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会話
男子の親や先生、若い男子本人へ向けられた啓蒙書。あるいは、ともにジェンダーの問題を考えながら前に進んでいきませんかという誘いの書といった感じ。男性であれば読んで損は無いと思う。
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キーとなるのは「有害な男らしさ」と呼ばれる、男らしさに関するある種の通念。
それが現代においてもたらしている弊害や、次世代にそれを負の遺産として残さないためには何が重要なのかといったことが、色々な観点から語られる。
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啓蒙書であり入門書なので、何か1つのトピックを深く掘り下げて考えたいという気持ちがある場合にはちょっと物足りないかも。
でも、「有害な男らしさ」にまつわる様々な問題をこの一冊を通してまとめて視野に入れることができるので、そのための本としてすごく良いなと感じた。
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読んでいると、自分の中にはどれだけの有害な男らしさやジェンダーバイアスが巣食っているだろうかと我が身を見つめさせられる。そうやって自己を解きほぐしていく時間が心地良い。
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