よこはま Port For

【活動報告】「第13回プロのお話を美味しくゆる~く聞く会」を 開催しました。

記録的な大雪による影響もようやく収まってきた2月下旬、よこはまPort Forにてプロのお話を美味しくゆる〜く聞く会を開催しました。

本日のゲストは、江戸時代の歴史・風俗を体験できるテーマパークとして人気を集める日光市の「江戸ワンダーランド日光江戸村」の運営を行っている会社、株式会社時代村代表取締役会長の野口義和さん。テレビ番組や映画のロケ地としてはもちろん、ニャンまげのCMをご存じの方も多いのではないかと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

野口さん

参加者は、利用者6名、有吉さん、野口さん、B4S林、スタッフ5名の計14名。食事メニューはカレーライス、ホウレン草とベーコンの炒め物、唐揚げ、クリームコロッケ、コールスローサラダです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今日の料理もボリューム満点!!

■定番≠京都、奈良?

恒例の自己紹介タイムでは「修学旅行の思い出」を発表することになりました。定番の修学旅行先と言えば京都、奈良が思い浮かびますが、10代の若い利用者に多かったのは沖縄。オーストラリアに行ったという利用者もおり、修学旅行も随分と変わったんだな…と妙にしみじみとしてしまいました。

旅行の内容としては、キャンプファイヤーをやったり、サーターアンダギーの調理体験をしたり、バナナボートに乗ったりなど様々。ただ、皆その時に初めて飛行機に乗ったようで、「死ぬかと思った!」と興奮しながら当時を思い出している様子には思わず笑みが溢れます。クラス全員が初飛行機で離陸した際に拍手が巻き起こった、というエピソードを紹介してくれた利用者もいました。

有吉さんと野口さんのツーショット

■日光江戸村ってどんなところ?

次はゲストのお話です。まずは日光江戸村の概要について説明していただきました。

日光江戸村は日本で3番目に歴史のあるテーマパークだそうです。江戸時代の文化、風俗を再現しており、園内での従業員の制服は「ちょんまげ・かつら・着物」。飲食店やお土産屋さんだけでなく、なんと事務の人も和装という徹底ぶり。また、ちょんまげやかつらは1人1人が自分に合わせて作った物を持っているそうです。

お客さんも同じように和装を楽しむことができ、忍者・町人・侍・浪人…と選べる衣装は様々。中には人数が限定されている衣装もあり、その格好で園内を歩いていると他のお客さんから一緒に写真を撮って欲しいとお願いされることもあるそう。

他にも江戸時代を感じられるものとして、劇場があります。全部で6つの劇場施設があり、それぞれの劇場でプロの役者が江戸の町ならではの演目を上映しているそうです。特に「忍者からす屋敷」が人気とのことでした。

■なぜ「『江戸』村」?

ここで利用者から「なぜ『江戸』村を作ったのか?」という質問が飛び出しました。確かに、なぜ他の時代じゃなかったんだろう…と思っていると、野口さんは「良い質問だね」と笑顔でその由来について語って下さいました。

江戸村を開設したのは野口さんのお父様なのですが、そもそものコンセプトとしては「日本の文化と歴史を見せたい」というものだったそうです。そこで、現代風俗・文化のルーツとなっている江戸時代を時代背景としたとのこと。「これが仮に平安時代や弥生時代であれば、今とあまりに違い過ぎて現代と繋がらない」と野口さんは言います。

合わせて「なぜ日光だったのか?」という質問も出てきたのですが、実は最初は山口県の萩が候補だったという裏話も。萩は歴史の町だから、というのが理由だったそうですが、最終的には断念してしまったとのこと。その後、旧日光市の中で持ち上がった観光事業との関わりで現在の場所に「日光江戸村」を開設する運びになったそうです。もし当初の予定のまま実現していたら今とは全く違うテーマパークになっていたのかな、と話を聞きながら色々な想像をしてしまいました。

■常にニーズに対応

開設の歴史の話から、今度は経営の話へ。「この28年間で仕掛けたことは何か?」という林代表の問いに、野口さんは「昔は会社の社員旅行が多く、大人が楽しめるように劇場が作られた。今は家族やカップルが多くなっているので、皆が楽しめるように色々なことをやっている」と答えました。例えば、園内を回れる引き馬や、5〜12歳の子どもが参加できる江戸職業体験がそれに当たるそうで、後者には5回同じコースをリピートした参加者に名前入りの刀や十手をプレゼントするサービスもあるとのこと。来場者の満足度を考えて常に色々な挑戦をしているのだな、と改めて感銘を受けました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 デザートの差し入れ。いつもありがとうございます。

その後もゲストの話で盛り上がっていたのですが、ふと時計を見ると終了時刻も間近…ということで、惜しまれながら会はお開きとなりました。とても気さくで話上手な野口さんのおかげで、今回もとても楽しい時間を過ごすことができました。野口さん、本当にありがとうございました。

次回のゲストは劇団マチダックス主宰の渡辺裕太さん。町と一体化したお芝居作りをモットーとしており、ワークショップ(お芝居の体験版)を定期開催することで地域の人とも交流し、劇団員と地域の人が団結して作り上げる舞台を目指している、という方です。どんなお話が聞けるのか、次回も楽しみです!

(文責:れっきー)

【活動報告】「第12回プロのお話を美味しくゆる~く聞く会」を 開催しました。

正月気分がようやく抜けてきた1月中旬、よこはま Port Forにて新年初のプロのお話を美味しくゆる~く聞く会を開催しました。髭を蓄えてよりダンディーになったソーケン有吉社長と素敵なゲストをお迎えして、今回も興味深いお話を沢山聞くことが出来ました。

では、早速ゲストの紹介です。

お越しいただいたのは、CSRジャーナル主筆の泉貴嗣(よしつぐ)さん。企業のCSRに対する適切な理解を解決するヒントを記事を通じて発信し、それぞれの企業が独自の価値観に基づいたオリジナルのCSRへの取り組みを支援なさっている方です。

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

泉さん

参加者は、利用者1名、有吉さん、泉さん、B4S林代表、スタッフ5名の計9名。食事メニューはカレーライス、中華スープ、生野菜サラダです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今日のメニューも栄養満点!

恒例の自己紹介タイムのお題は「今年の抱負」と、午(うま)年にちなんで「馬について」。後者はエピソードを探すのが難しいかな、と思ったのですが、乗馬をやりたいと思っている人がいたり、「マラソンで4時間を切るのが目標。馬のように早くなりたい!」と2つのお題を合わせる人がいたりと、次々に馬にまつわる話が飛び出してきました。極めつけは「旦那と付き合い始めたのが競馬に行った帰り道だった」というもの。残念ながらレースは外れてしまったそうですが、「素敵な相手を見つけたんだから万馬券だよ」というオチまでついて大いに盛り上がりました。笑

一方、今年の抱負については各々思うことがあったようです。「おみくじで慎ましやかにするべしと書いてあったので落ち着きたい」「運動不足が続いているので今年はテニスの大会に沢山出たい」など内容も様々。利用者の男性の抱負は「引っ越しをすること」で、部屋の広さなどの条件も考えていること。時期も決めているそうで、着実かつ計画的に準備を進めている様子には脱帽です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

思いのままに語ります

■何足のわらじ?

自己紹介タイムの次はゲストのお話しです。CSRに関する記事を執筆なさっている方…だと思いきや、頂いた名刺には別の会社名が。よくよく話を伺うと、CSR支援事務所「允治社」以外にもJASDAQ企業の監査役なども務めているそうです。また、以前には大学で講師をしていたこともあるとのこと。泉さん曰く、仕事は全て人との縁によるもので就職活動をした経験はないらしく、ポリシーは「Noと言わないこと」だそうです。

「Noと言わない、つまり常にYESと返事をすることになるが、それで平気なのか?」という参加者からの質問には、「もし上手くいかないとしたら、それは自分の判断によるもの。そういう人としか付き合っていなかった自分の愚かさに原因がある」という答えが。CSRジャーナルでの執筆も、元々は講師時代の教え子さんのご家族との関係から活動を始めたとのこと。良い人との出会いがあれば他の人を紹介したりもするそうで、人との繋がりを大切になさっていることが伝わってきます。

 ■勉強の必要性

利用者の男性と仕事の話をしている際には勉強をすることの必要性についての話題になりました。泉さん自身は博士過程まで勉学を続けたのですが、「仕事をしていて資格が必要になるような場面では勉強が必要。その際に小・中・高校の内容を学び直すこともあるわけだが、そのように必要性が出てきた時にやれば良い」と思っているとのこと。利用者の男性は元々勉学があまり好きではなかったそうですが、業務上数学や理科の知識が必要な資格を取得することになったため学生時代は覚える気がなかった数式などを改めて学び直したそうで、結果、見事に合格出来たそうです。確かに、必要性を感じながらの勉強とそうでないものとでは学びの効果が全く違うな…と、改めて勉強することの意味を考える機会になりました。

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

有吉さんと泉さんからデザートの差し入れ

上記のような真面目な話題を語りながらも、所々でユーモア溢れるジョークや印象的な言葉を発していた泉さん。中でも「死なない程度に生きていればいい」という言葉が記憶に残ったと同時に、魅力溢れる人柄はそういった考え方からきているのかもしれないと感じました。泉さん、お忙しい中お越しいただき本当にありがとうございました!

次回は江戸時代の歴史・風俗を体験できるテーマパークとして人気を集める日光市の「日光江戸村」の運営を行っている会社、株式会社時代村代表取締役会長の野口義和様がゲストです。テレビ番組や映画のロケ地としてはもちろん、ニャンまげのCMをご存じの方の多いのではないかと思います。どんなお話が聞けるのか楽しみです。

(文責:れっきー)

【活動報告】「クリスマスパーティー」を開催しました。

街角にジングルベルが流れ、イルミネーションが光り輝くこの美しい横浜は、クリスマスモード一色です。ここ「よこはま Port For」もささやかですが、ツリーを飾りクリスマスの雰囲気を楽しんでいます。そんな中、12月22日(日)、連休の中日ではありましたが、クリスマスパーティーを開催しました。

IMG_0001-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  早い時間から、サポーターさん、利用者さんも集まり始め、料理の準備をしながらの会話が弾みます。

利用者の方が13名、サポーターさんとスタッフを合わせて20名以上が集まる盛大なパーティーとなりました。昨年からの来ていただいている利用者の方や、今年から来所していただいている高校生が集まって、幅広い年齢層の交流ができる居場所になってきたかと思うと、嬉しさがこみ上げてきます。

 今日のメイン料理はスタッフドチキン。料理好きのY君が買い出しから仕込み、そしてグリルまで一人でやり遂げ、美味しそうなスタッフドチキンが出来上がりました!! 

IMG_0005-1

       IMG_0006-1  IMG_0015-1

 2HJ(セカンド・ハーベスト・ジャパン)様からご支援いただいた、クリスマス恒例のケーキがテーブルに出されると、大きな歓声と共にあちこちから手が伸びてきます。

一気に頬張って食べてしまう人もいれば、ゆっくり時間をかけて味わう人もいて、皆の一つ一つの動きが会話のネタになってしまう、そんな楽しい時間を皆で共有できる幸せを感じられる今日のよこはま Port Forでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

(文責:Matty)

【活動報告】「第11回プロのお話を美味しくゆる~く聞く会」を 開催しました。

年の瀬が迫った12月半ば、プロのお話を美味しくゆる~く聞く会を開催しました。ソーケン有吉社長とゲストをお迎えして皆で食卓を囲むのも年内最後でしたが、今回も素敵な方をご紹介下さいました。

では、ゲストの紹介です。

今回お越しいただいたのは、NPO法人「キドックス」の上山琴美代表。茨城県土浦市にあるキドックスファームを運営し、若者の自立支援プログラムや小学生向けの体験プログラムなどを提供なさっています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

笑顔が素敵です

参加者は、利用者4名、ソーケン有吉社長、B4S林代表、スタッフ5名に上山さんを合わせた計11名。食事メニューは白菜と春雨の炒めもの、麻婆茄子、マッシュポテト、ブロッコリーとトマトのサラダ。野菜はいつもお世話になっている宮田農場さんからいただいたものです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

新鮮で濃厚な味でした

■カバ、カピバラ、カルガモ、猫、犬

食事がテーブルに並んだら、次は恒例の自己紹介タイム。今回のお題は「好きな動物or自分に似ている動物」。参加者からは「散歩をしなくて良いから猫が好き」、「カバは嫌いだけどカバのキャラクターが好き」等のユニークな答えが飛び出しました。ゲストの上山さんはカピバラが好きで、直接カピバラに触ることができる九州にある動物園に足を運んでいるとのこと。

有吉さんからは動物に関わるお仕事に携わったお話を聞かせていただきました。以前港区のプロジェクトでカルガモの家を作るというオーダーを受け、東京湾に繋がる運河に巣作り用の浮島を作成したそうです。「このあたりのカルガモはロシアに行く。だが、その中にオスのカルガモと白鳥のカップルがおり、皆がロシアへと飛び立つ中、カルガモは白鳥の元に残った」という素敵なエピソードもあり、思わず胸がほっこりしました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

食事をしながら談笑中

動物の話をしている内に、利用者の1人から「学校の近くに猫屋敷がある」という話が出てきました。猫だけではなく犬も飼っているそうなのですが、なぜか犬も飼っており一緒に散歩したりしているとのこと。猫が散歩するなんて不思議だな…と思ったのですが、自身も猫を飼っており事情に詳しいスタッフ曰く「最近は首輪をつけて歩かせる飼い主もいる」そうです。基本的に猫は散歩をしないそうなのですが、色んなタイプがいるのは人と同じなんだな、となぜか妙に納得をしてしまいました。笑

■活動内容について

前述の通り、上山さんが代表を務める団体では若者の自立支援プログラムを提供しています。内容としては保護犬のトレーニングを行い、若者自身が他者に愛情を与える経験や犬や周囲の大人に認められる経験を通じて自己肯定感を育むというもの。育てられた犬は里親さんの元で生活をすることになるのですが、小さい犬は本当にあっという間に行き先が決まるとのこと。ホームページを見るとトレーニング担当者の方が書いた犬の紹介文を読むことができるので、犬の性格だけではなくどのように気持ちを持った人に育てられたのかも知ることができます。

■「人」と「犬」

上山さんがこの活動を始めたのは「人」と「犬」に興味があったからだと言います。小さい頃からずっと犬を飼っており、学校から帰るといつも会話相手になっていたというような環境だったそうです。当時キョウダイのような感覚で飼い犬に接していた上山さんですが、事件が起きたのは小学生の時。犬の殺処分を知ったことで大変なショックを受けたそうです。また、中学生の時にはなかなか理解し難い行動を取る友人がおり、なぜそういったことをするのか?という疑問を持ったそうで、そのことがキッカケで心理学を学ぶようになったとのこと。

その2つが繋がったのは、16歳の頃。飼っていた犬が亡くなってしまったのですが、その時期に犬を通じて犯罪者の更生を行うという海外の事例を紹介していたテレビ番組を目にしたそうです。それを見て、「犬も人も守れる!仕事にしたい!!」という気持ちが芽生えたのだと上山さんは言います。高校生の時に思ったことを実現させた上山さんの努力と行動力には思わず脱帽です。

■トレーニングのコツ

犬を飼う話から話題はトレーニング方法に。「ステイ」「ハウス」など英語を使って犬に命ずるのを耳にする機会はよくありますが、しつけをする際には日本語は分かりづらいことがあるそうです。英語だけではなく、なんとドイツ語を使う場合もあるとのこと。また、トレーニングをする際には日常との違いをはっきりと分け、onとoffを切り替えるようにする必要があるそうです。その他にも散歩好きな犬もいれば嫌いな犬もいる、という話など目からウロコな情報を沢山聞かせていただきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

有吉さん&参加者からの差し入れも!

その後も犬の話で盛り上がり、始終笑顔が絶えないまま終了時間を迎えました。話題が身近だったこともあり、ゲストだけではなく利用者も積極的に経験談を話してくれたのが印象的な会となりました。将来行いたいプログラムや事業展開も既に展望があるとのことなので、上山さんには今後も注目です!楽しい時間をありがとうございました!

次回のゲストは、CSRジャーナル主筆の泉貴嗣先生。企業のCSRに対する適切な理解を解決するヒントを記事を通じて発信し、それぞれの企業が独自の価値観に基づいたオリジナルのCSRへの取り組みを支援なさっている方です。どんなお話が聞けるのか楽しみです。

(文責:れっきー)

【活動報告】「第10回プロのお話を美味しくゆる~く聞く会」を 開催しました。

今年の1月から始まったプロのお話しを美味しくゆる~く聞く会もいよいよ10回目を迎えました。ソーケン有吉社長に素敵なゲストをご紹介いただいて開催しているこのイベント、話が尽きず毎回あっという間に時間が過ぎてしまうのですが、今回も気が付けばもう終了時間という状態でした。

…どんな方が講師だったのでしょう?

では、ゲストの紹介です。今回お越しいただいたのは、企業の若手社員に特化した講演・研修・教育コンサルティングを行っている株式会社「心」の足立裕志社長。その新しい手法が注目を浴び、多くのメディアにご出演されている方です。「今どきの若手に『喝』を入れる!」といった内容の研修を行っていらっしゃるということで、さぞかし厳しい人なんじゃないか…と思いきや、笑顔が魅力的なナイスガイでした。笑

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

談笑中の足立さん

参加者は、利用者3名、ソーケン有吉社長、B4S林代表、スタッフ4名に足立さんを合わせた計10名。食事メニューはひき肉とかぼちゃの煮物、スパゲッティサラダ、タップリ野菜の豚汁。ヘルシーながらもボリュームのある料理が並びました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

宮田農場さんからいただいたカボチャ     お皿から溢れんばかりの大量のサラダ

「いただきます!」と皆で声を揃えて挨拶をしたら、次は参加者の紹介タイム。自己紹介と共にテーマに沿った内容を話すことが定番なのですが、今回は足立さんと林代表が相談して決めた「子どもの時にワクワクした遊びorドキドキした異性」というもの。「泥巡をしていた」という答えには「警泥じゃないか?」「いやいや、泥警って呼んでた」と呼び方の地域差が明らかになったり、「もしも時間が止められたらクラス全員の筆箱の中身を入れ替える、といったようなイタズラを妄想するのが好きだった」というユニークな答えが飛び出したりと、今回も大いに盛り上がりました。中でも物議を醸したのはゴム飛び。女性参加者は皆経験があったようですがルールをキチンと思い出せず、男性参加者は遠くから見ているだけだったのでそもそもルールを知らない…という状況で、インターネット動画を調べ出すという事態にまで発展してしまいました。笑

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

なごやかな雰囲気の中、会は進みます

■ビジネスの始まりは?

さて、いよいよゲストのお話しです。話の流れから「足立さんが1番ワクワク、ドキドキしたことは何か?」と質問をすると「初めて自分で売上を出した時」という答えが返ってきました。16歳の時、おこづかいではなく自分でお金を稼ぎたいという気持ちからビジネスを始めたそうです。知人・友人から古着や雑貨などをまとめて買い取ってそれを売るという手法で、売上もかなりなものだったとのこと。初めての売上を手にした時は本当に興奮し、その時の経験が自分の原点だと語って下さいました。

■これから起業を目指す人

20歳で海外ビジネスを行ったが厳しさを知る結果になったこと、大学4年生の時に上京しベンチャー企業に入社し営業マンとして激務をこなしていたこと、23歳で起業するも24歳で株主から代表解雇を言い渡されて借金を背負ったこと…まさに波乱万丈な体験談が続きます。起業することにはそんなリスクもあるのか、と不安になるような話の最中、将来的に独立を考えている男性利用者がいたので今後の展望について聞いてみました。すると「できれば来年から自営をしたい。やり方については今の社長から方法を学ぶ。現に今も色々と教わっている。」とのこと。「借金をしたらどうするか?」と更に質問をすると「そうならないように確実に儲けが出るような堅実な仕事をする」と、迷いなく答えます。彼は日頃から懸命に仕事に打ち込んでおり、既に部下を束ねるような立場ではあるのですが、今後についてもしっかりとしたビジョンを描いており本当に心強い限りです。

■営業マンはスゴい!

起業した後に人手が必要になると雇用をすることになるが、その場合はその人の分の仕事も取ってくる必要がある…という話から、次は営業についての話題へ。まずは林代表が「飛び込み営業をした際、2度と来ないで下さいと言われたりもした。辛くてビルの非常階段でこっそりと落ち込んでいたこともある」と前職での体験を語ります。同じように飛び込み営業を経験したことのある利用者からは「3件続けて断られると流石にヘコむ」という声も。

では、足立さんが営業マンだった頃はどうだったのでしょうか?

初めて勤めたベンチャー企業はとにかく営業がすごい会社で、さすがの足立さんも最初の内は苦労したそうです。テレアポを取ろうにも社名を名乗ったらすぐに電話が切られてしまうようなことが続く状況の中、足立さんは様々なテクニックを駆使していたのですが、そこに思わぬ落とし穴が…。全てのやり取りの記録を取られており、その中に辻褄が合わない内容が含まれていたため相手先が激怒してしまったことがあるそうです。

絶体絶命!と思いきや、事態は思わぬ方向へ。なんと、「君、面白いね」ということで相手に気に入られたため、結果的に契約をもらえたそうです。他にも、とにかく粘りに粘ってオフィスの入口に居続け、帰れと言われても帰らずに契約を取ってくる先輩のエピソードなど、面白いお話しが次々と飛び出しました。その先輩ですが、今は飛び込み営業を行う会社の社長になっているとのことでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

差し入れのおいしいデザート

そんな話で盛り上がっている中、ふと気が付けば時計が指しているのは会の終了時刻…ということで惜しまれながら会はお開きとなりました。学生時代のビジネスについて、サラリーマン時代について、起業について…それぞれのお話しが興味深く、また、とても勉強になる内容でした。足立さん、本当にありがとうございました!

 

 次回のゲストは、NPO法人「キドックス」の上山琴美代表。捨て犬を介した子どもや若者の自立支援教育プログラムを広げるための活動をなさっている方です。現在はキャバリア♂(保護犬)とフェレット♂、2匹の動物と一緒に暮らしているとのこと。犬好きの方も、そうでない方も必聴です!!

 

(文責:れっきー)

【活動報告】「よこはま Port For開所1周年記念イベント」を開催しました。

  昨年開所した「よこはま Port For」も10月で1周年を迎えたことにより、記念イベントを開催しました。利用者の方を中心に、サポーターの方やスタッフを合わせ、総勢22名もの人が集まる大変にぎやかなイベントとなりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

オープニングの挨拶をする林代表

 

 

 

 

 

 

 

 

 林代表はオープニングの挨拶で、「多くの方がこのイベントに参加していただいて本当にありがたいです。こうして1周年を迎えることができたのは、利用者の方を始め、サポーターさん、そして多く企業様のご支援のおかげです。これからもPort Forが皆様にとって、素敵な居場所になるよう頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。」と、感謝の意を伝えるとともに、Port Forが皆さんに気軽に来てもらえる素敵な空間になるよう努力を続けていくことを誓いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

キャベツを切るのにもコツがあります。

 

 

 

 

 

 

DSC_0736

小さく数枚に分けて楽しもう!!

 利用者代表の乾杯の発声で、グラスを合わせる音が部屋に響き渡り、さあ、イベントの始まりです。テーブルの上には、手巻き寿司、オードブルやサラダなどたくさんの料理が並べられていましたが、今日のメイン料理は何と言っても、お好み焼き!!

 

オタフクソース株式会社様より器材から具材までをご支援いただき、さらにはお好み焼士(コーディネーター)の称号を持たれているお二人の社員の方においでいただき、目の前で実演していただくという贅沢なお好み焼き。参加者は、お皿とお箸を持って焼きあがるのを今か今かと待っていました。

 

中には、お二人のお好み焼士(コーディネーター)にキャベツの切り方、お好み焼きの焼き方の秘伝?の伝授を受けていた参加者も・・・・。さて、上手く焼けるようになったのでしょうか? (笑)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

美味しく焼きあがりました^^

  

 

 

 

 

 

 

DSC_0770-1

流れるスライドショーに皆釘付け!!

 出来上がったお好み焼きをほおばりながら、利用者の方、サポーターさんそしてスタッフがそれぞれの立場でこの1年間を振り返って、いろんな話に花を咲かせたり、お腹がいっぱいになった人はゲームを始めたり、自由な時間を楽しみました。

 イベント後半では、昨年の開所から今日までのイベント等を記録したスライドショーが上映され、騒がしかった会場もにわかに静かになり、皆の目がスクリーンに集中します。

 スタッフやサポーターさんで家具の組み立てをしたり、ペンキを塗ったりした開所前の風景、クリスマスイベント、語り明かした年越しイベント、いろんなゲストをお迎えしてお話を聞いたプロの話を聞く会・・・、思い出の写真が走馬灯のように流れていきます。

 数々の楽しい写真や懐かしい写真に、その当時に戻ったかのように笑い声が響いたり、中にはついうるっとしてしまった参加者もいたようです。

  あっという間の3時間が過ぎ、用意されたお土産を手に帰途に着く利用者の方達をサポーターさんとスタッフ全員で見送りました。さようならと笑顔で手を振りながら帰っていく姿を見て、「よこはま Port For」がこれからも皆さんに気楽に寛いでもらったり、困った時に頼ってきてもらえるような、いつでも帰ってくることができる、そんな「心の港」として皆さんに慕われるような場所にしていかなければならないと、スタッフ一同、改めて心に誓いました。

 (文責:Matty)

【活動報告】「第9回プロのお話を美味しくゆる~く聞く会」を開催しました。

本日のゲストは「石井造園株式会社」の代表取締役である石井直樹さん。横浜型地域貢献企業[1]に認定されており、地域社会との繋がりや人と人との関わりを大切になさっている方です。造園部の杉原雅人さんもご同席いただき、若手社員という視点から仕事についてお話していただきました。

1右:石井さん 左:杉原さん

参加者は、ソーケン有吉社長、B4S林代表、スタッフ4名の総勢8名。メニューは八宝菜、ガリバタチキン、生野菜サラダ、味噌汁。群馬の宮田農場様からいただいた新鮮な野菜をタップリ使い、ボリューム満点で美味しい料理が並びました。

2

ガリバタ=ガーリックバター醤油炒め、の略

 毎度お馴染み(?)自己紹介と共に話すテーマは「時間も資金も心配がなければどこに行きたいか?」という内容。モルディブの海でのほほんと過ごしたい、カーネギーホールでゴスペルを歌いたいなど、海外を挙げる参加者が多く、ゲストのお二人が選んだ場所もフランス。他にはプラハという答えもあり、どうやらヨーロッパの人気が高いようです。

3

有吉さんから美味しいバームクーヘンの差し入れも!

 ■大人の会話?

今回は大人が集まったこともあるのか、歓談の中で夫婦についての話が持ち上がりました。新婚旅行でガッカリしたことや、日常生活でのやり取りで気を使うことなど、日頃の利用者との会話の中ではあまり耳にしないことがポンポンと飛び交います。夫婦と言えども人間同士、色々なことがあるのだな…と、未婚の参加者にとっては思わぬ学びの機会となりました。笑

■大切なこと

代表の林からの「今、大切にしていることは何か?」という質問に、石井さんは直ぐに「社員の成長を見ること」「自分の子ども」と答えました。前者については、日々の仕事の小さなところ…例えば、以前よりも取引先とのやり取りが上手くなり、そのことで仕事の話がまとまったことなど…を積み重ねていき、少しずつ本人が学び伸びていくのを見るのが楽しいとのこと。後者については、奥様のおかげで成長したのだと思っていると少しはにかみながらお話いただき、良き父親としての一面を垣間見ることができました。

■汗まみれ、泥まみれ、人まみれ

社員さんの成長に関する話題の中で、以前石井さんの元で働いていた障がいを持った男性の話が出てきました。大きな企業では法定雇用率[2]が定められており、特例子会社という形で雇用率を満たすこともありますが、石井さんはあえて汗まみれ、泥まみれ、人まみれの環境を作ったとのこと。

チームで作業をする際に彼が加わることで、そこに生まれるコミュニケーションは非常に丁寧なものになり、結果として安全確認や指示・説明をするためのスキルアップにも繋がる。1人1人が持っている良さを合わせることで仕事を完結することができる。個性を認めることによって、良いところをお互いに引き出しあうことができる。石井さんはそのように言います。

4

時に面白おかしく、時に真面目に、日々の業務から人との関わり方まで幅広くお話して下さった石井さん。隣に座っていた杉原さんも様々な場面で頷いており、会社内の風通しの良さを感じることができたように思います。石井さん、杉原さん、楽しい時間をありがとうございました!

 

次回のゲストは、株式会社「心」の足立裕志社長。斬新な手法で様々な企業支援を行い、多くのメディアに出演されている方です。どんなお話が聞けるのでしょう?楽しみです!

 

(文責:れっきー)

 


[1]「信頼」と「ネットワーク」で結ばれる豊かな市民生活の実現を目標に、本業・その他の活動を通じ、地域貢献の視点で雇用や環境などの事業活動に取り組んでいる事業や事業体を、一定の基準(地域志向CSRマネジメント・システム規格)のもとに「横浜型地域貢献企業」として認定し、その成長・発展を支援する事業。
[2]従業員50人以上の民間企業では2.0%以上の割合で障がい者を雇用する義務がある(平成25年10月現在)

【活動報告】「第8回プロのお話を美味しくゆる~く聞く会」を開催しました。

 本日のゲストは、オフィスサンエス安中社会保険労務士事務所代表の安中繁さん。女性社労士の視点から「働く」に関する諸問題を扱い、事業主のよき相談相手としてご活躍されている方です。

有吉さんと安中さん参加者は、利用者4名、ソーケン有吉社長、B4S林代表、スタッフ6名の総勢12名。メニューは皿うどん、ピーマンとみょうがの肉味噌煮、野菜サラダ、スイートポテトサラダ、みょうがの卵とじスープ。今日も豪華な食事が並びました。

美味しい料理を楽しみながら会話がスタート。自己紹介と共に「人生の最後に何を食べたいか」をテーマにそれぞれ発表をしたのですが、「ドリアン」という答えには賛否両論が巻き起こり大いに盛り上がりました。

料理

皿うどんは長崎県の郷土料理

■週4日正社員制度

安中さんの事務所では週4日正社員制度を導入しているそうです。働き方が多様化している今の世の中、自らモデルケースとなることで制度のメリットを提示し、経営者の方々の制度導入・運用のお手伝いをなさっているとのこと。

「収益はどうなるのか?ワークライフバランスは?」

参加者から疑問が飛び出しましたが、業種にもよるが収益は上がると思うと安中さんは言います。リフレッシュすることで仕事を頑張ろうという気持ちになることや、休みを使って知識や情報をインプットすることで自らを豊かにするための時間を持てることがその理由だそうです。そんなことがあり得るのか…と思ってしまいそうですが、安中さんから溢れるバイタリティーを目の当たりにすると納得の一言!

■大変なことも…

本来であれば、企業とそこで働く人は一体のもの。企業が良くなるためのアドバイスは働く人にとっても良いものである、という一致が生まれることになるが、調節に苦労することもある。捻じ曲がった主義主張、利己的な発想による言い分をぶつけられることもある。安中さんはそのように語ります。

時には一緒に働いている同僚の方が涙ぐんでしまうぐらいハードな案件もあるそうですが、企業の健全な発達のために寄与することが社労士の仕事!と日々の仕事に向き合っているとのこと。プロフェッショナルならではの言葉の重みや意志の強さを感じます。

■仕事のやりがい

業務内容も大変だけれども、なるのも大変なのが社労士。昨今の社会保険労務士試験の合格率が概ね7.0%台で推移していることから分かるように取得が非常に難しい資格であり、安中さん自身も受験にあたって人生で1番勉強したのではないかと言います。そんな話をしていると、「社労士になって良かったことは?」と利用者から質問が。安中さんは笑顔でこう答えました。

「何かで困っている人のために働いてお金をもらえる。こんなに良いことはない。誰かの役に立つのがこんなに面白いのか、と社労士をやってみて思う」

これには思わずウンウンと頷くばかり。人と接することの多い社労士の業務ですが、安中さんの人柄が表れているこの言葉を聞いて、安中さんの仕事に対する真摯な考えを改めて知ることができました。

 

真面目な話をしつつ合間にユーモア溢れる話題もあり、最後まで盛り上がりを見せながらも惜しまれつつ会が終わりました。楽しくて時間が過ぎるのがあっという間に感じられましたが、参加者が「働く」を改めて考える良いきっかけになったのではないでしょうか。

安中さん、ありがとうございました。

 

次回のゲストは、石井造園株式会社の石井直樹社長。「横浜型地域貢献企業」に認定されており、地域社会との繋がりを大切になさっています。どんなお話しが聞けるのか、とても楽しみです!

 

(文責:れっきー)

【活動報告】「第7回プロのお話を美味しくゆる~く聞く会」を開催しました。

本日のゲストは、お得生活応援サイト「チャンスイット」や最強ポイントサイト「GetMoney!」などのサイトを運営する会社「インフォニア株式会社」代表取締役社長の山口義徳さんと、広報の佐藤志穂さん。

山口さんは、前職の会社が倒産しハローワークから紹介で入った現在の会社で、入社3年8カ月で社長になったという驚異的な経歴の持ち主です。
社会人歴5年目の佐藤さんは、柔らかい物腰の中にも芯の強さを感じさせる女性で、部下からの視点を語るために一緒に来てくれました。

 

有吉社長とゲストのみなさん

有吉社長とゲストのみなさん

今日は林代表が不在のもと、利用者3名、ソーケン有吉社長、スタッフ3名の9名が参加しました。メニューは、前回に引き続き宮田農場からいただいた新鮮野菜を使った、小松菜と豚肉の炒め物、サラダ、みそ汁と、ヘルシーなお料理が並びました。デザートには、有吉社長差し入れのパステルのプリンやゼリーと、今日も豪華な食事となりました。

 

シャキシャキの小松菜が大好評でした

シャキシャキでアクの無い小松菜が大好評でした

 

パステルの豪華なプリン!

パステルの豪華なプリン!

■学歴なんかなんぼのもんじゃい

大阪の活気ある町で成長した山口さんは、小さい頃から負けず嫌いで、「学歴なんかなんぼのもんじゃい!」「ビッグになってやる!」と思っていました。でも、若い頃は仕事に本気になれなかったそう。結婚したいから自立したい、自立したいから就職したい、と就職の道を選んだものの、仕事中にデパートの屋上で昼寝をしていたり、毎晩ゲームをしたりと、プライベート重視の日々・・・。

そんな山口さんに「スイッチ」が入ったのは結婚をしてから。守るものができたことで、社会とのつながりを感じ、誰かのために働こうと思うと強くなれ、どんどん仕事にのめり込んで行きました。自分のために働くのは踏ん張れない、人に頼られると嬉しいし、頼られる事が有り難いと思うから更に頑張ろうと思えるんだと語ります。

■やったことのないことにチャレンジしたい

現在41歳の山口さんですが、人生はまだ半分残っていると思うと楽しみで仕方が無いと言います。

「やってしまった失敗は年月とともに小さくなるが、やらなかった後悔はどんどん大きくなる」

これまでも色んなことを経験してきましたが、年齢とともにこの言葉を実感し、経験していないことがまだたくさんあるのでチャレンジしてみたいと、熱い語りは続きます。
何の才能が無いと思っても「やったろう!」と思った気持ちが強く、今までも色んなことに挑戦してきました。何かに挑戦するということは、周囲の協力を必要とすることが多いものですが、周りを見方にしたかったらまずは自分が自分の見方をしてあげないといけない、と言います。

色んな経験を重ねたことで、人の痛みをわかり言ってあげることができるようになったし、自分が経験したことは人にも伝わりやすい、失敗してもそれは他の人にとっての予防策になりプラスになると、前向きな言葉がたくさん飛び出てきます。

若いということはまだ知らないことが多いので、これから体験することは恐らく初めてのことばかりになるだろうが、全て楽しい体験になるはず。「やってみるとおもしろいで〜」と、高校生の参加者に対して熱いエールを送ってくれました。

■3人のメンターを持て!

「メンター」とは、相談できる年長の人のこと。
仕事・プライベート・趣味など内容毎にそれぞれに相談したり、同じ悩みを3人に相談したりと、相談の仕方は人それぞれですが、相談するといいことがたくさんあると、山口さんはとにかく何でもすぐに相談することを勧めます。

たくさんの経験をして41歳になった今でも、41年の自分の人生の学びには限界があるため、年長者に相談することでより深い回答が返ってくるのだそうです。同じ内容を3人それぞれに相談しても、3人とも違う答えが返って来ることもあるし、3人とも同じ答えが返ってくることもある。どちらにしても、困ったときの指針になり、人生が生きやすくなるので、自分が困っていることは恥ずかしいかなと思う事も腹を割って相談することが大事だと訴えます。

■働くときは「俳優」になったつもりで

どんな仕事でも、どんな人でも、上司から怒られて落ち込むことはあります。
山口さんは、仕事のときは演じた方がいいし、ご自身も「社長」という役を演じていると言います。

例えば、ディズニーランドのキャストに聞くと、ゴミを拾っているのではなく「夢を拾っている」と答えるそうです。これは、キャスト達がディズニーランドという魔法の国の魔法使いを演じているからこそ。仕事においてはプライベートの素の自分である必要はありません。怒られる=人格否定ではない、仕事上の役割において注意を受けているだけなので、傷つく必要はないんだと、部下にも言って聞かせています。

そして、常に高い志を持ってがむしゃらになるのではなく、継続的に「人より少し上」を目指す方が着実に成長するのだそうです。そして、周りの誰が信じなくても最後まで自分は自分を信じること、あきらめなければ負けたことにはならない、という山口さんの言葉は重みがあります。

 

お話は尽きません

お話は尽きません

この他にも、たくさんのお話で盛り上がり、山口さんの浪花節が炸裂しました。
会話の合間に見られる山口さんと佐藤さんの掛け合いからも、お二人が上司と部下としてお互いを尊重し合った信頼関係があることが垣間見えました。
山口さん、佐藤さん、楽しい時間をありがとうございました!

次回は、社会保険労務士(企業から就業規則等の相談を受ける)の安中 繁さんという女性の方です!
また楽しいお話が聞けそうで楽しみです。

(文責:くめこ)

【活動報告】「第6回プロのお話を美味しくゆる~く聞く会」を開催しました。

第6回を迎える今回のゲストは、働く全ての人が働きがいを感じられる社会の実現を目指す「株式会社カイラボ」の代表を務める井上洋市朗さん。

 

井上さんは、大学卒業後、大手のコンサルティング会社へ入所するも、自分がやっているコンサルタントの仕事が「誰のためになっているのだろう」と疑問を抱き、数年で退職。

その後、商社の営業職、社会起業大学の事務局を経て、2012年3月に株式会社カイラボを設立されました。

第6回 プロの話を聞く会_001 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日の参加者は、利用者3名、ソーケン有吉社長、B4S林代表、スタッフ3名の8名でした。この日のメニューは利用者のA君が代表のためにどうしても作りたかったと言うハヤシライスと、群馬の宮田農場様からいただいた新鮮な野菜を使った、ピーマンの肉詰めやマカロニサラダ。そして、デザートにはボランティアのBさんからいただいた三浦のスイカ(マダーボール)と豪華な食事になりました。

第6回 プロの話を聞く会_004

今日のメニューはハヤシライス

第6回 プロの話を聞く会_002

マダーボール

 

第6回 プロの話を聞く会_003

 

 

■過去の経験に無駄はない!

井上さんは、学生時代には陸上部に所属し、新卒時代も仕事がきつくても走ることはずっと続けてきたそうです。新卒時代にもほとんど休みなく働き、何にでも真剣に取り組むことができたのは、継続して走り続けてきたことから学んだ結果だと思います。

また、中学・高校と勉強してきたことについても、社会に役に立つものばかりとは限りませんが、勉強してきたことで就職先の幅が広がることは間違いないでしょう。少なくとも勉強をしないよりも、勉強をしたほうが一般的には将来のリスクは減ります。

大学時代に経験した多くのアルバイトで身に付けたサービスのノウハウや、卒業後の転職経験など全ての経験が、現在の会社設立に繋がっていると思うし、これまでに経験してきたことに無駄なことはないと思いますよとのお話は非常に印象的でした。

 

 ■これだけはやりたくない!

就職先を選ぶときに、自分がやりたい仕事、好きな仕事で決めることが理想的ですが、「これだけはやりたくない!」という仕事を決めて探すことも一つの方法だと井上さんはおっしゃいます。そう考えることで、新卒で就職先を探すときだけではなく、転職の時でも選択の幅は間違いなく大きく広がります。また、「やりたくない仕事は選ばない」ことで、長く働き続けられる仕事を選ぶことができるのかもしれませんね。

 

失敗しても落ち込まない!

仕事で失敗して落ち込むことがあります。しかし、周りの人は自分が思うほど気にしてないことも多いのです。特に、新人時代の失敗は、「やっと失敗してくれたか!」と思う人もいるくらい。失敗をしない新人って言うのも可愛くないし、最初のうちは失敗するのも当然です。失敗してもそれを乗り越えることで、もっと大きく育ってほしいと思っている先輩や上司もいると思います。失敗をしたら何が悪かったのかを検証し、同じ過ちを繰り返さないことが大事ですね。と、失敗しても必要以上に落ち込む必要はないと井上さんは語ります。

 

気軽に話してくださる井上さんに、参加した利用者も自分が過去に失敗した経験を語りだすなど、自然に心を開くことができたようです。

井上さん、ありがとうございました。

 

さて、次回のゲストは・・・・

ポータルサイト「チャンスイット」や最強ポイントサイト「Get Money!」などのサイトを運営する会社「インフォニア株式会社」代表取締役社長の山口さんです。

どんなお話が聞けるか楽しみですね!!

 

(文責:Matty)

寄付ページへ

私たちがしている事(初めての方はこちら)

最新のお知らせ
カテゴリ別
新着
月別

“必ず”あります。あなたにできること。

児童養護・NPO・社会貢献 各種講演依頼お申し込み

イベントカレンダーを見る

メディア紹介

出版物・レポート

メールマガジン
登録

代表 林恵子のブログ

facebookでもcheck

b4s twitter

ページトップへ