、Motherboard S/N 等を表示・編集をするためのソフトウェア。

  • SPI Programmer(ROMライター)を使って、ASUS製 UEFI対応マザーボードのBIOS ChipにBIOSファイルを直接書き込む時
  • Intel FPT等のサードパーティ製ツールで、ASUS製 UEFI対応マザーボードのBIOSを更新する時

上の2つのケースでは、Primary card MAC、System UUID、Motherboard S/N等をBIOSファイルに書き込んでおく必要があります。

対応OS

https://github.com/LongSoft/FD44Editor/releases

別名で保存ができず、上書き保存しかできない。編集・保存する場合はあらかじめBIOSファイルのバックアップを取っておく。

  1. FD44EditorでBIOSファイルを開く。

    • FD44Editorを起動 → FD44Editorの画面上に、BIOSファイルをドラッグ&ドロップする。
    • FD44Editorを起動 → [Open from BIOS image file...]ボタンから、解析したいUEFI BIOSファイルを選択する。
    • [Windows] FD44Editor.exeのファイルに、BIOSファイルをドラッグ&ドロップする。
  2. BIOSファイルを開く時に次のメッセージが出たら、[OK]を押す。

    Data format can't be detected

    Module data format in opened file can't be fully detected.
    It is normal, if you are opening BIOS backup made by ASUS tools.
    Please setup data format manually.
  3. Data values欄・Data format欄を編集する。
  4. [Save to BIOS image file...]ボタン → 先ほど開いたファイルを指定して上書き保存する。
    (注意: 別名で保存しようとしても、実際は保存できていない)

.capファイル(ASUS製マザーボードのUEFI BIOSのファイル形式)は、FD44Editorでの保存時に、capsule headerが取り除かれ、拡張子 .binとなる。

ただし、AMIBCPやMMToolで編集・保存済みの.capファイルは、FD44Editorでの保存時にcapsule headerが取り除かれないまま、拡張子 .binで保存されてしまう。その場合、Capsule headerはUEFIToolで取り除くこと。→CAPファイルのROM化

Binary Editor

いろいろありますので、自分が使いやすいものを探してください。とりあえず、Windows専用の2つを紹介しておきます。

HxD

バージョンはv1.x、v2.xの2種類。それぞれインストーラ版とポータブル版があります。

v1.7.7.0 (2009/04/03)

  • 対応OS: Windows 95, 98, ME, NT 4, 2000, XP, 2003, Vista, or 7
    (Windows10でも使用可能)
  • 日本語GUI有り
  • インストーラ版、ポータブル版

v2.x

  • 対応OS: Windows XP, 2003, Vista, 7, 8 or 10
  • インストーラ版、ポータブル版(32bit用と64bit用がセット)

v1.7.7.0
https://mh-nexus.de/en/downloads.php?product=HxD

v2.x
https://mh-nexus.de/en/downloads.php?product=HxD20

  1. HxDSetup.zipを展開
  2. HxDSetup.exeを起動
  3. Select Setup Language →言語選択 →OK
  4. Next(次へ) →"I accept the agreement"(同意する)を選択 →Next(次へ)
  5. インストール先(= ポータブル版を展開する場所)を指定する。→Next(次へ)
  6. "Create default configuration"(デフォルト設定を作成する)を選択 →OK
  7. (必要なものだけチェックを残す) →Finish(完了)

xedit

対応OS

  • Windows

http://www002.upp.so-net.ne.jp/janus/#xedit

xedit184.zipには、xedit.exe(v1.84 レジストリ不使用)とxedit2.exeの2つが入っている。

Universal-IFR-Extractor (LongSoft)

UEFI BIOS用

BIOSファイルの内容から、BIOS項目情報を判読可能な状態でファイルに出力するソフトウェア。

ただし、BIOSファイルをそのまま使うことはできません。(Unknownと表示されます) UEFIToolを使ってSetupモジュール部分だけを抽出したファイルを使います。(SetupモジュールのGUIDは、899407D7-99FE-43D8-9A21-79EC328CAC21であることが多いようです)

https://github.com/LongSoft/Universal-IFR-Extractor/releases

  • IRFExtractor.exe

    GUI
    Setupモジュールファイルをドラッグアンドドロップして使う。

  • ifrextract.exe

    CLI
    コマンドで使用する。

    Usage: ifrextract input_file output_file

Universal IFR Extractor.exe (GUI)
https://github.com/donovan6000/Universal-IFR-Extractor
最終バージョン: v0.6
最終リリース日: 2014/06/16
IRFExtractor.exe (GUI)
ifrextract.exe (CLI)
https://github.com/LongSoft/Universal-IFR-Extractor
上のdonovan6000氏のUniversal IFR Extractor.exeに改良を加えたもの。

後者のLongSoft版のv0.3.6以降を推奨。

(LongSoft版のv0.3.5以前とdonovan6000版は、ASUSマザーボードの一部の機種のBIOSに対応していないため)

AMI Setup - IFR Extractor、AmiSetupWriter

AMI UEFI BIOS専用

EFI ShellからAMI UEFI BIOSの設定を変更するために必要な、ソフトウェアとブート用ファイルです。

AmiSetupWriterを使う時は、DOS起動ディスクとしてフォーマットしたUSBメモリが必要です。

  • AMISetup_IFR

    OS: Windows

    AMI UEFI BIOS項目情報をファイルに書き出すソフトウェア。Universal-IFR-Extractor (LongSoft)をより簡単に使えるようにセット。

    使用方法: AMISetup_IFR.batにBIOSファイルをドラッグアンドドロップする。

  • Boot_Shell_AmiSetupWriter

    AmiSetupWriterコマンドファイルと、EFI shellを使うためのブート用ファイル

    AmiSetupWriter.efiとEFI\BOOT\BOOTX64.EFIを、DOS起動ディスクにコピーする。

https://www.win-raid.com/t3993f16-Tool-Guide-AMI-Setup-IFR-Extractor-AMISetupWriter.html

ダウンロードリンクは、"The package consists of 2 parts."の下の"Download"。

問題

setup_extr.txtが作成されない。setup_extr.txtの中身がほとんど空。(ASUSマザーボードの一部の機種で発生)

※ 正常であれば、_Setupフォルダーの中に3つのファイル(BIOSLock_str.txt、body.bin、setup_extr.txt)が作成される。

原因

AMISetup_IFR_v0_1に入っているifrextract.exeのバージョンが古い。(この問題はifrextract.exe v0.3.6で修正済み)

対処法

ifrextract.exeをv0.3.6以降のものに置き換える。

ifrextract.exe v0.3.6
直接ダウンロードURL (zip)
https://github.com/LongSoft/Universal-IFR-Extractor/releases/download/v0.3.6/ifrextract_v0.3.6_win.zip

※ ロシア語表示

  1. 最初のポップアップウィンドウは関係ないため、右上の×をクリックして閉じる。
  2. ダウンロードしたいファイルにチェックを入れる。
  3. ページ上部の[
    Скачать]ボタン (=ダウンロード)
  4. ポップアップウィンドウが表示される。

    【日本語訳】(Google翻訳)

    ファイルをダウンロードしようとしています。
    (選択したファイル名)

    この種類のファイルはコンピュータに害を及ぼす可能性があります。
    送信者を信頼している場合にのみダウンロードしてください。

    [チェックボックス] このファイルのダウンロードを希望します。
    ダウンロード / キャンセル

  5. チェックボックスをクリックしてチェックを入れる。
  6. [Скачать]ボタン(=ダウンロード、青色)をクリックする。
    (右隣の[отменить]ボタン =キャンセル)

AMI社のTool [AMI BIOS用]

AFU以外のツールは、AMIの公式HPからダウンロードすることはできません。(ツールの情報だけが掲載されています)

AFU (AMI Flash Utility)

AMI BIOSのFlashとバックアップ、AMI BIOSファイルのベリファイ等ができるソフトウェア。

必ずしも最新バージョンがうまく動作するとは限らないため、古いバージョンも保管しておくとよいでしょう。

サポート環境

  • DOS
  • EFI
  • Windows
  • Aptio V
    Firmware Update Tool
    (ChipsetがIntel X99,100-Series以降のUEFI BIOS用)

    https://ami.com/en/?Aptio_V_AMI_Firmware_Update_Utility.zip

  • Aptio 4
    Firmware Update Tool
    (ChipsetがIntel 6,7,8,9-SeriesのUEFI BIOS用)

    https://ami.com/en/?Aptio_4_AMI_Firmware_Update_Utility.zip

  • AMIBIOS 8
    Firmware Update Tool
    (Legacy BIOS用)

    https://ami.com/en/?AMIBIOS8_AMI_Firmware_Update_Utility.zip

    ※ 2019/04/29時点 中身が間違っている。(なぜかAptio V用)

  • AMIBIOS Flash Utility Core 6.31 or earlier products only
    (AMIBIOS 8より古い環境向け)

    https://ami.com/en/?AMIBIOS_Flash_Utility_Core_6.31_or_earlier_products_only.zip

  • AMI Unsigned
    Flash Update Utility
    (AFUDOS v2.38。Aptio 3, 4, and 4.5向け)

    https://ami.com/en/?AMI_Unsigned_Flash_Update_Utility.zip

  • 使用前に必ずコマンドラインを確認する。
    (バージョンによって、使用できるコマンドオプションが異なる)
  • Flash時のオプションは慎重に選択する。BIOS chipのどの領域をFlashするのかを理解する必要がある。
  • 最近のAMI UEFI BIOSにはマザーボードメーカー独自の設定が盛り込まれていることがあり、AFUを使用できなかったり、使用時に問題が発生することがある。

私のPC環境において、AfuWin64 v5.11.xxとv5.12.xxはよくクラッシュします。(BIOSファイルを開く時や、ベリファイ時等)

さらに問題発生

  • キーボード・マウスがロックされたままになる(反応しない)ことがある。
  • GENERICDRV サービスが残ったままになる。
  • AFIWIN強制終了後、数分以上経ってから、突然Windowsが再起動する。

対処法

  1. キーボードやマウスが使用できない時

    Windowsをサインアウトし、サインインし直す。

    (両方使えない場合は、マウスやキーボードのケーブルを差し直してみる)

  2. GENERICDRV サービスを削除する。

    コマンドプロンプトを起動し、次の2つのコマンドを実行する。

    sc stop GENERICDRV
    sc delete GENERICDRV
  3. PCを再起動させる。

AMIBCP (AMI BIOS Configuration Program)

AMI BIOSファイルに書き込まれているBIOS設定を表示・変更するソフトウェア。BIOSの初期設定、BIOS Setup画面の表示項目等の変更が可能。

(ダウンロードURLは掲載できません)

対応OS

  • Windows
    (Windows 10 installation media ブート時も使用可能)
  • v5.x

    AMI Aptio V UEFI BIOS対応
    [Chipset: Intel X99,100-Series以降]

  • v4.x

    AMI Aptio 4 UEFI BIOS対応
    [Chipset: Intel 6,7,8,9-Series]

  • v3.x

    AMIBIOS 8 Legacy BIOS対応

発生条件

AMIBCP v5.2.0.23 (5.02.0023)以下 & Intel Z390 チップセット等のBIOSファイル

表示されるメッセージ

Maximum number of strings per section exceeded. Setup Configuration and BIOS String tabs will not be shown.

解決方法

v5.2.0.31 (5.02.0031)を使用。

それでも正常に表示される時と表示されない時があります。正常に表示されない場合は、AMIBCPを全て終了させてから、C:\Windows\Tempフォルダー内のTools_********-****-****-****-************フォルダーを削除します。(*はランダムな英数字) それでもだめなら、PCを再起動させてみましょう。

MMTool

AMI BIOSファイルに含まれるモジュールを表示・変更するソフトウェア。BIOSファイルに含まれるMicrocode、Option ROM等の挿入・削除・置き換えが可能。

ただし、Microcodeの変更時にFIT Tableの書き換えはしません。(FITのチェックと修正方法)

(ダウンロードURLは掲載できません)

対応OS

  • Windows
    (Windows 10 installation media ブート時も使用可能)
  • v5.2.0.25 (5.02.0025)

    Aptio V UEFI BIOS対応
    [Chipset: Intel X99,100-Series以降]
    最近のチップセットにも対応している。

  • v5.2.0.24 (5.02.0024) Mod または Patched

    5.2.0.24に修正を加えたもの
    Aptio 4 + Aptio V UEFI BIOS対応

  • v5.2.0.24 (5.02.0024)

    Aptio V UEFI BIOS対応
    [Chipset: Intel X99,100-Series以降]

  • v5.1.0.12 (5.01.0012)

    Aptio V UEFI BIOS対応
    [Chipset: Intel X99,100-Series以降]

  • v5.0.0.7 (5.00.0007)

    Aptio V UEFI BIOS対応
    [Chipset: Intel X99,100-Series以降]

  • v4.50.0.23 (4.50.0023)

    Aptio 4 UEFI BIOS対応
    [Chipset: Intel 6,7,8,9-Series]

  • v3.x以下

    AMIBIOS 8 Legacy BIOS対応

参照: https://www.win-raid.com/t18f16-Guide-Manual-AMI-UEFI-BIOS-Modding.html

Windows 日本語環境でMMToolの一部が表示されない問題の対処法
MMToolのGUI表示の修正

v5.1.0.12~5.2.0.25のバグ
.capファイルを.romで保存すると、なぜかFITが2つになる。

MMTool v4.xでCPU Patchタブ選択時にクラッシュする場合
→MMTool v5.xを使用する。(Aptio V UEFI BIOSファイルのため)

AMI DMI Editor

DMI(SMBIOS)に格納されているハードウェア情報の表示・変更するソフトウェア。ただし、BIOSにWrite Protectがかかっている場合は、変更不可。

対応OS

  • DOS
  • Windows

種類

  • AMIDEDOS.EXE (DOS用)
  • AMIDEWIN.EXE、AMIDEWINx64.EXE (Windows用)
  • DMI250U.EXE (DOS用)
  • DMIEDIT.EXE (Windows用、GUI)
  • AMIDMI.EXE (DOS用)()

DMIEDIT.EXE以外は、いずれもコマンド利用。ただし、一番下のAMIDMI.EXEは、その他とはコマンドラインが異なります。

(ダウンロードURLは掲載できません)

AMIDEWIN.EXE、AMIDEWINx64.EXE、DMI250U.EXEの場合

  • /ALL
    取得可能なSMBIOS情報一覧をスクリーンに表示
  • /ALL (ファイル名)
    取得可能なSMBIOS情報一覧をファイルに出力
  • /SU
    System UUIDをスクリーンに表示
  • /SU (UUID)
    System UUIDを変更
  • /BS
    マザーボードのSerial numberをスクリーンに表示
  • /BS (Serial number)
    マザーボードのSerial numberを変更

Intel Microcode List

Intel Microcode専用

ファイルに含まれるIntel Microcode ヘッダー情報を表示するソフトウェア。解析対象は、BIOSファイルやIntel Microcode ファイル等。

対応OS

  • Windows
  • Windows 8~10 installation media ブート
  • 他OS + Wine

intelmicrocodelist_v04a
直接ダウンロードURL (zip)

https://www.overclock.net/attachments/19897

intelmicrocodelist_v04aは、intelmicrocodelist_v04 (Intel Microcode List ver0.4)のmod(patched)。

v0.4との違い: 表示項目が増えている、メッセージが全て英語。

※ intelmicrocodelist_v04は開発者のサイトで配布されていたが、Yahoo!ジオシティーズ閉鎖に伴い、サイトが消失してしまった。

次のいずれか。

  • intelmicrocodelist.exeファイルに、解析対象のファイルをドラッグ&ドロップする。
  • intelmicrocodelist.exeを実行 → 表示された画面に、解析対象のファイルをドラッグ&ドロップする。
  • intelmicrocodelist.exeを実行 → 表示された画面に、解析対象のファイルのパスを入力 → Enter

Windows 8~10 installation media ブートの場合

コマンドプロンプトを起動 → intelmicrocodelist.exeのパスを入力 Enter → 解析対象のファイルのパスを入力 Enter

  • ファイルのドラッグ&ドロップができない。
    → ファイルパスを貼り付けるかキーボード入力する。
  • intelmicrocodelist_v04で日本語フォントが文字化けする。
    → 使用上問題なし。v04aでは文字化けしない。

MC Extractor

Intel・AMD・VIA・Freescale Microcode用

ファイルに含まれるMicrocodeヘッダー情報を表示し、同時にMicrocodeをファイル出力するソフトウェア。解析対象は、BIOSファイルやMicrocodeファイル等。

https://github.com/platomav/MCExtractor/releases

MC Extractor v…のAssetsと書かれているところからダウンロードする。

  • MC Extractor_v1.xx.x_rxxx.rar

    Windows用
    .rar形式で圧縮されているため、RAR5に対応した解凍ソフトが必要。

    内容: MCE.exe、MCE.db

  • Source code(zip または tar.gz)

    Windows/Linux/macOS/BSD
    使用するには、Python 3.7以降が必要。

    内容: MCE.py、MCE.db、等

DB rxxxは、MCE.dbのみ配布。実行(スクリプト)ファイルは含まれない。既存のMCE.dbと差し替えるためのもの。

対応OSと必要環境

  • Windows 10 installation media ブートでも動作確認済み。

    システム要件

    • MCE.exeの場合: Universal C Runtime(UCRT)
    • MCE.pyの場合: Python 3.7以降、および3rd party Python module 2つ(coloramaとpltable)

      coloramaとpltableのインストール コマンド
      pip3 install colorama pltable
    Universal C Runtime(UCRT)
    Windows10以降は、既定でインストールされている。
    Windows8.1以前は、最新のWindows Updateが適用されていればインストールされている。

    Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージに含まれている。

    Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3
    https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=53587

    エラーでVisual C++ 2015 再頒布可能パッケージをインストールできない場合 (Windows 8.1以前、Windows Server 2012 R2以前)

    → 最新のWindows Updateを適用するか、次のURLを参照して前提条件となるKBをインストールしておく。
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/archive/blogs/jpvsblog/ucrt-prerequisite

  • Python 3.7以降、および3rd party Python module 2つ(coloramapltable)が必要。

    参照: https://github.com/platomav/MCExtractor#user-content-c1-compatibility

    coloramaとpltableのインストール コマンド
    pip3 install colorama pltable

使用方法

解析対象のファイル(複数可)を、MCE実行ファイル(MCE.exe or MCE.py)にドラッグ&ドロップ → Enter

  1. MCE.exe or MCE.pyを起動する。

    • ダブルクリック
    • コマンドで起動
  2. Option(s)欄に、ファイル(解析対象)のフルパスを入力
  3. Enter

※ MCE.pyの場合は、MCE.exe → MCE.pyに読み替える。

ファイル指定

MCE.exe -skip <file path>

フォルダー(ディレクトリ)指定 [配下の全てのファイルが解析対象になる]

MCE.exe -mass
Enter the full folder path: <folder path>

-?: オプションのリスト表示

-skip: Welcome & options screenをスキップ

-mass: 指定されたディレクトリ(サブディレクトリも含む)中の全てのファイルをスキャン

-info: Microcodeヘッダー情報をより詳細に表示

WindowsでMCE.exeを使用し、コマンドプロンプト画面右上の×ボタンを押して終了させた場合
→ %TEMP%\_MEI*****フォルダーが残っていたら、自分で消去する。

※ 「_MEI*****」フォルダーには、MCE.exe自身に内蔵されているファイル(.pyd、.pyc = プログラミング言語 Pythonのファイル拡張子)が展開される。プログラムの指示に従ってEnterキーでMCE.exeを終了させれば自動的に消去される。

※ Platform ID欄(Intelのみ)の説明
()内 = Platform ID … 0~7の数字が1つ以上。
()外 = Processor Flags … Hex 1~2桁。()内のPlatform IDを示すもの。

セキュリティソフトの誤検知について

MCE.exeが、一部のセキュリティソフトの検査に引っ掛かります。ソフト側に問題がなくても、PyInstallerで.exe化している場合は、一様に警告が表示されるようです。ESETの詳細スキャンでは、問題は検出されません。(最終的な判断はご自分でしてください)

参照: https://github.com/platomav/MCExtractor#user-content-c4-anti-virus-false-positives

誤検知によってMCE.exeが使えない時

次のいずれかの方法で使えるようになります。

  • MCE.exeをセキュリティソフトの検査対象外にする(除外設定に入れる)。

    [ついでに誤検知としてセキュリティソフト側に報告を]

  • MC ExtractorのSource codeをダウンロード・展開
    Python 3.7以降と3rd party Python module 2つ(coloramaとpltable)がインストールされた環境で、直接MCE.pyを実行する。

UEFI BIOS Update (UBU)

BIOSファイル内のmicrocodeといくつかのmoduleを最新バージョンに置き換えることができます。AMI Setup IFR Extractorも組み込まれています。

対応 OS

  • Windows

対応 BIOSファイル

  • AMI UEFI BIOS
    (Aptio 4 and Aptio V)
  • 【情報の表示だけ可能】
    AMI Legacy BIOS、InsideH2O、Phoenix SCT
用語解説
  • Aptio V BIOS
    「Intel X99、100-Seriesチップセット」以降で使われているAMI UEFI BIOS
  • Aptio 4 BIOS
    「Intel X99、100-Seriesチップセット」より前のチップセットで使われているAMI UEFI BIOS

UBUのGuide、更新発表、ダウンロード

https://www.win-raid.com/t154f16-Tool-Guide-News-quot-UEFI-BIOS-Updater-quot-UBU.html

UBU ダウンロードリンクの見つけ方

上記URLへ行き、
Guide: How to use the "UEFI BIOS Updater" (UBU Tool)
A. Preparations:
の章のすぐ下、次の文章を探す。

Download the latest version of the "UBU" tool from >here (SoniX's MEGA account)< or >here</>Mirror< (links to my MEGA/OneDrive accounts, not instantly up-to-date after the release of a new UBU version).

「here」と「Mirror」の所がダウンロードリンク。

  • here (SoniX's MEGA account)
    SoniX氏のオンラインストレージ(mega.nz)
    (BIOS組み込み用のIntel RST・RSTeファイル等)も置かれている。
  • here/Mirror (links to my MEGA/OneDrive accounts, ...)
    Fernando氏のオンラインストレージ(mega.nzとOneDrive)
    Mirrorの方がOneDrive

https://www.win-raid.com/t4531f16-Discussion-UBU-Tool-related-Questions-Reports-and-Suggestions.html

[ARCHIVE] (旧)
https://www.win-raid.com/t785f16-ARCHIVE-Outdated-UBU-Tool-related-Questions-Reports-and-Suggestions.html

BIOSファイルの各Moduleのreplace(置き換え)。(追加・削除はできない)

  • Disk Controller
  • Video OnBoard
    (Desktop用BIOSのみ対応。Mobile用BIOSは利用禁止)
  • Network
    (このドライバは、BIOS設定で"Wake-on-LAN"が有効の場合のみ使用される)
  • CPU MicroCode

および、AMI Set1up IFR Extractorによる、AMI UEFI BIOS項目情報のexport。

  • UBU_v1.7x.x

    通常使用するのは、こちらの一番新しいバージョン。

  • UBU_v1.69.xx

    古いバージョン。v1.70以降とはメニューが異なる。同梱のツール・microcode等が最新ではない。

次の場合、UBUフォルダーにMMTool.exeを追加しておく必要がある。

  • Aptio 4
    BIOSのOption ROM Moduleの置き換え
  • 一部のAptio 4Aptio V
    BIOSファイル(複数のMicrocode Moduleが含まれているもの)のMicrocodeのアップデート

Microcode Moduleが1つだけのAptio V BIOSファイルは、MMToolがなくてもMicrocode update可能。

(AMI社の要請により、UBUにMMToolは付属していない)

UBUに入れるMMToolのバージョンの選択
  • v5.2.0.25 (5.02.0025)

    AMI Aptio V BIOSで使用可能。

  • v5.2.0.24 (5.02.0024) Mod または Patched

    AMI Aptio V BIOSと多くのAptio 4 BIOSで使用可能。

  • v5.2.0.24 (v5.02.0024)

    AMI Aptio V BIOSでのみ動作。

  • v5.0.0.7

    AMI Aptio V BIOSでのみ動作。ただし、一部のマザーボードのBIOSにおいて、特定のBIOSモジュールアップデートができない。

  1. .rar形式で圧縮されているため、7-zip等の解凍ソフトで解凍する。
  2. MMTool.exeを追加する。【Microcode updateで必要】

    UBUフォルダー内にMMTool.exeをコピーし、MMTool.exeのファイル名を変更する。

    • MMTool v5.0.0.7 → mmtool_a4.exe
      (UBUに認識されない場合は、mmtool_a5.exe にしてみる)
    • MMTool v5.1.x、v5.2.x → mmtool_a5.exe

    ※ 一部のBIOSファイルではMMToolなしでも動作するが、MMToolの併用が推奨されている。

  3. Python環境の用意、またはMCE.pyをMCE.exeに差し替える。【Microcode updateで必要】

    UBU v1.79.3以降は、Python 3.7以降と3rd Party Python module 2つが必要になった。

    ※ 同梱のMCE.exeが一部のセキュリティソフトで誤検知されるため、MCE.pyに切り替えたことによる。
    詳細: MC Extractor
    ただし、UBUは今でもMCE.exeに対応している。

    • Pythonをインストールする場合

      • Python 3.xのインストール方法は次のURLを参照
        https://www.python.jp/install/windows/install_py3.html

        インストール時に「Install Launcher for all users」と「Add Python 3.x to PATH」にチェックを入れること。

      • Python module 2つ(colorama、pltable)のインストール方法

        コマンドプロンプトを管理者として起動し、次のコマンドを実行する。

        pip3 install colorama pltable

    • MCE.pyをMCE.exeに差し替える場合 (Python不要)

      ※ MCE.exeに反応してしまうセキュリティソフトを使用していたら、MCE.exeを検出対象から除外するか、あきらめてPythonを使うこと。

      1. 次のURLから、最新のMC Extractor_v1.xx.x_rxxx.rarをダウンロードする。
        https://github.com/platomav/MCExtractor/releases
      2. 展開
        (.rar形式で圧縮されているため、RAR5に対応した解凍ソフトが必要)
      3. MCE.exeとMCE.dbをコピーする。
      4. UBUのフォルダー内にMCE.exeとMCE.dbを貼り付ける。(上書き)
  4. UBUフォルダー内に、改造対象のBIOSファイルをコピーする。

    ファイル拡張子は: .rom、.bin、.CAP

    改造後も.CAPにしたい時は、ここで.CAPファイルを入れておく。

  5. 【Intel RST・RSTeをupdateする場合】

    1. UBUのダウンロードリンク(SoniX's MEGA linkの方)からIntel_RST(e)のアーカイブをダウンロードし、解凍する。
    2. RAID\IRST、またはRAID\IRSTeフォルダーの中から、自分のチップセットに対応するバージョンのRaidDriver.efi、RaidOrom.binをコピーする。
    3. UBUフォルダー内のFiles\intel\RST、またはFiles\intel\RSTeフォルダーの中に、RaidDriver.efi、RaidOrom.binを貼り付ける。(各1つまで)

    ※ 必ずしもUBU使用開始前に追加する必要はない。UBUを実行し、現在のRAIDコントローラのバージョンを確認してからでもよい。UBUのMain Menuで「1 - Disk Controller」を選択する前に入れておけば認識される。

  • Chipsetによって、使用可能なRST moduleバージョンが異なる。
    参照: https://www.win-raid.com/t19f13-Intel-EFI-quot-RaidDriver-quot-BIOS-Modules.html

    バージョンが合わなかった時

    Chipset: Intel Z170 (Intel RSTのサポートはv15.xまで)
    Intel RST module: 16.7.0.3513、v17.7.0.4404

    症状
    UEFI BIOS設定画面でAHCIモードからRAIDモードに変更
    → 再起動
    → 「Please press DEL or F2 to enter UEFI BIOS setting」というメッセージで止まった。UEFI BIOS設定画面にも入れない。
    (CMOSクリアで直るが、RAIDモードにすると再発した)

  • RST ModuleにはOrom用とEFI用の2種類がある。
  • BIOS用のmoduleとOS用のdriverを区別すること。
  • BIOSのRST moduleを更新することで、OSのRST driverの更新が必要になることがある。
  • RSTのmoduleとdriverの組み合わせによって、ストレージデバイスの転送スピードに影響することがある。

重要: Mobile PCの場合、UBUでオンボード Video moduleを変更してはいけない。

バージョン制限

  • EFI GOP Driver 9.0.1082以上
    GOP VBT 221で使用可能。
  • EFI GOP Driver 9.0.1090以上
    GOP VBT 228が必要になるかもしれない。

参照: https://www.win-raid.com/t19f13-Intel-EFI-quot-RaidDriver-quot-BIOS-Modules-50.html#msg92578

参考: GOP VBT updateについて
https://www.win-raid.com/t905f13-Guide-Transfer-of-specific-Intel-OROM-VBIOS-and-GOP-VBT-settings-by-using-Intel-BMP-tool.html

MMTool・AMIBCPで編集済みの.capファイルに、UBU.batが対応していないため、次の問題が発生する。

  • Microcodeの変更ができない。

    別ウィンドウのコマンドプロンプト画面(MMTool)に下記メッセージが表示された状態で止まってしまう。

    Image rebuilding is on Progress...
    Saving secure capsule as unsigned
  • 「0 - As Is BIOS.BIN」を選択しても、.capで保存される。

回避策 2つ

  • UEFIToolでBIOSファイルのCapsule Headerを取り除く。その後、UBUで使用する。
  • UBU.batを変更する。(自己責任で)

    %uf% header count 8BA63C4A2377FB48803D578CC1FEC44D>nul && UEFIExtract bios.bin 4A3CA68B-7723-48FB-803D-578CC1FEC44D>nul && echo Remove Capsule Header

    の下に、次の一行を挿入する。

    %uf% header count 90BBEE140A89DB43AED15D3C4588A418>nul && UEFIExtract bios.bin 14EEBB90-890A-43DB-AED1-5D3C4588A418>nul && echo Remove Capsule Header

原因

UBUが、MMToolやAMIBCPで編集し、.capのまま保存した場合、"Saving secure capsule as unsigned"と表示される。この時、Capsule HeaderのGUIDとデータが変更されている。

  • 編集前のCapsule HeaderのGUID
    4A3CA68B-7723-48FB-803D-578CC1FEC44D
    (BIOSファイル上: 8B A6 3C 4A 23 77 FB 48 80 3D 57 8C C1 FE C4 4D)
  • 編集後のCapsule HeaderのGUID
    14EEBB90-890A-43DB-AED1-5D3C4588A418
    (BIOSファイル上: 90 BB EE 14 0A 89 DB 43 AE D1 5D 3C 45 88 A4 18)

UBUはGUIDで判別し、Capsule Headerの除去・復元を行っている。Capsule HeaderのGUIDが異なれば、除去に失敗する。

また、UBUによるMicrocodeの変更は、Capsule Headerを除去した状態で行われる。Capsule Headerが残っていると、全てのデータの位置(offset)がずれるため、操作に失敗する。

  • 「Extract all CPU microcodes」で、UnicodeEncodeErrorになる場合

    代わりに次の要領でmicrocodeを抽出する。

    UBUフォルダー内のMCE.exeに、BIOSファイルをドラッグ&ドロップ→ Option(s)には何も入れずに、Enter → Enter

    これで、microcode入りのExtractedフォルダーが作成される。

  • 一部の(特に新しいチップセット)のBIOSファイルで問題が発生することがある。

    報告があればUBUを修正してもらえるが、対応が難しい場合もある。

    UBUの情報は次のURLで確認を。

    [Discussion] UBU Tool related Questions, Reports and Suggestions
    https://www.win-raid.com/t4531f16-Discussion-UBU-Tool-related-Questions-Reports-and-Suggestions.html

Mobile(Laptop)用BIOSの場合の注意事項

Video OnBoardのReplace(置き換え)をしてはいけません。
(理由: UBUに同梱されているVideo BIOSファイルが、Desktop BIOS用だけ)

どうしても実行したい場合は、モバイル用のvBIOSファイルを自分で探し、さらにIntel BMPで修正する必要があります。

詳細
https://www.win-raid.com/t896f16-ASUS-K-SM-BIOS-MOD.html#msg15868

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