ひとりよりふたり。そんな広告コピーが昔あったが、それは情シスにも当てはまる。日々、膨大な業務に加えて、「マウスが動かない」と言ったものから、システムのエラーまで緊急の頼まれ仕事も多く、なかなか自分の業務に集中できない方も多いのではないだろうか。ふたりどころか、欲を言えばもっとほしい。ただ、そんな希望が受け入れられることは、ほとんどない。ひとり情シスが常態化している企業はいま、とても多い。

株式会社ソフトクリエイトは、そんなひとり情シスを応援するべく、マイナビニュースとともに「ひとり情シスチャンネル」というWebサイトを開設した。ひとり情シスのためになる記事や企画を発信していくことを目的としている。

その取り組みの一環として「ひとり情シス川柳」を今年の3月から4月にかけて募集。「川柳を通してひとり情シスの想いを感じ取り、より良いサービスの開発につなげたい」という想いから実施したのだ。結果として応募総数は2,377本と、当初の想定を大きく上回ることとなった。

本記事では、その受賞作と講評を発表したい。

  • 金賞

選考委員会の講評:
脆弱性を守る担当自身がセキュリティホールになっている、という事実にひとり情シスは気づいているが、言えない、言っても何も変わらないという悲壮感とシュールさが秀逸。

  • 銀賞

選考委員会の講評:
得意なことだから、とはじめた情シス業務だったが、忙しさや大変さがその前向きな過去を後ろ向きに変えてしまった。そんなひとり情シスの心情がよく表現されている。

  • 銅賞

選考委員会の講評:
涙ぐましい努力が会社の大事な情報を守っているのが伝わってくる。本気で情シス担当を応援したくなる。

受賞作だけじゃない!面白い作品は他にも!

せっかく多くの応募をいただいたので、金賞、銀賞、銅賞などの受賞作を紹介するのはもちろん、惜しくも受賞を逃したものの、評価の高かった作品も紹介したい。ひとり情シスの方には「あるある」、そうでない方にも「なるほどなあ」と感じ取れる作品がたくさん集まった。

  • 優秀賞

選考委員会の講評:
ひとりで自由にやっていると思われがちなひとり情シスだが、その実、過去の負の遺産に苦しめられていることも多い。その苦労を誰にもわかってもらえないことが「ブラックボックス」の一言に凝縮されている。

  • 優秀賞

選考委員会の講評:
仕事における重要なインフラであるITツールが「使えて当たり前」なのは情シスのおかげなのに、ないがしろにされがちな情シス。ただ、トラブルのときだけ神様になる「あるある」な感じが失笑を誘った。

  • 優秀賞

選考委員会の講評:
自分がやるしかない!のはいつもそう。そして疲弊していく感じが悲しい。

  • 優秀賞

選考委員会の講評:
叩いたら壊れるのは、パソコンも情シスも一緒!

  • 優秀賞

選考委員会の講評:
誰にも守ってもらえない環境で、セキュリティを守る自分から出た独り言、といったイメージができる。頑張れ!と言いたくなる。

  • 優秀賞

選考委員会の講評:
「ひとり」であることを実感する人事異動の時期の寂しさを感じる。

  • 優秀賞

選考委員会の講評:
それは自分でやれよ!とつい言いたくなる状況が目に浮かぶ。そんな光景がよくあることも目に浮かぶ。

  • 優秀賞

選考委員会の講評:
知らない会議で自分の仕事が増え、気づいたらやる事がいっぱいなっている。そんな状況が常態化して苦しんでいる情シスの姿が目に浮かぶ。

紹介したのはごく一部だが、いかがだっただろうか。これからもソフトクリエイトとマイナビニュースで、ひとり情シスへの情報発信や、今回のようなイベントを行っていく予定なので、ぜひチェックしてほしい。

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[PR]提供:ソフトクリエイト