「石油やLPガスは国際情勢で価格や商流が大きく変化します。その中で時代に合った提案をいち早く実践できるのが、この仕事の醍醐味の一つです」(西山代表)
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■石油やLPガスなどを販売 私ども兼松ペトロは、総合商社の兼松が100%出資する“総合エネルギー販売会社”として活動しております。会社の創立は1995年ですが、前身の会社を踏まえると1970年代からグループ会社として石油、ガスの供給を続けております。現在は、「石油」「LPガス」「特殊潤滑材」の3本柱の事業を通して生活と産業を支えつづけております。
このうち石油に関してはガソリン、重油、軽油、灯油などを幅広く扱っています。産業用燃料として工場や船舶に提供するのはもちろん、同業他社への販売を通した需給取引なども手掛け、直営ガソリンスタンドも有するなど、多角的にビジネスを展開しています。
LPガスは産業用がメインです。バルク配送と呼ばれる供給については業界トップクラスの配送体制を整えており、長年に渡り安定供給を続けていることが信頼獲得の大きな力となっています。 特殊潤滑材については、特殊用途のグリースやシリコーンを提供しております。社員百数十名の小さな組織ながら、多様なエネルギー・素材の商材を多様なお客さまにバランスよく提案する力を有しているのが、私どもの大きな強みです。
■化石燃料のその先へ 石油やLPガスといった商材は、厳格に品質基準が定められている以上、どの企業から購入してもその品質に大きな差はありません。だからこそ、営業シーンでは当社から買ってもらうための“ストーリー作り”が問われます。安定供給が第一なのか、サポート体制なのか、商社の情報力なのかといったことなどです。お客さまとの対話の中でニーズを掴み、私どもから買いたいと思って頂くための営業力が重要です。
近年では電力事業に参入。また、グループの総合力を使いLED照明、遮熱塗料といった省エネルギー商材、監視カメラなどのセキュリティ商材も提供するなど、事業に厚みが生まれています。化石燃料の在り方が変わっていく今、既存のお客さまと接するなかで「新しい事業」をつくっていくこと。それがこれからの私たちにとって一つの方向性となるでしょう。
次世代の人材には新しいことへ挑戦する意欲と、既存の概念にとらわれない創意工夫する力を兼ね備え、土台となる知識と判断力を醸成するべく自己啓発をしつづけてほしいと思います。多くの学生との出会いを楽しみに待っています。
<代表取締役社長・西山 勉>
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