夏目漱石の「こころ」で先生が自殺するときに選んだ方法って何だったのでしょうか? 本文に明記はしてありませんが、深く追求すれば分かるそうなのです…
夏目漱石の「こころ」で先生が自殺するときに選んだ方法って何だったのでしょうか? 本文に明記はしてありませんが、深く追求すれば分かるそうなのです… 自分には分かりませんでした 誰か根拠をあげて答えられる方、お願いします。
質問で 「深く追求すれば分かるそうなのですが…」 と言ったのは、 この本について国語の先生と議論していたら、 「じゃあ先生の自殺した方法を考えてみてよ、僕は分かると思うよ。」 と言われて、考え始めてみたからです。
文学、古典・7,259閲覧
ベストアンサー
前の方の回答に一旦納得しましたが、ひとつ疑問が。 以下青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html)より引用 私は妻に残酷な驚怖を与える事を好みません。私は妻に血の色を見せないで死ぬつもりです。妻の知らない間に、こっそりこの世からいなくなるようにします。私は死んだ後で、妻から頓死したと思われたいのです。気が狂ったと思われても満足なのです。 ↑↑ ナイフを使うと、Kの死と同じく出血がひどくなるはずです。その場合、この記述と矛盾しませんか? 個人的には何となく服薬自殺かと思っていました。根拠は特にありませんが、妻に自殺したと知られたくなかったように読めたからです。 ちなみに、 頓死(とんし) 急にあっけなく死ぬこと。急死。 「祖母が脳溢血で―したのを見てから/悪魔(潤一郎)」 goo辞書(http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C6%DC%BB%E0&kind=jn&mode=0&kwassist=0)より vermilion716drumsさんの追記に関して: 反論ありがとうございます。こういう議論は大好きです。ご迷惑でしたらごめんなさい。 先生の死に関して、先生自身が語る部分がいくつかあります。 全てを引用すると長くなってしまうので端折りますが、 1.たった一人で淋しくて仕方がなくなった結果としてKは死んだ、自分も同じ道をたどっているという自覚。 2.死んだように生きなければならないと自分を責める大きな力(Kの死への罪悪感?)が死だけを赦しているという思い。 3.明治の精神に殉死する・殉死という言葉に新しい意義を見出した思い。 4.死ぬ機会を窺って生きてきた長い年月と、死んだ瞬間のどちらがより苦しいだろうかという思案。 確かに全てナイフ(刃物)がかかわっていますね。 ただひとつ、やっぱり引っ掛かるのです。 ひっそりと死ぬ、ということは死体を見せないということですよね? (「切腹でも自殺とばれないかもしれない」の文からそう判断しました) その場合、「頓死した」と思うのでしょうか?「気が狂ったと思われても満足」という言葉を見たとき、「頓死=狂死」ということなのかと思ったのですが、「頓死=急死」ということでした。 死体が見つからなければ死んだというより失踪と思えるのでは・・・? 私が気にかかっている部分は本当にどうでもいいことかもしれません。 けれど、何かお考えがあればお聞かせください。 vermilion716drumsさんの再追記に関して: 結局漱石先生が死んでしまっている以上答えは解らない、と言ってしまえばそれまでですね。 vermilion716drumsさん、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。 また、質問者さんを置いてきぼりにしてしまって申し訳ありません。 質問者さんの補足について: なるほど、そういうことでしたか。 この回答者二者の間で解釈が分かれたのを見てもわかるとおり、唯一無二の正解というものはありません。 本格的に調べようと思えば、こころについて書かれた論文を読み漁ってみるとかいろいろと方法はあります。 でも決して、誰もが納得する答えは得られないでしょう。 もう少し時間をかけて質問者さんなりの解釈をして、その国語の先生と意見を闘わせてみてください。 きっと今まで見えなかった側面が見えてきますよ。
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質問者からのお礼コメント
回答ありがとうございます、お二人の議論を参考にしてもう一度読んでみます。 ありがとうございました!!
お礼日時:2008/7/14 9:34