タイトルが長かったので本文にて。。
「情報インフラをAzureにしたい方のための、基礎~事例までまるっとAzureセミナー」というセミナーに参加しました。私自身、最近Azureに触れ始めたばかりなので基礎を拝聴できるセミナーを探しており、このタイトルが丁度良さそうなタイトルでした。
セッションが3部構成だったので、それぞれに見出しを分けて要点を中心に挙げていきます。(殆ど文字起こしです、すみません。。)
イチから知る Microsoft Azure ~延命だけじゃないメリットって何?~
Session1はソフトクリエイト様の営業の方が登壇していました。
・参加者は30人程?だったと思いますが、「Azure利用者は手を挙げて下さい!」の時に殆ど手が上がりませんでした。しかし、これはある意味クラウド利用がまだまだ進んでないことの裏返しかなと感じ、ソフトクリエイト様のようなSIerさんには非常にチャンスなのかなと。
・Azureの歴史を辿ってましたが実はCTP(技術プレビュー版)から考えると10年以上の歴史があるようで、最近始めた私はメッチャ乗り遅れている部類だなと思いました。笑
・面白いなと思ったのがAzureとAWSの違いでAzureは請求書払いに対応しているという点、支払いを柔軟にすると門戸は広がりやすそうですよね。(請求書に対応しているところあたりがAzureはエンタープライズ向けたる所以なのかもしれないですが)
・AWSもまだ取得していないCSゴールドマークと呼ばれるものをAzureは取得しているようです。色々なところで差別化を図っているのですね。
・りんなbotのデモを紹介していましたが、日本語独特の言い回しにはまだ対応できていないとのことで今後に期待!とのことでした。確かに日本語って難しい。。
LINEの人工知能ボット「りんな」の仕組みと正体 | Hummingbird
・ライセンス購入に関して勉強になったのですが、「Openライセンス」と「CSP」という2つの形式があり、前者は有効期限1年のライセンス購入(プリペイド)、後者は月額の形式になります。
Microsoft Azure への移行と運用 ~移行後の運用ってどうなるの?~
Session2は同社技術の方が登壇していました。文章ばかりなので行間空けます。
・移行には3段階あり、[検討]➡[移行]➡[監視・保守・運用]の流れであるとのことでした。
・移行検討についてのポイントで気になったところをいくつか(実際は7点)
→クラウドにデータは置けるの?(これは意外に気にするところ)
→電話のようなレイテンシー(遅延)を気にする部分は社内に置くが良い
・その上での行動で気になったところをいくつか(実際は10点)
→ネットワーク構成図や機器一覧(洗い出し)はしましょう
→移行対象はどれなの?という洗い出しも
→ネットワーク構成図を基に接続経路を決める(閉域 or InternetVPN)
→他ごにょごにょして乗り越えたら発注!の運び
・ちょこちょこ宣伝が挟まれましたが移行は業者に任せて情シスの方は「社内調整」に注力しましょうとのことでした
・Azureあるある(AWSにもあるのかもしれませんが。。)
→サーバが意図せず公開、昔は結構あったようですが、現状はデフォルトの設定がカッチリしていることもあり基本はなくなったとのこと。
→ポータルのボタンの配置が変わっている!とかあるようです。
→いつまで経っても設定が終わらない、、結果としてブラウザがおかしいだけで別タブを開いて再度アクセスすると完了していることとかもあったようです。
・移行あるある
→ネットワークが繋がらない時は機器側のファームが古かったりする、要アップデート。
→(仕組み?の話もあるのでイマイチ理解できなかったのですが)WebサイトをAzure上に移行したら脆弱性で止められたことがあったみたいです。
・最後の方でディザスタリカバリーの話をしてましたが「Azure Site Recovery」なるものがあるようで災害対策用途や移行用途に利用できるとのことです。
ハイブリットクラウドで変わった情シスの今
Session3は同社ホールディングスの情報システム部部長(ひとり情シス!らしい)の長尾様が登壇されてました。長尾様は他のセミナーでも拝聴したことがありトークが非常に軽快な方です。
・ソフトクリエイト社全体として70サーバー、1100ユーザー、1700クライアントをAzure移行していった。(ちなみにソフトクリエイト様自体も自社クラウドを持っている模様。初めて知りました。)
・ひとり情シスが実現できているのはホールディングスから関連のソフトクリエイト社にフルアウトソースしているからとのことでした。(マネージドをお願いする)
・フルクラウド化したメリットとして障害が少なくなった、高速にスクラップ&ビルドできるようになった、アクセス性能が向上した、手続き(保守運用として)が楽になった等が挙げられるようです。
・基幹システムをAzureに2ヶ月で移行したようで・・・・何ともうらやましい限りです。
・特に恩恵を受けた、という話で挙げられたのが「ファイルサーバのリプレース不要」で柔軟に拡張できるのは本当に有難いとのことでした。
・アウトソースの話を前述しましたが、自分自身の保守運用の手間を省力化することで「戦略情シス」を目指せる!とのことでした。確かに納得です。