新任教員紹介
福島 孝治(フクシマ コウジ)
所属 | 専攻相関基礎科学系 |
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学科統合自然科学科 | |
部会先進科学 | |
職名 | 教授 |
発令年月日 | 2017年8月16日 |
略歴 | ■最終学歴 筑波大学大学院物理学研究科 |
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■学位 1996年3月 博士(物理学) |
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■前任職 東京大学総合文化研究科 准教授 |
担当科目 | ■前期課程 熱力学、統計物理学、力学、電磁気学 |
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■後期課程 統計力学、情報と計算の物理 |
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■大学院 統計物理特論、繰り込み理論 |
研究活動 | ■研究分野 統計物理、計算物理、データ駆動科学 |
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■研究業績
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■学内での活動 統合自然科学科教務委員長、相関基礎科学系広報委員長、相関基礎科学系予算委員長、学生委員、学生相談所運営委員など |
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■学外での活動 日本物理学会代議員、日本物理学会男女共同参画推進委員会 |
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■その他 第7回日本物理学会論文賞(2002)、日本IBM科学賞(2009) |
採用理由 | 福島孝治氏の専門は統計物理学、計算物理、データ駆動科学にわたる。スピングラスや高分
子に代表される多数の準安定状態が存在する系での遅い緩和という困難を克服する交換モ
ンテカルロ法を開発し、これを種々のランダムスピン系へ応用して相転移の詳細を明らかにする
など画期的業績をあげており、日本物理学会論文賞(2002)、日本IBM記念賞(2009)を受賞
している。近年は走査トンネル顕微鏡からの情報処理に圧縮センシングの手法を適用する等の
応用的研究も展開し、国内外で高く評価されている。教育面では前期課程においては全学ゼミ
ナールの他、「力学」、「熱力学」、「電磁気学」、総合科目の「統計物理学」等を担当し、熱意あ
ふれる講義で学生から極めて高い授業評価を得ている。後期課程統合自然学科では「統計力学I,II」
等、大学院では「統計力学」、「くりこみ理論」等、幅広い講義を担当している。さらに、大学院生指
導も丁寧で、一高記念賞受賞者も輩出している。 行政面では広域科学専攻相関基礎科学系の予算委員長、同広報委員長、統合自然科学科 教務委員長をはじめ、重要な責務を献身的に務めてきた。以上のことより、研究、教育、大学運営 の全てにおいて福島孝治氏は広域科学専攻、相関基礎科学系の教授として適任であると判断 された。 |
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