塩尻の「チロルの森」 21年間ありがとう

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 塩尻市のテーマパーク「信州塩尻農業公園チロルの森」が29日、閉園した。21年間慣れ親しんだ公園との別れを惜しんで約2200人が来場。記念撮影をしたり、メッセージボードに感謝の言葉を書き込んだりしていた。

 閉園1時間前からスタッフは出入り口に並んで「ありがとうございました」と手を振り、入園者を見送った。なじみのスタッフに花束を渡す常連もいて、片岡宏一支配人(56)は「多くのお客さまにお越しいただいたことを決して忘れません」とあいさつ。一家3世代で訪れた諏訪市の会社員高木実祈(みのり)さん(21)は「子どもの頃、射的で遊んだのが思い出。最後に楽しめてよかった」と話していた。

 チロルの森は1999年開園。動物と触れ合ったり調理体験をしたりでき、初年度は約37万人が来場したが19年度は6万6千人に減っていた。

来場者に感謝の言葉を述べる支配人の片岡さん(中央)=29日午後5時9分、塩尻市のチロルの森

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