大阪の「黄金の兜の男」についてのニュースを扱った3月16日付け毎日新聞大阪本社版(朝刊)を入手した。
地元大阪で発見したためか、なんと第一面のトップ記事(・.・;)。もしかして、毎日のスクープだったのだろうか??
扱いも大きく、興味深かったので、東京本社版になかった続き(?)を引用してみる。
■■■
関係者によると、レンブラントを専門に研究する唯一の「レンブラント調査委員会」に評価を依頼できるレベルの作品が見つかること自体珍しいという。また、日本への流入経路は不明だが、チェックできず入ってきたとしても不思議ではないとしている。
黒江元主任研究官は「作品のモデルはレンブラントの兄。地塗りの方法が即席的でもあり、レンブラントや弟子たちが画架を並べて練習した作品ではないか。ベルリンの作品より今回見つかった作品の方が、陰影が強調され、よりレンブラント的に見える。レンブラント真作の可能性が大いにある」と話している。
■■■(3月16日朝刊「毎日新聞」大阪本社版)
この東京本社版でカットされた部分って、結構ミーハー心を刺激してくれる(笑)。もちろん、勉強にもなったし。美術ド素人はモデルがレンブラントのお兄さんだとは知らなかった(^^;;。まぁ、読み比べると、東京本社版の方がもう少し客観性を感じさせるように編集したという感じかな?
地元大阪で発見したためか、なんと第一面のトップ記事(・.・;)。もしかして、毎日のスクープだったのだろうか??
扱いも大きく、興味深かったので、東京本社版になかった続き(?)を引用してみる。
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関係者によると、レンブラントを専門に研究する唯一の「レンブラント調査委員会」に評価を依頼できるレベルの作品が見つかること自体珍しいという。また、日本への流入経路は不明だが、チェックできず入ってきたとしても不思議ではないとしている。
黒江元主任研究官は「作品のモデルはレンブラントの兄。地塗りの方法が即席的でもあり、レンブラントや弟子たちが画架を並べて練習した作品ではないか。ベルリンの作品より今回見つかった作品の方が、陰影が強調され、よりレンブラント的に見える。レンブラント真作の可能性が大いにある」と話している。
■■■(3月16日朝刊「毎日新聞」大阪本社版)
この東京本社版でカットされた部分って、結構ミーハー心を刺激してくれる(笑)。もちろん、勉強にもなったし。美術ド素人はモデルがレンブラントのお兄さんだとは知らなかった(^^;;。まぁ、読み比べると、東京本社版の方がもう少し客観性を感じさせるように編集したという感じかな?
特殊暗視カメラによる観察で、作品の下にキリストと見られる男の像が見つかったとか...。ペンティメント確認により、ますます真作に近づいたようですね。
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/photo02mainichiF20070321k0000m040163000c/
オランダには出さないようですから、本当に早く公開していただきたいものです!
で、いづつやさん、実は...川村記念館のレンブラントはまだ見たことがないのですよ(汗)。平均点以上とお聞きしたからには、ぜひ川村へ足を伸ばさなければなりませんね(^^ゞ
新聞記事ではオランダの委員会に
持ち込むつもりはないとのことですが、
どうしてなんでしょう。
最近は入手経路によっては正規の
取引で買ったものでも以前の
所有者に戻さないといけない
といったニュースを懸念している
のでしょうか?
ちょっと気になるのですが、
レンブラントの文献には本人の
作としてこの絵に触れたものが
あるのでしょうか?
もしご存知でしたら教えて
ください。
(あ、ニュースのリンク先、
わたしの掲示板にも使わせて
もらいました。)
オランダに出さない理由としては、私も(ミステリー好きとして)めるがっぱさんのおっしゃる所有権問題もあるのかなぁと思ってしまいますね。特に戦争時には日本は独逸と連合してましたから...。いかにも入手ルートが不明というのは想像力をかき立てますよねぇ(^^;;
それから、ド素人なものでレンブラントに関する文献を調べていませんでした(汗)。「レンブラントのコレクション―自己成型への挑戦」(三元社・刊)の巻末には財産目録が載っているそうなので、こんど書店で黄金の兜が目録にあるかチェックしたいと思います。ニュースにあった画架を並べてというコメントの根拠はどこから来ているのでしょうか??
レンブラント調査委員会はいつ来日するのだろうか?などと、これからもニュースチェックは欠かせなくなりそうですね(^^;
昔買った図録(81年)には真筆論争で意見が分かれていると少し詳しく書かれてありましたが、00年版にはその論争にはふれず作風の説明だけしてます。
最新の宮下さんの画集(小学館)には載ってませんし、昨年ローマで買った本にもこれは出てません。Juneさん、この絵の情報をお持ちであれば教えてください。
不勉強なもので最近の研究がどうなっているのかわからないのですが、宮下先生の画集では「殆どの作品」となっているので、「全作品」ではないかもしれません。実はプラートの「荊冠のキリスト」も掲載されていなかったので、私も?だったのですよ。それとも、最近の研究で何かわかったのでしょうか?? 最近はどんどん新しい発見もありますし...。
ちなみに、CARAVAGGIO公式サイトとでも言うべき下記サイトにはプラド作品もリストアップされています。
http://www.caravaggio.rai.it/index_en.htm
イタリア政府がパトロンなので信用できるサイトだと思います。(以前、ゲストの桂田さんから紹介いただきました>感謝!)
さてこのレンブラントの報道に今週の「週刊朝日」が四ページにわたってかみついています。
まず、絵の「所蔵者」が異なる。
「所蔵者」とされた人は豊田商事に勤めており、絵画の趣味も財産もない、レンブラントを所蔵していたなどありえない、それどころか詐欺事件にかかわった過去もある!
本当の「所蔵者」の言い分ではもともとは長崎にやってくる船の貴賓室にかざされていたものとか。
毎日は紙面で記事の訂正をしていないーテレビコマーシャルのように「論争」しているのかな/笑。
Juneさんパルマの展覧会にはもう行かれましたか。
僕は版画展示室の写真展のほうが興味あったりしますね。
で、「週刊朝日」の記事の件を知りませんでした(・・;)。okiさん、貴重な情報をありがとうございました!さっそくチェックしてみますね。
それにしても、所有者は「大阪の社長」ではなかったのでしょうか?う~ん、よくわからない展開ですねぇ。私的には所有者よりも作品の方が気になるんですけど、その後どうなっているんでしょうね?公開しないのでしょうか??
さて、パルマ展は観てきましたよ♪とても興味深い内容でした。今、感想を書いている途中です(って、ボチボチとですが/汗)。okiさんはご覧になりましたか?
で、西美の写真展も面白そうですね!ロマネスクの勉強ができそうで、私もぜひ観たいと思っています。
「週刊朝日」はもう読まれましたよね、オランダに出さない理由もきちんと書いてありましたしね。
ところでいただいたパルマの展覧会チケット、雨だし今日行こうかと思ってひょいと見たら有効期間が7/13つまり昨日までーなんてこった!
これで今日はすべてを行う気力をなくして一日寝ていました、でこんな時間にネットしております/笑。
はい、読みましたよ~!>週刊朝日
新聞に出ていた所有者と実際の所有者が違うし、本当の入手ルートも興味深かったです。絵画流通の裏には色々ありそうですねぇ。
で、確かにオランダに出したら戻らなくなる可能性がありそうですよね(^^;。できたら、ぜひレンブラント委員会を招いて日本で調査を受けて欲しいです。でも真作だったら転売するのかな??(^^;;;
ところでokiさん、パルマ展のチケット、残念でしたね!招待チケットだと、たまに期間限定の場合があります。でも、パルマ展はとても見応えがある内容でしたので、ぜひご覧いただきたいところです。本当にお薦めできる展覧会ですよ!