4486 東証マザーズ(情報・通信)

ユナイトアンドグロウ

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

中堅・中小企業向けにIT人材と知識のシェアリングサービスを提供

ユナイトアンドグロウ(以下、同社)は、情報システム部門の人材不足に悩む中堅・中小企業向けにIT人材と知識のシェアリングサービスを提供することを主要業務としている。

中堅・中小企業は、いわゆる「ひとり情シス注」と呼ばれるように、情報システム部門の体制が脆弱であることが多い。中堅・中小企業にとって、外部人材をタイムシェアするサービスに対する需要が高まっており、同社のサービスは、そうした需要に対応して拡大してきた。

単に人を集め、顧客の現場に送り込むだけでは事業として成り立たない。同社は、「シェアード・エンジニアリング」と称する仕組みとして運用するための技術またはノウハウを確立しており、それが競争力の源泉のひとつとなっている。

同社の事業は、インソーシング事業とセキュリティ事業の2つの報告セグメントに分類される。インソーシング事業の売上構成比は約60%だが、利益の大半を稼いでいる。

インソーシング事業の顧客は、東京23区内にある従業員数50~1,000人規模の中堅・中小企業の情報システム部門である。

会員制サービスの形態をとり、顧客企業自身の人材では対応できないITに関する課題の解決を支援する。具体的には、システム活用コンサルティングやシステム運用代行、システム担当者育成といった業務例がある。

類似するサービス形態としては、ITコンサルティングが挙げられる。しかし、ITコンサルティングの顧客層は大手または準大手の企業がほとんどであり、同社が対象とする顧客層とは異なる。

別の表現をすれば、大手企業を対象とするITコンサルティングに類する提供価値を、情報システム部門の人材が乏しい中堅・中小企業にも提供するのが同社のインソーシング事業と言えよう。

顧客の現場には、「シェアード社員」と呼ばれる同社の社員が出向く。顧客企業から見ると、同社の社員を複数の企業でタイムシェアするような形態となる。

必要に応じて顧客の現場に送り込まれた「シェアード社員」は、2~8人のチーム(同社では「スクラム」と呼ぶ)で連携して顧客企業の課題解決にあたる。

(2019年12月20日時点)

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