検察側が死刑求刑 日置市男女5人殺害事件公判
2020年12月1日20:10
2018年、鹿児島県日置市の住宅で祖母や父ら5人を殺害するなどしたとして、殺人などの罪に問われている岩倉知広被告の裁判員裁判で、検察側は1日、死刑を求刑しました。
検察官が「被告人に死刑を求刑いたします」と述べると、岩倉被告はこれまでの裁判と同様に、うなだれる様子もなく、ただ検察官を見ていました。
殺人と死体遺棄の罪に問われている岩倉知広被告は2018年、日置市東市来町湯田の祖母の住宅で祖母の久子さん(当時89)、父の正知さん(当時68)ら5人の首を絞めて殺害したほか、祖母と父の遺体を近くの山林に遺棄したとされています。
岩倉被告に被害妄想などを持つ妄想性障害があることについては、検察側、弁護側、ともに争いはなく、裁判ではこの精神障害が事件にどの程度影響を与えたかが最大の争点となっています。
裁判は1日、審理を終え、検察側はこの事件を「重大凶悪事案」とした上で、「事件は岩倉被告の衝動的、攻撃的、自己中心的といった元々の性格が影響している」「妄想は行動を指示するものではなく、全ての犯行が岩倉被告自身が意思を持って行ったもので、精神障害が事件に与えた影響は軽微か全くない」と述べました。
その上で検察側は「精神障害の影響、前科がないことを最大限有利に考慮しても死刑を回避すべき理由がない」として、岩倉被告に対する死刑を求刑しました。
一方、弁護側は「父と祖母については殺人罪は成立しない。また、精神障害が全ての犯行に大きく影響していて、心神耗弱により刑を軽くするべき」として、無期懲役を主張しました。
裁判長から、最後に言いたいことはないかを聞かれた岩倉被告は、20秒ほど沈黙したあと、「妄想の一言で全てが片付けられて、発言がつぶされたのであれば納得がいきません」と話しました。
検察官が「被告人に死刑を求刑いたします」と述べると、岩倉被告はこれまでの裁判と同様に、うなだれる様子もなく、ただ検察官を見ていました。
殺人と死体遺棄の罪に問われている岩倉知広被告は2018年、日置市東市来町湯田の祖母の住宅で祖母の久子さん(当時89)、父の正知さん(当時68)ら5人の首を絞めて殺害したほか、祖母と父の遺体を近くの山林に遺棄したとされています。
岩倉被告に被害妄想などを持つ妄想性障害があることについては、検察側、弁護側、ともに争いはなく、裁判ではこの精神障害が事件にどの程度影響を与えたかが最大の争点となっています。
裁判は1日、審理を終え、検察側はこの事件を「重大凶悪事案」とした上で、「事件は岩倉被告の衝動的、攻撃的、自己中心的といった元々の性格が影響している」「妄想は行動を指示するものではなく、全ての犯行が岩倉被告自身が意思を持って行ったもので、精神障害が事件に与えた影響は軽微か全くない」と述べました。
その上で検察側は「精神障害の影響、前科がないことを最大限有利に考慮しても死刑を回避すべき理由がない」として、岩倉被告に対する死刑を求刑しました。
一方、弁護側は「父と祖母については殺人罪は成立しない。また、精神障害が全ての犯行に大きく影響していて、心神耗弱により刑を軽くするべき」として、無期懲役を主張しました。
裁判長から、最後に言いたいことはないかを聞かれた岩倉被告は、20秒ほど沈黙したあと、「妄想の一言で全てが片付けられて、発言がつぶされたのであれば納得がいきません」と話しました。